紙の本
ユニークな視点の研究.でも信じすぎないほうが…?
2009/09/04 19:19
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
「母親中央型」,「父親別室型」など,寝室のつかいかたと家族の関係や子供の成長などがどういう関係にあるかを調査した研究結果を一般向けに紹介している.視点はユニークであり,家庭のありかたにもいろいろ示唆をあたえてくれる.ただ,あまり信じすぎないほうがいいようにもおもえる.
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自分は3人兄弟 父母との5人家族を経験
そのことについて 当たり前と思える普通の事が書かれていたように
思います
たしかにそうだよね っと既知の事が
文章になっていた そんな気分でした
幼児教育のひとつとして 寝室を考える
そこからの夫婦関係 親子関係を考える
大切なことなのかなっと思いました。
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はたしてどんなことが書いてあるのか。
好奇心から読み始めました。
想像しながら読み進めましたが、ある程度予想つく部分も多かった気がします。母親中央型にはじまる4つのパターン。子どもの育ちかた、夫婦関係、これらをデータで分析していくとは。説得力もあるようなないような。
でも、うなづく部分も多かった気がします。
当然のごとく、世界にも目を向けていきますが、「母親でもあるが、君は僕の妻でもある。」こういう考え、日本人にはなかなかないですね。
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図書館で見かけ、その切り口が面白そうだと手に取った。
夫婦に子どもができたとき、どのような「寝かた」をするかは、そのまま夫婦の人間関係を表し、親子関係を表し、両者は鶏か卵かの話のように相互に影響しあい、結局はその家族の情緒パターンをつくっていくというもの。
なるほど~と思わされる内容も多く、面白かった。
特に第7章の世界各国との比較は、文化人類学的な考察にもなっており、興味深かった。
結局のところ、著者がベストとする家族の情緒パターンに辿り着くには、子育てには、物理的にせよ精神的にせよ、夫の支えが必要不可欠ということ。
奥さんに子育てを任せきりで無関心のお父さん(最近は少なくなってきたようですが)には、耳の痛い話でしょう。
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なかなか面白いテーマでした。想像以上にきちんとした調査がベースになっていて、これから育児をする自分にとっては参考になります。
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博士論文を書籍化した…とのことで、独特の読みにくさはあるものの、斬新なテーマで面白く読めた。
個人的には追跡調査して、この子たちが大人になってからを知りたいところ。
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家族の昼寝中に流し読み。
寝方レイアウトの、母親中心型、子ども中心型、子ども別室型、子ども分離型・・・によって、子どもの自立心や親との距離感、情緒の安定など変わる、といった感じかな。
父親とこどもとの距離が、父親の威厳の強さに関わる。なるほど。ほんとかしら
仲良し親子でいたいけど、「友だち親子」になりたいわけではないなぁと、気づかされた。けじめはもちたい。
予想に反して結論は、「添い寝がいい」だった。スキンシップ、ぬくもりを感じられることが大事。子どもがごく小さい時だけ。情緒が安定する。
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著者の学術論文を新書化したとのことですが、論点が斬新で面白かったです。
日本では親子で川の字んじ寝るのが普通と思っていましたが、色んな寝方があるのだなと思いました。
我が家ではどうだっただろうと思い出しながら読んでいましたが、その通りと思うところもあり、違うなというところもありという感じでした。
新書らしい新書ですね。
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もうじき世界睡眠デー。世の中の報道は、日本人の睡眠が少ない、という自虐的なものになりがち。日中の眠気による経済成長も3兆5000億円だとか。
睡眠本や睡眠カウンセラーみたいな人もよく見る。たいてい、長生き、健康、お金。個人的な話が多い。
この本の切口は違っていて、「個人」と「individual」が立つ文化的背景の違いがあるのに、欧米型個室を持ち込んだら日本の家族関係が壊れちゃったよ、というような感じ。親子が川の字で寝るにしても、子どもが真ん中か、お母さんが真ん中かで、子どもの発育状況が違うのだと。
物理的な位置がつながりの強さになるのも一理ある。けれど、卵が先か鶏が先か、寝方が先か、家族の関係が先か。それから、著者も書いているけれど、著者がサンプルをとれる家族は、恐らく子どものことに熱心な家庭であって、そうでない家庭にはなかなか届かない…。
教育ネタっぽいタイトルだけど、中身はそれだけでなく、夫婦のことや建築のしつらいにも及んでいる。タイトルは響く人には響くだろうけど、ちょっと損してるよなあ〜、と思う。「睡眠というコミュニケーション」とか、「強く生きるための同衾」とか、そんなタイトルだと…売れないか。僕はひっかかるだろうけど。
面白かったです。