紙の本
今でこそ楽しめる作品
2016/05/09 09:58
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投稿者:imikuto - この投稿者のレビュー一覧を見る
アリバイ崩しの秀作、というよりも
海外の『樽』などと並び、捜査小説の秀作だと思います。
どんでん返しや犯人当て、サプライズ・エンディングなどのミステリー性ではなく
捜査の過程を楽しみたい方には絶対にお薦めです。
個人的には、ミステリーの嗜好が広範囲に亘ってきた今だからこそ
味わいながら読める作品だと思っています。
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シンプルで読みやすいのは勿論、
サスペンスもしくは推理小説の入門として
最初に読むのに適してる小説だと思う。
今でこそまぁ、これといって面白いと
いうわけじゃないけれど最初に手に
とった作品で思いれがあったりする。
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theミステリー。
シンプルかつ難解な事件。
長くもないし、よみやすい。
題名も本編を読むと納得。
素晴らしい。
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推理小説すきなので、一気に読みました^^
交通機関の時刻をつないでいくことが”点と線”てこと
なのかなと思いましたん
個人的に”点と線”って電車なイメージがあるので
すごい気に入りました**
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サクサク読める推理小説。
犯人も、トリックも、動機も、全部思った通りだったけど、読みやすい文章の流れなど、全体的にすごいよかった。内容のおもしろさより文章の素晴らしさに目がいく作品。
結末がわかっても、もう一回読みたいと思わせる、松本清張さんは流石だと感じた。
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タイトルが気になり、読んでみました。(図書館レンタル)
マーケッターの目線で読んだ「点と線」はおもしろいものでした。いくつもの点(事実)を結んで、線(戦略)を引く行為がマーケティングそのものように思います。
--佐山とお時とはばらばらな二つの点でした。その点が相寄った状態になっていたのを見て、われわれは間違った線を引いて結んでしまったのです。--
三原紀一(事件)の場合、間違った線を引いたことに気が付いたことが解決となりますが、マーケティングは間違った線(戦略)を間違いだと認めることは課題露出になります。
自分もしくは他人が引いた線を間違いだと指摘し、正す行為は骨が折れます。大抵は既に引いた線に対して進み出しているからです。
それだけに正確な点(情報)をたくさん収集することが重要です。
確かな点を複数見えるようになると、星空の星座のように線を結ぶことが楽しくなります。
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とてもシンプルなミステリー。
レトリックがその本編の巧みさん見せ付けるような書かれ方がわかりやすくていい。
本編にもあったけど後味は悪かった。
玄海の荒々しい風景が物語の陰湿さを引き立てている、と思うのは、私が福岡にいたからかしら。
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初の松本清張作品。
九州・福岡にある香椎の地で男女の死体。心中事件と思われたこの情事死体であったが、実はその裏では××省汚職事件が隠されていた・・・。
シンプルで緻密な時刻表トリック。
大胆なトリックや、後半でのどんでん返しなどはないけれど、人物描写が素晴らしく、文章がとても読みやすい、面白い作品でした。
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わりとサクサクと読み進めていける作品。
アリバイを作る為電車ではなく飛行機を使って短時間で移動する。現代なら誰もが考えそうな事。
時代背景が古いので(S30年代)当時は飛行機がポピュラーな乗り物ではなかったのかも。
若干拍子抜け。
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私自身初めての松本清張作品。どんどんページをめくるペースがあがっていきました。ストーリーがしっかりしていて展開もなかなか読めず、でも最後はすとんと腑に落ちました。とてもおもしろかったです!
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空白の4分間の謎――
推理小説に新たなジャンルをうちたてた画期的名作。
本書は松本清張初の長編推理小説だそうである。
有栖川有栖氏の解説が素晴らしかった。
特に、「かつて嫌いだった」としつつも、
(それはエラリイ・クイーンの諸作品に見られる鮮やかなトリックと華麗なる推理に重きを置いていたから)
この作品の意義を語ってくれているところだ。
なるほど確かに本作の肝の二点、関係のない男女の情死、アリバイトリックについて、有栖川氏の言うとおり突っ込みどころは多々ある。
――それでも、当時の時代の「旅」を感じさせる文章、時刻表にまつわる何気ない随筆の描写、ラストの三原刑事の報告のリアリズムなど。
トラベル・ミステリーの祖に相応しい印象的な作品でした。
ミステリ :☆☆☆
ストーリー :☆☆☆☆
人物 :☆☆☆☆
文章 :☆☆☆☆
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初の松本清張作品。
とても丁寧に文章を書く人だと思った。
犯人は最初から出てくる人だとはよく聞くけれど
(ああ、こういう書き方もあるのか)
と思った。
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実は、この歳にして初めての松本清張。
ひょんなことから読むことになった。
そして、読んですぐに、もっと早く出会っていたらよかったなと、ちょっぴり後悔。それぐらい、面白かった。
感想は?と聞かれたら、「とても地味な小説」だと答えると思う。
でも、その地味というのは、派手ではないということ。
ものすごく精巧で緻密な地味。
ドキドキ感というものが、すごく安っぽく感じられるぐらい、ドキドキしないドキドキ感という世界を知りました。
おもしろい。
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時刻(数字)を使ったトリックなので読みにくいはずが、スムーズに読み進めてしまったのに驚きました。
文章自体も読みやすく、楽しめた作品です。
現代とは交通・通信手段が違うところは 微笑ましいところ。
「有」と「無」の証明は、現代の推理小説を読むときにも活かされそう。
日本語が綺麗なことも印象に残りました。
今さらながら初の松本清張作品でした。
次は「砂の器」を楽しみます(^^)
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前に読んだことあるが、思い立って購入して再読中。アガサクリスティはいろいろ、横溝正史もいくつか読んでるが松本清張はあまり読んでないなーと。汚職の絡んだ事件とか、昔も今も…。