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09/07/17
12月に本人からサインをいただいた。
サインは『生物と無生物のあいだ』に次いで二冊目。
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5/17 NHKスタジオパーク出演
今後もメディア露出あり
http://fukuoka-hakase.cocolog-nifty.com/blog/
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「いつもの福岡節」という安定感。
いつものごとく、ややロマンティック過ぎる文体が鼻につくけど、サービス精神が旺盛ゆえに文章へのスパイスを足し込みすぎてしまうくらいに考えれば、そう気にならなくなってくる。
ただ、いつものごとく、永久保存級の面白さではない。この人に限っては、星4つがマックスの評価。
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これもおもしろかった!
分ければ分けるほど、近づけば近づくほど、わからなくなることってあるよね。
わたしも分解能や解像度とすごい関係のある業界にいるので、こういう話は気になる。
さらにこういうことって日常生活の中でも普通にいえることだよな。おもしろかった。
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動的平衡にある生物を、空間的にまた時間的に分けても本当のところはわからない、という話。マップラバー・マップヘイターのくだりが興味深かった。
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やっぱり福岡さんは最高におもしろい!!!!
なんてゆっても読みやすい!最初から最後まで、枝道にまで話がリンクしてる。
あの枝道はこの本筋につながるのかって気づいた瞬間、感動です。
おもしろくて一気に読んでしまいました!!
スペクターさんの心情を察するとなんだかものすごく考えさせられます。
今いったいどこで何をしてるんでしょう。。。
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2009/8/22 Amazonより届く
2010/6/20~6/22
生命における部分と全体を巧みな比喩で展開する。相変わらず理系の人とは思えないリリカルでファンタジックな文章。複線も巧みで、まるで上質のミステリを読んでいるようだ。学会の一大スキャンダルを題材に研究に憑かれた人々の狂騒をもおとぎ話のように聞かせてみせる。カラバッジョの絵画から始まり、エピローグで再びそこへ戻る(これは「生物と無生物のあいだ」でもあった展開か)が、いやいや言葉遊びというかうまくダブルミーニングをもたせるあたり、いや参った、という感じ。
是非、生命科学、科学を目指す学生さんたちにも読んでほしい本である。
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バリバリの理系人間がこれほどの文章力を
持っている人は少ない。&顔がいい?
(決して男前ではないが、愛嬌のある顔をしている)
食糧科学研究所に在籍歴があるので、構内の
どこかで顔を合しているはずだが・・・
分子生物学は全くの門外漢だが、スペクターに関する
章は圧巻。
追記:福岡氏はフェルメール好きらしい。
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読み始めたとき、えっこれ小説?って思ったくらい
描写が細かい。
ロマンチック。
たまにやりすぎに思える時もあるけど。(笑)
で、本の内容はというと、
・・・難しい。(笑)
途中まではすごいおもしろくって、
たとえばコンビニのおにぎりとかに入ってる保存料の話。
一般的に商品の消費期限って製造してから36時間以内なんだけど、
コンビニ側が発注業者に出してる条件は
”72時間経過しても品質が変わらないこと”
なんだって。
つまり消費期限の1日半後までは安全ってことだよね。
それはもちろん保存料(ソルビン酸)のおかげ。
そしてここで気になるのがソルビン酸は人体に影響を及ぼすか
ってこと。
これが科学的な実験によっても証明されてるんだけど、
細胞レベルでみても影響及ぼさないんだよね。
それにソルビン酸は水溶性だから重金属みたいに
体にたまらないし、一気に大量に摂取しない限り安全。
たとえばチーズだったら123キロ一気に食べたら死ぬらしい。(笑)
でもね。
人体そのものには影響及ぼさないんだけど、
人間と共存している腸内細菌。
この細菌の働きを抑制してしまうんだって。
つまり解毒作用が低下したり消化器官が弱くなったりしてしまう。
これって間接的に人体に影響及ぼしてるよ〜!
