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雑学エッセイとして読むべし。
とっても面白い(しょうもない判例がいろいろ出てくるので,そういう意味で)
あまりにしょうもない判例がたくさん出てきて,なんというか,裁判官に偏見を抱きそうだ(というか,既に持っていたステレオタイプが強化されたと言う方が正しいが)。
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日本の刑事裁判では、世間の常識から外れたとんでもない判決が出ることがある。それを著者は「バカタレ判決」と呼び、笑い飛ばす。
しかし、著者は笑うだけでは済まさない。判例文を丹念に読み、該当する法令を参考にすることで、日本の司法と刑法のお粗末さを浮かびあげる。
日本の刑法は被害者ではなく、加害者を守ること目的であることがよくわかる。
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「裁判官に気をつけろ!」3
著者 日垣隆
出版 文藝春秋
p75より引用
“結果としては、ニュースを聞いているほうも、
伝えているほうも、
「良かったね」と安堵できるというのは
決して嫌なものではありません。”
ジャーナリストである著者による、
裁判や法律に関するおかしな点を記した一冊。
裁判員制度についてから賭博に関してまで、
時に鋭く時にユーモラスな語り口で書かれています。
上記の引用は、
とある強盗事件についての一文。
いつも事件が穏やかに解決してくれればいいのですが、
ニュースで見ると穏やかに収まる事は少ないようです。
一番良いのは事件が起こる前に、
実行しようとした人が思い直してくれる事だとは思いますが。
強く伝えたい所が太字にしてくれてあるので、
わかりやすく読みやすい一冊です。
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こんなに笑わされた、ホラーは初めて。
我が国の司法制度がこれほどに時代錯誤であること、またそれを支える法曹が如何に浮き世離れしているかということ、どれをとってもゾッとさせられた。
ただ、週刊誌の連載がもとになっているため、それぞれの章があっさりしているのが勿体ない。
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ちょっと日本の裁判おかしいんじゃない、っという本。中心的に取り上げられているのは強制猥褻とか、性的暴行に対する判決。本当に書いてある事例など読むと、信じがたいことが事件が起き、それに対して信じがたいゆる~い判決、加害した男にやさしく被害者を二重に踏みにじるような判決が下ってる。
そもそも裁判官の考え方がおかしいのかもしれないけど、法律に照らすととか、判例がとかいうのが言い訳として通用してしまっているんだろう。法律を現代に合わせて改めるとか、前例によらずに真っ当な判断ができるようになってもらいたい。