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[要旨]
生身の男よりも私を熱くするもの、それが官能文学。男と女が、肉体の赤裸な欲望と、心の奥底の暗闇をさらけだし、せめぎあう。偽善も虚飾もない生々しい性愛が、私を忘我の世界へ連れ去る―。幻の古典『四畳半襖の下張』を始め、太宰治・団鬼六・花村萬月ら錚々たる作家たちの、情念に満ち技巧が光る名作12篇を、杉本彩が極私セレクト。暗く甘い淫楽の絶頂を極めたアンソロジー。
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「杉本彩監修」こう書かれたら読まざるを得ない。
しかし……ついていけませんなんだ(´Д`)
おへそフェチって初めて聞くジャンルやわ…
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杉本彩が選ぶ官能小説短編集、花村萬月著『崩漏』、岩井志麻子著『魔羅節』がおすすめ。SM界の重鎮、団鬼六著『不貞の季節』は自伝なのだろうか、なにげに面白かった。
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上野千鶴子さんの『女ぎらい ニッポンのミソジニー』のなかで数度引用され、猥褻罪の判例として名前はよく聞く『四畳半襖の下張(伝・永井荷風)』は一体どんな内容なのかしらん、と思ってそれだけ読む。
襖の下張に書いてあった内容、という態を取っていることからも、「普通に人前に出すには気が引ける内容です」という宣言をしているような演出になっていて、だから余計に卑猥に感じやすいのだろう。
現代の感覚からすると、出版禁止にする程ではなく、エロ文豪の手慰み作品、という感じ。