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カーソン・ライダシリーズの第3弾。2作目はとてもおもしろかったが、3作目はちょっとというレビューが多かったので心配して読んでいった。読み終わった所での率直な感想は・・・「う~ん・・・」おもしろくない訳ではない。ただやっぱり2作目がよかっただけに失速感は否めない。しかも肝心な推理とか兄が出てこないことでシリーズの意味がない。これでは単発ものでもいいと思ってしまうし、単発ものにしては浅すぎる。
キンキャイン一族の胡散臭さはもちろんだが、その描写の仕方が中途半端なのでなんだか最後の落ちも腑に落ちない。犯人であるルーカスについてもなんだか中途半端。最後まで気になるから読んでみたもののそれで終わりかよって思ってしまうのはなぜだろう。ハードルを上げすぎなのか?最後の一行まで目が離せないとか、ディーヴァー好きならという言葉にひかれたが、そこまでではなかった。次作に期待。
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この寝取られ男子が! っていうか毎作ヒロインに振られるヒーローなのかしら。うーん……実は恋愛要素はあまりいらないんだけどなぁと思った。うん。世間的な要望なんだろうけどさ!
そしてなんか地味と思ったらジェレミーが出ないからなのね。
この話は、構成的に「○○なら△△だろう」という予想が当たってしまったので意外性が薄いのが残念。つかこのヒロインがほんとにビッチでびっくり。さらにカーソンのヒロインは毎回変わるという法則から、次のヒロインが「え?」である。彼女には幸せになって欲しい。
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シリーズ3作目。今回は兄が出てこないがまずまず楽しめた。ハリーとのコンビが楽しい。しかし毎回彼女が変わるのはどうだろう。
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相棒の特命係よろしく二人のみの部署で若い主人公が事件を通じ、少しずつ成長していく感じのシリーズですが、今回ジェレミー出てこない。
ペイスとクレアが好き♪
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グロは今ひとつといいながら、カーソンのシリーズは案外好きだったりする。主人公と相棒のハリ―のキャラクターに親しみをもってるせいかも。
ストーリーは意外な展開で、最後に行くほど面白く読めた。
私だけかもしれないが。(笑)
しかし、私が読むには登場人物の名前が多すぎるよう。
ん?この人誰だっけということが多々あり、しかも登場人物一覧表にも載ってないので苦労した。
これの前に「おばちゃまは飛び入りスパイ」を読んだせいか、アメリカのミステリーの新旧の時代の違いを強く感じた。TVドラマなんかでも感じるけど。
私はどちらかというと、旧ミステリー向きなようで。
(^^ゞ
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カーソン・ライダー物3作目。
今回も人間的に壊れた人達がでてきて、
そのうちの一人が真犯人という設定です。
今までと違うのは話の先が少し読めたことでしょうか。
ある上流階級の一家に焦点が絞られているので、
予想し易かったというのもあります。
ただし冒頭からチラチラ登場するルーカスという人物については、
後半身元が明かされるまで予測がつきませんでしたけど。
前2作を読んできてカーソンは年の割りに青いなぁと思ってました。
でも実はそんなに浅い人物像じゃなかったのかもしれません。
と、ここに来てようやく気が付きました。
まず、1作毎に付き合う女性が変わります。
1作目で知り合い最後の方で良い感じになった女性は、
2作目冒頭から雲行きが怪しくなります。
それまで印象最悪だったTVレポーターと事件を通して親密になり、
最後には付き合うことになります。
3作目の今回はそのTVレポーターと別れる羽目になり、
最後にはそれまで仕事上の付き合いだった検死局の病理学者と恋人に。
今回シリアルキラーのジェレミーお兄ちゃんは出てきませんでしたが、
たった一人残された家族であるジェレミーに対する、
愛憎ごちゃ混ぜの複雑な感情や若さとも取れる真っ直ぐさが、
なんというか、人タラシの要素になっているようです。
ジェレミーは十代で成長が止まったような言動をよくしますが、
どんなにひどい言葉をぶつけて拒絶しているようでも、
カーソンにすがりつく必死さのようなものを感じます。
方やカーソンはジェレミーがいたお陰で幼い頃虐待を免れ、
刑事となって人並みに生活しているように見えますが、
やはり無傷ではいられなかったんだなぁと思わせられます。
どこか過去を引きずって成長しきれない部分が、
一見青いと取れる言動や行動につながっているのではないでしょうか。
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刑事カーソン・ライダーシリーズ三作目
この巻で既に入手困難な状態になるのがシリーズとして致命的
(翻訳モノって、こういう新作はあるけどシリーズの最初が無いパターン多い…)
被害者の指を折る連続殺人が起き、カーソンとハリーのコンビが捜査を進める。軽口を叩き合いつつも信頼しあってるのが伝わってくる。
見え隠れする地元の権力者一家と掃除屋
謎の人物ルーカスの視点が入るあたりがディーヴァーっぽい感じもあるけど、上下巻別れるアチラよりも手軽に楽しめる。
地味ではあるけど、海外ドラマを読んでるようなクリフハンガー感が良い。
ライムシリーズがCSIなら、こちらはクリミナルマインド?か?
ただ、あの名物お兄ちゃん が出てこないのが残念
出てきたらだいたいは解決してしまう力があるので、今回は封印かな。
次作では逃亡する様なので楽しみ。
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ライダー刑事第三弾。
飛ばしてしまった三作目。
四作目でいつの間にか恋人が変わった?と思っていた解がここにあった。
自分たちの悪事を隠蔽するために、
ちょっとしたわいろではなく
奨学金を払って警官を抱き込むとはアメリカの金持ちは半端ない。
定年間近の新しいものについていけない刑事がパソコンを駆使して、
主人公の相棒ハリーのピンチを助けに来た場面は感動的だった。
毒蛇の園、という題から、
障害のある息子たちを閉じこめている以上の
おどろおどろしいものを想像していたのは、内緒だ。
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痩せっぽちの白人カーソンと太っちょ黒人ハリーのバディがお送りするカーソン・ライダーシリーズ第3弾です!うおりゃあ!(謎の気合)
もうね俺ん中では完全にハリーが主役ですよ
むしろハリー・ノーチラスシリーズですよ
カーソンを暖かく見守る父であり、あれやこれやと口うるさい母であり、優しく導く兄でもある
茶目っ気があってユーモラス、音楽をこよなく愛し、弱い者の味方で情が深いが人が良くて騙されやすい、悪には決然と対峙するものの大人な駆け引きもでき、時には頑固な思い込みで失敗もするが自分のいたらなさと向き合い改めることができる
ハリーを好きにならない人が果たしてこの世界に存在するのでしょうか
もし、そんなやつがいたらピーのピーのピーだ!(いろいろ自粛)
もう毎回冒頭で必ず付き合ってる女性に捨てられ、最後に新しい恋人を見つけるカーソンなんか主人公の座を剥奪します!(でも多分そういうところが主人公)
てかこのパターン今後も続くの?w
そして物語は二人の軽妙なやり取りが続く中で(これが本シリーズ最大の魅力だと思ってます)解決にひた走ります
どんでん返しの連続で魅せます!
ところでカーソンの兄で収監中のシリアル・キラーとアレン・エスケンス『償いの雪が降る』の主人公ジョーの自閉症の弟の名前がどっちも「ジェレミー」なんですよね
さほど珍しくもない名前なので全くの偶然でしょうがあまりにも対称的すぎてちょっと楽しくなっちゃいました
読書にはこんな楽しみもある!(なぜか偉そう)