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追悼・藤原ここあ先生
2015/08/23 11:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ベイスン - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤原ここあ先生の訃報に接し、本書を手に取りました。
「お嬢様と妖怪執事」
「山田」
「ストレイドール」
「私は」
以上の短編4作品167頁ほど。
ファンの方には叱られるかもしれないが、藤原先生は、決して絵の上手い方ではないように思うし、ストーリーが特別に面白いわけでもない。それなのに何かしら不思議な魅力があって、私は「dear」を10年近く繰り返し愛読しています。
藤原作品には悪人が出てこないし、残酷な場面がない。優しくて繊細なキャラクターたちの紡ぐ物語は仕事や勉強で疲れた読者の心をそっと鎮めてくれるようなところがあります。
今回読んだ短編4作も、そのような、まさしく藤原作品の原点と言える作品集でした。
特にラストを飾る「私は」という作品。少女と老店主の会話に深い余韻があり、この作品に出会えてとても良かったと思いました。
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
発売当時に読んだ時は、コメディが好きで山田や表題作が印象に残っていた気がする。
でも、10年以上してから読み返すと、特に今の自分には「私は」がとても響いた、いや沁みたといった表現のほうが合っているのかな。
大人になると、彼女とおじさまの感じる孤独のようなものにも馴染みがあって、このタイミングでまた読んでよかったなと思えた。
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藤原ここあさんが大好きなので、発売を楽しみにしていました。
相変わらずギャグが面白いです。
「私は」を初めて読んだ時、本屋さんで立ち読みしながらぼろぼろと大号泣いてしまいました。
全てがそっくりなわけではないけど、境遇や考え方にとても共感します。同じような経験がある人にとっては胸に来るものがあると思います。
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dear終了後の短編、藤原ここあ先生ならではの話がいっぱい詰まってます。
この方の描くギャグ漫画も良いけど、シリアス漫画も良かった☆
好みが分かれるかもしれませんが、ゆるいギャグが好きな方にはオススメです!!
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もー最高です。
藤原ここあの集大成。これからは、いかにして熟してゆくかが楽しみ。「わたしは」という作品がピカイチです。なかなか、こんな作品を書ける漫画家はいないと思う。
一見して、ロリとか萌えとか、そんな印象を与える絵柄ですが、ストーリーに込められた温かでやわらかく、のびやかな歌のような心地よさは、唯一無二。読むべし!
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笑いあり涙あり。まさにそれに尽きると思います。最後の「私は」、泣きました。
絵はかわいらしくてなかなか読みやすいです!タイトルにもなってる「お嬢様と妖怪執事」、個人的にはすごい好きでした。
読み終えて心があったかくなる。そんな漫画です。
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「山田」と「私は」のギャップに一瞬どうしようと思いました(笑
「私は」にはじんと来た。こういう経験ってありますよね。
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藤原ここあ先生の短編集です!\(´∀`*ノたたたた楽しいいいい!!
私、この方の短編大好きです(*ノノ)
DEARのレビューに引き続き、内容はちょっと女の子向けです。
病弱ツンシュン(ツンとした自分にシュンとしてしまう)お嬢様の登場するマンガは
ただいま連載中の「僕×SS」の元(?)になっているようです。
私は「山田」というギャグコメディが好きでした(´∀`*野郎ばっかり出て来ますがw
切ないお話あり、ファンタジーあり、現代あり、
色々な要素がぎゅっと込められた短編集だと思います。
是非お手に取ってみて下さいな♪
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買ってなかったなーと思って買ってみた。
ストレイドール4コマの方は見たことあるな、どこで見たんだろ。
「私は」とかすごくよかった!ものすごくよかった!!
けど思い返すと山田の方になんか塗り替えられてる。いやあれなんていうか……もう人間じゃないだろ……?(笑)
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・お嬢様と妖怪執事
タイトルまんま。病弱なお嬢様に尽くしまくる座敷わらしのお話
おにゃのこ可愛いな~v
・山田
自信のない先生を励ますナルな変態のお話
なんとも表現のしようが無いw
ノーマルがいいのは同意!
・STRAY DOLL
独占欲溢れる人形と人形使いのお話
まぁおにゃのこはしたたかだよね~
・「私は」
人とのかかわりに悩める女子高生のお話
うるっときちゃいました
短編集の中で一番好きです
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藤原ここあ氏の短編集。
『妖狐×僕』のベースとなったとされているお話収録。
『座敷童子』は大人バージョンもあるんだとちょっと勉強になったりならなかったり。
『山田』の オチはそこかい! とツッコミあり。
『ストレイドール』(人形使い)はちょっとしたギャグ要素アリで楽しかった。
『私は』は結構寂しいけれど、前向きなお話。
今はnetという媒体があるけれど、それ以前はこういう人沢山居たんじゃないかと思う。
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藤原ここあさんの作品では今までにないタイプの作品もあって新鮮でした。「山田」で爆笑し、「私は」で泣きました。
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「妖狐×僕」にハマったので、初期段階の「お嬢様と~」が読みたくなり購入。でもなんだかこちらは作品自体が中途半端な印象でイマイチでした。短篇集としてもジャンルがバラバラなものを集めてあって、統一感に欠けますし。絵はきれいですが、先にこちらを読んでいたら、作品として続けて読もうとは思わなかったかも…。
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藤原ここあ先生の短編集。
「お嬢様と妖怪執事」「山田」「ストレイドール」「私は」の4本立て。ギャグ要素の強い作品が多く感じました。(特に「山田」(笑))
この中で、全編通して一切笑いなしの「私は」という作品がだいすき。写真と自分と。読む度泣けます。友達との距離感とか本当の自分とか…考えたくなると読みたくなる作品です。
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「山田」がとても…素敵です(笑)
作者の新しい一面というか、広い引き出しの一部を見せてもらったような感じがしました。