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鉄道路線サバイバル 21世紀に躍進する沿線はどこだ!? みんなのレビュー
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紙の本
なんだかな~
2010/01/02 22:52
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投稿者:himagine - この投稿者のレビュー一覧を見る
鉄道関係の著作はしばしば、著者が鉄道オタク過ぎて偏った見解ばかりで、おまけに大体が文章に難点があるため、途中で投げ出したくなるものが多い。その中で、この著者の『大手私鉄比較探見』(関東編・関西編)を読み、しっかりした視点を持ち、読み応えのある文章が書ける新たな鉄道アナリストが登場した、と感心したものだった。
それだけにこの本には正直、ガッカリ。なんだかな~、どうして?というのが最初の読後感だった。経済性を判断基準の柱に据えるのはいいのだか、その結果、事業者寄りの見解ばかりになって、新たな提案は席間距離を縮めたクロスシート車による着席率向上策程度でしかない。筆者自身、あとがきで「私の発想が事業者寄りだという人がいるかもしれない」と書いているが、税込み1680円は高すぎ、読んだ損した、というのが全体の感想だ。
アメリカのバスが完全に止まる以前にドアを開け、急ぐ客は自己責任で降りる例を紹介しながら、「本来はバスを衝突させない限り、車内事故は乗客の自己責任だ」と書いている。ルールを無視する乗客の多さに苛立ってのことだろうが、極論というより暴論というほかない。歯に衣着せぬモノ言いと暴論は違うはずだ。
改行の多い文章も気になった。1行ごとに改行されていて、詩のような体裁になっている個所があちらこちらにあり、気になった。書価を引き上げるため、ページ数を稼いでいるわけではないと思うが。
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