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自殺だと思われていた女教師の死が実は殺人だったとの情報により、殺人罪の時効前日から動き出す警察での物語。呼ばれたのは当時不良であった3人組の一人。当時と現在のシーンの使い分けが面白い。なんだか自分の高校時代を思い出してしまうところもあり、引き込まれた作品。ラストのどんでん返しには驚き。ちゃんと伏線が回収されていくところは気持ちいい。
デビュー作をリメイクした作品とのことですが、最近の作風はちょっと違っていてこれもまたおもしろかった。
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横山秀夫は旦那さんがよく買うので借りてよく読む。
結構どんでん返し風(なんじゃそりゃ)
通勤にはぴったりですな。
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2009年05月 3/41
序盤は二つの事件の絡み具合が見えづらかったり、それぞれの登場人物の把握が大変だったりでのめりこみづらかった。
後半になるにつれて事件の全容が見え始め、一気におもしろくなる。
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15年前に高校でおきた教師の自殺事件が殺人事件だった。
時効まであと一日。
事件に絡んでると思われる当時不良高校生だった男が無理矢理警察に連れて行かれ事情聴取され、当時の様子を話し出す。
15年前の事件の関係者が1日で集められてしまい、これだけのことを一日で聴取し、推理し、、、ちょっと無理がある気がしますが…
設定が自分の世代に近いこともあり、
楽しめました。
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15年前に自殺として処理された女教師の死が、実は他殺だったという1本の電話が警察にかかってきた。
その電話があったのは時効成立の24時間前。
事件の犯人として名指しされていたのは殺された先生の教え子である高校生3人組み。
彼らは警察に呼ばれ、15年前に行った「ルパン作戦」の記憶をたどりながらストーリーは進みます。
残された時間が迫るなか、どんどん15年前の様子が明らかに…。
取調室の様子から、その供述と共に時間が15年前にさかのぼり、また取調室へと戻る。
ストーリーに多少なぞが残る所もありましたが、時間の動きが面白くて、読みきってしまいました。
不可解な行動を取る人物が沢山出てくるので、この人たちがどう事件に関わっているのか考えながら読むのも楽しかったです。
話の中身とは直接関係ないのですが、当たり前のように公衆電話やカセットテープが使われていて、時代の流れも感じながら読みました。
この小説は横山さんがデビュー前、「サントリー・ミステリー対象」の佳作に選ばれた作品で、15年経ってやっと出版となったそうです。
これが横山秀夫の原点か、そう思いながら読みました。
同じ時効を扱った『第三の時効』
という作品の方が私は好きなのですが、こちらも最後には少しほろっとさせられる展開が待っています。
読み始めたら、長さも気にならないこの作品、面白かったです。
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絶妙なバランスですね。3人の悪友、舞子、鮎美、溝呂木、署長、寺尾...と多彩な登場人物たちへの踏み込み方が、深すぎず浅すぎない抜群のバランス感覚で描かれていると思います。24時間という時間制限の不自然さも、逆に緊張感を盛り上げる演出として効果を上げています。事件やその背景のやるせなさにも関わらず読後には爽快感があり、改稿しているとはいえ処女作としてはかなりの出来映え。横山秀夫は3冊目ですが、カチカチのお堅い作品ばかりじゃなかったんですね。俄然読む気が湧いてきました。
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横山秀夫さんの初作で、父に薦められて読みました。
その時読んでいた「天使と悪魔」を中断して読み始めたのですが、
朝、電車の中で1項目を開いてから、乗り換えが何度あろうと読み続け(流石に講義中は閉じてましたが)、家に帰っても読んで・・・結局最後まで一気に読んでしまいました。
また、この人の別の作品も読んでみたいと思います。
それにしても「天使と悪魔」が一向に進まない・・・先が気にならない訳じゃないのにな。
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「ルパン大作戦」と「三億円事件」…
時効切れぎりぎりに少ない情報から事件を解決しようとする日本警察の頑張りに感嘆です。
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横山秀夫の初期のころの作品らし。
横山秀夫はトリックにきちんとしたつじつまがあるので読んでてすっきりするなあ、と思った。
でも、横山秀夫の本当の良さは、こういった純粋な推理物ではなくて、「動機」とか「半落ち」とか「クライマーズ・ハイ」とかの熱い男たちの綺麗ごとぬきのぶつかりあいとかなんだなあとも思った。
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15年前、自殺として処理されていた事件が、時効前日にタレこみから
殺人事件と疑われることになり、捜査が開始される。
関係者の洗い出し、確保だけでも大変なところへ、
事件のあった同日に時効を迎えた、三億円強盗事件も絡んできて・・・・
時効まで24時間という切迫感の描写が、もうちょっと最初から
あった方が、緊迫感が出てぐいぐい読める気がしますが、
まぁ、処女作にしては、よく出来てると思います。
まとまるべきところにまとまってる感じで、落ち着いて読めます。
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最後に向かって収束していく様が見事。
どんでん返しは若干読める部分もあるが(あの人物を放置して物語が終わるとは到底思えなかった)そこまで気にならなかった。
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図書館。
面白かった!
デビュー作ということで荒削りな感じだけど、
勢いがあって楽しく読めましたです。
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十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか
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15年前の女性教師の自殺事件が実は殺人だった。高校生たちの友情と試験の問題を盗む計画に3億円事件が絡んできて、大きな展開を見せる。
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7月半ば ぜんぜん最近のねちっこいのよりこの頃のほうがすきなのかも。軽やかで、時代背景があって、そこに物語がある、どこか青春の香りも感じるミステリだった。