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秋葉原の後の八王子の事件、身近でありショックだった。
片田さんの分析だと、ああいった無差別(大量)殺人と言うのは、
起こるべくして起こっているとも言えるのか?
もうひとつ、
男って、だらしない。しゃんとしろ。
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非常に読み易かった。個人的に一番驚き問題だと感じたのは、内科や外科など他科の医師が精神医学の知識を十分に持たないまま「心療内科」に多数参入しているという実態。
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特に目新しい情報は得られなかったけど、成熟拒否社会、被愛妄想、自己投影、他責的であるという共通点など読んでためになった部分も多くある。
秋葉原事件なども取り扱っている比較的新しい本です。
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特定個人に恨みを持った犯罪者は特定個人を攻撃するが、社会に恨みをもった犯罪者は社会を攻撃する。そういう意味では「無差別」ではない。
分析の元になっている情報が新聞や雑誌記事。
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実はこの本を読んで 無差別殺人の心理とかではなく殺人に占める男性の割合連続殺人に占める男性の割合無差別殺人に占める男性の割合にびっくりしました殺すのは 男なんだと。
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秋葉原、池袋、池田小学校、コンバロン大学などで起きた
無差別大量殺人事件の犯人の、犯行までの精神を分析。
「他責的傾向」という言葉がポイント。
現代には被告人等の様な事件を起こすまでの
6つの要因を満たす者は少なくない。
ではなぜ彼らは殺人鬼となったのか。
なぜ多くの人は殺人を犯さないか。
ある人が「人を殺すには才能がいる」と言っていた。
いくら殺人鬼になる要因を持っていたとしても、本人に殺しの才能がなければ、犯行に及ぶことなど到底無理なのだ、と。
殺人鬼たちを支持する人間は、その才能に惹かれているのだろうか。
無茶苦茶な見解だと思うが、一理あるのかもしれないなあ。
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とてもわかりやすく、興味深かった。無差別殺人が起こる要因6つに照らし合わせて過去の事例を分析し、防ぐ方法はないのか?と考える。全てを犯人だけのせいにするにはやるせなく、外部に原因を押しつけられるほどかわいそうだなんて思っちゃいけない。認知行動の心理学をやってたから、精神分析ってこんな感じなんだーと勉強になった。
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アメリカの犯罪学者レヴィンとフォックスが「大量殺人の心理・社会的分析」の中で、挙げた大量殺人を引き起こす6つの要因
(A)素因
1、長期間にわたる欲求不満
2、他責的傾向
(B)促進要因
3、破滅的な喪失
4、外部のきっかけ
(C)容易にする要因
5、社会的・心理的な孤立
6、大量破壊のための武器の入手
を国内・国外の6つの事例にあてはめて検討し、こうした惨劇を繰り返さないために何ができるのか思考した本。
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各犯罪者の生育歴等について、かなり詳細に記述されていて、彼らがどのように壊れていったのかがよくわかった。また、同一の理論を用いて分析していたので、参考になった。一方で、根拠が不明確なまま断定している記述があり、せっかくだからそこまでしっかり言及してほしかったと思う。後、経験から結論付けた箇所は、詳しく言及してほしい。
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秋葉原の事件は記憶に新しい。メディアではいろいろと騒がれていたが、私自身は犯人についての情報を追いかけることはしなかった。被害者の心情を考えるといたたまれないが、犯人に対して何ら興味がわかなかった。今回、たまたま手にした本書で、ある程度の犯人像を知ることができた。さらに、池田小事件、池袋や下関の通り魔、さらにはアメリカのコロンバイン高校、ヴァージニア工科大学などでの大量殺人。若干の違いはあるものの、犯人に共通するのは自己愛が非常に強い。何事も他人や社会のせいにする。成熟拒否。何らかの対象喪失がきっかけとなって行動に出ている。それぞれ、家庭に問題があったことは明らかである。いずれこのような重大事件を犯すであろうと、近くの人々はうすうす感じていたはずだ。にもかかわらず、誰も止めることはできなかった。共同体の不在。身近で相談にのる相手がいない。学校は、教師は、地域は何の力にもなれなかったのだろうか。そして、精神科医である著者もこういう事件が起こるたびに無力感を感じるという。本書の最後に「わが子を殺戮者にしないためにやってはいけない十か条」が載っている。どれもこれも、私自身以前から言い続けている、子育ての基本ばかりだ。図書館で見つけて借りて読みました。
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「秋葉原無差別殺傷事件」の加藤智大
「池袋通り魔殺人事件」の造田博
「下関通り魔殺人事件」の上部康明
「大阪教育大池田小事件」の宅間守
「コロンバイン高校銃乱射事件」のエリック・ハリスとディラン・クリーボルト
「ヴァージニア工科大銃乱射事件」のチョ・スンヒ
「津山三十人殺し」都井睦雄
彼らを凶行に走らせたのは何か?
最後の一線を超えたきっかけとは?
増える「誰でもよかった」という大量殺人者の精神構造とは?
人物のおいたちから精神構造までを分析しつつ分析したリポート
全て他者のせいにして内なる悪を否定する精神構造とは?
読んでいて恐ろしくなるのは
もしかしたら「人は誰にでも大量殺人者にな可能性があるのかも」という恐ろしさ。
うつ、、SSRI、いじめ、親の過干渉、親の無関心…
人の精神は複雑で深い
でも、誰でも誰かに愛されたいと思っている
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近しい人が秋葉原無差別殺人の頃アキバによく行っていて、その日も行く予定だったらしく、ぞっとした。
先日起きた川崎での事件を思って図書館で借りて読んだのだけれど、納得できる部分も多くあった。
犯人が悪いのはもちろんなんだけど、犯人"だけ"が悪いわけでは、やはりないよなあ。人間は周りの環境で育っていく、ということを痛感した。被害者も加害者も、加害者の家族も、どちらのことも思ってやるせなくなった。
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「拡大殺人」この本を読んで初めて知ったフレーズ。
無差別殺人をした人間は他者を巻き込んで自殺しているのである。
殺された人間、その家族にとってはたまったものではないが。
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無差別大量殺人は拡大自殺は腑に落ちる。
母性と父性の必要性についてはジェンダー的観点から新たな親性の創出が急務と感じた。