って話しでした(笑)
あとは最近よく聞くES細胞。
これがガン細胞と実は似てたりとか。
でも最後のほうが複雑でして。
断念しました・・・
もっと生物を勉強してから読み直します(笑)
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「動的平衡」が1つのキーワードとなっている福岡さんの最新著書。
対象を研究するときには細分化してパーツを見ていく必要があるが、パーツの集合が全体となるわけではない。
分けた時には流れがなくなる。
流れが生命の生命たる所以の1つ。
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ベストセラーになった『生物と無生物のあいだ』の著者の最新刊。
はっきり言って散漫な内容だ。理系研究者らしく読みやすい文章ではあるけれど、そもそもこの本が何について書かれたものなのか、さっぱりわからない。話があっちに行きこっちに行き、最後までどこにも戻らず、テーマも判然としない。粗削りなのか、無計画なのか。
にもかかわらず、これは誰かに勧めたくなる本だ。生物に部分はない。治すすべのない病。いくつかのキーワードが、少しずつ意識にすり込まれてくる。
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『生物と無生物の間』が面白かったので購入。
読みやすいです。
科学一般書だと思って読んでしまった所為か、少々期待はずれ。後半の事件簿も、面白いのですが、主題に直接関係ない印象でした。
初めから、エッセイだと思って読んだ方がするっと読めたのかもしれません。
オビ、もっと中身を分かりやすく書いて欲しいなぁ。
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分かりやすさ、文学的表現にこだわりすぎて何が言いたいのか見失っている。
細胞だけ見てても分からない、全体が関連、関与して一つの生物を作り上げている(、そして生物はさらにお互いに依存し合って生きている)のだから全体を見ないと科学はできないという事を言いたかったのだと思います。
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(2009.09.26読了)
「生物と無生物のあいだ」の著者によるエッセイです。「生物と無生物のあいだ」と同様のいろんな研究物語を紹介してくれています。
須賀敦子さんの文章が好きなそうで、話題の中で、内容を少し紹介しています。絵画の話題が出てきたりします。各章の先頭に、いろんな本からの引用が掲載されています。幅広く読書をしているようです。
「聖書」、村上春樹、澁澤龍彦、川上未映子、カミュ、高野公彦、丸山薫、チェスタトン、須賀敦子、川上弘美、等。
●視線とは(26頁)
魚類の中には、眼底の網膜の一層下部に反射板持つものがあり、入った光が反射して戻ってくる。これが、視線ではないのかというのですが。
人間の眼も、強いフラッシュを浴びると赤眼になる。赤眼の赤は、眼底の血管網の赤だ。
人間の眼も、入った光を反射している。これが視線ではないか。
●コンビニのサンドイッチはなぜ長持ちするか(64頁)
ソルビン酸を混ぜておくと微生物の代謝を妨げるので、長持ちするのだそうです。
●マップラバーとマップヘイター(88頁)
マップラバーは、地図が大好きな人。百貨店に行けばまず売り場案内板に直行する。
マップヘイターは、地図など面倒くさいものは見ない。百貨店に入ると勘だけでやみくもに歩き出し、ちゃんと目的の場所を見つけられる。
マップラバーは鳥瞰的に世界を知ることが好きなのだ。マップヘイターは、自分と前後左右、自分との関係性だけで十分やっていける。
細胞は、周りの空気を読んで、自分は何になるべきなのかを決めるマップヘイターなのだ。
●空目(154頁)
本当は全く偶然の結果なのに、そこに特別のパターンが見えてしまう時、それを空目と呼びたい。たとえば、人面魚とか。
人間の眼は、眼に入った物に何らかのパターンが見えないか必死にもがき勝手に輪郭線を引きたがる性質を持っている。(眼は単なるレンズではない。)
●がん細胞
最後の数章は、がん細胞の研究について述べられている。ものすごい研究者が登場し、ノーベル賞確実とみられていたのだが、なんと、どんでん返しが待っていた。
がっかりして、先へ進むと、なんと再びどんでん返し?が待っていて、さらに驚いてしまった。(どんな話かは読んでのお楽しみ)
(2009年9月28日・記)
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この人の本はとても面白い!分子生物学をわかりやすく描写することに長けている。マークとラッカーの話はうなってしまった。