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テンポが良く一気に読めた。戦後最大の事件『三億円強奪事件』と絡められた事で若干先は読めてしまったが、謎解きをしながら読み進めるのがまるで朗読を聞いているかの心地よさでもあった。様々な人物が入り交じるので誰が誰だか時折分からなくなる(苦笑)15年前の事をそこまで詳細に覚えているだろうか?とか突っ込みを入れたくなる部分は多少あったが、電車で読んだら絶対乗り過ごしそうだ。
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十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。
警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。
当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が
校舎内に忍び込んでいた。
捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、
戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。
時効まで二十四時間、事件は解明できるのか…
文句なしの五つ★です
最後の展開は圧巻です はは~んこう来ますか… って感じ
そして事件が終わった後に…
おススメの一冊です
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2009/11/8完了
借りて読んだ。
いったん捜査が終わったとなる手前で、ちょっとウルっときて、
まだ終わってない!! となったところで、どきどきした。
小説読みながらどきどきして、ページを早くめくらなきゃ、と思ったのは久しぶり。
でも、大半を占める過去の話のところは、ノスタルジーな空気が感じられたりして、また違う小説のようで、おもしろかった。
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面白かった!読んだのは、今更感があるけど。。
400ページ超えてからも話しがひっくり返ったりして全然飽きない!
もっと前に読んでおけば良かったな〜。
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いやぁ~引き込まれました。
前半はテンポがゆっくりでこのままで話は終わるのだろうか?と途中で思ってしまいました。後半はテンポがはやくなります。
すこし強引さがありますがとても楽しめました。
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横山秀夫デビュー作。
面白いなぁ。これをデビューで書いたというのがすごい。
ラスト30ページが駆け足なのがもったいないというか潔いというか、さすがだなぁ。
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内容(「BOOK」データベースより)
十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか。
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この人の作品を片っ端から読んでます。
横山さん=高校生の話ってのがなんとなく違和感。
今まで読んだ、重くずっしりした感じの方がすきかなぁ。
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なかなか。
処女作でここまで書けるのはさすがかな?
三億円事件まででてきたのはびっくり。
内容(「BOOK」データベースより)
「昭和」という時代が匂い立つ社会派ミステリーの傑作!平成2年12月、警視庁にもたらされた一本のタレ込み情報。
15年前に自殺として処理された女性教師の墜落死は、実は殺人事件だった
―しかも犯人は、教え子の男子高校生3人だという。
時効まで24時間。事件解明に総力を挙げる捜査陣は、女性教師の死と絡み合う15年前の「ルパン作戦」に遡っていく。
「ルパン作戦」―3人のツッパリ高校生が決行した破天荒な期末テスト奪取計画には、時を超えた驚愕の結末が待っていた…。昭和の日本を震撼させた「三億円事件」までをも取り込んだ複眼的ミステリーは、まさに横山秀夫の原点。
人気絶頂の著者がデビュー前に書いた“幻の処女作”が、15年の時を経て、ついにベールを脱いだ。
第9回サントリーミステリー大賞佳作。
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筆者のデビュー作を、
後の改訂版を出すごとの加筆修正で何とか磨いていったようなのだが、
大本の内容それ自体の質まで変えることはできなかったのだろう。
あとがきにて、筆者が「この作品で推理小説の道が途絶えた」というようなことを言っていた。
納得。
正直、今の筆者の作品と比較するとレベルの差は歴然としている。
でも、今思えば推理小説の道が絶えた方が良かったみたいだね。
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全幅の信頼を置く作家さんの、デビュー作であることを読了後に知った。
まったく気づかずに読み終えた。
読み終わって胸が痛くなっていた。
どんな作者さんであっても第一作は格別。
読者であるこちら側から、ぎりぎりと力を溜めて大きく向こう側へと飛翔する、
その想いや気負いのきらきらが、手のひらに残るような気持ちにさせられる。
半落ちやクライマーズハイなど、重厚なエンターテインメントを生み出す、
その才能は確かにここに存在している。
最初は高校生のたわいないイタズラに端を発する、取調室の攻防に終止するはずだと
勝手に思い込んでいた。
若さにかまけた怠惰な3人組の、退屈を紛らわすだけのイタズラ。
15年の時効を目前に、3人の現実は苛酷だ。
つつましやかな幸せを享受するサラリーマン・喜多の、いじらしい秘密。
不敵でせせこましい地上げ屋になった竜見の、軽薄な日常。
世を捨てた橘の、薄幸な沈黙。
この3人組を柱に進むと思われたストーリーが大きく展開する。
当時の事務員が、死亡した女教師が、自殺した仲間が、校長が、
もう一人の女教師が、当時の恋人が。
15年という時を飛び越えて溢れるように現れる登場人物たちは、
あるものは華麗に、あるものは老いさばらえ、あるものは不敵に、
物語にとびこんでくる。
篝火にとびこむ夏の虫の乱舞のような、最後の展開は圧巻だ。
そうして最後に残った、いじましいふたつのココロ。
重厚な物語にいつでも、美しくも愚かしい人間を浮かび上がらせる横山氏の才は、
最初からここまで輝いている。
処女作の青さも乱暴さもなく、凛とした作品に、思わず脱帽。
ちなみにサンオクさんの金庫のくだりは・・作品の肝であるけれど、
若干疑問が。板金が得意だから・・??
でも、それでもこの作品への評価は落ちず。
このあとの作品群と比べたときに、この時点でここまでこの作者の
スタイルが完成されていたことに、震えがくるほど感動したので。
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これが処女作なんて
天才ですね。
引き込まれました。
伏線の引き方が上手い
後半のテンポアッブで
寝不足です。
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横山秀夫は警察小説の短編ものが素晴らしい出来だが、長編や警察以外のテーマは個人的にはあまり食指が動かなかったが…これは★5つ。散らばった伏線が綺麗に回収されていくさまは見事。加筆修正したとはいえ、埋もれたデビュー作とは思えない出来。
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15年前、高校近くにあったルパンと言う喫茶店とそのマスター。いつも3人で授業をサボり、お店に顔を出す男子高校生。麻雀仲間のもう1人の男子高校生と妹。女性教師。3億円事件と殺人事件。15年が経ち、突然メンバーが事情聴取された。時効と言うギリギリ感あるキーワードで展開するミステリー。追いつめる刑事。追いつめられる犯人。時効の行方、そして15年の間、登場人物それぞれの人生とは・・・ちょっと切ないラスト。よくできた作品です。
ええと。余談ですが。刑事ものを書くミステリー作家さんって、いつか本物の刑事になるんじゃないか?あれ、ひょっとして陰で公務員試験受けてるんじゃない?って思うのは私だけでしょうかね。
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後半から一気に加速。のめり込み間違いなし。
事件が収束していくあたりは、ページめくる手が
どうにも止まらなくなったっす。
ただ、最後チョット欲張りすぎじゃね?