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永遠の0 みんなのレビュー

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みんなのレビュー3,972件

みんなの評価4.5

評価内訳

3,896 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

太平洋戦争を舞台にした平和と家族の愛を願う物語。

2018/11/08 21:58

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルにある0とは、零戦を意味する。
ライター志望の姉と、主人公の健太郎が、特攻で亡くなった
祖父のことを調べていく物語だ。
姉が新聞社の終戦六十周年のプロジェクトに関わろうとしていて、
手始めに祖父のことを調べたいとのこと。
それを健太郎に手伝ってもらうという流れだ。

祖母が亡くなる時、二人の母は前夫の子どもであることが
知らされる。つまり、これまで祖父と思っていた人とは血縁がなく、
これがきっかけとなり名前しか知らない特攻隊員であった
血縁上の祖父を追いはじめる。
主な連絡先は戦友会で、そこで出会った戦友たちから、
共に戦った戦線ごとに祖父・宮部久蔵の人物像が
断片的に語られていく。

ほぼ全編がインタビュー形式なので、地の文が少なく、
多くの語り部たちが登場する。
おじいちゃんの昔話をしんみりと聞いていく雰囲気だ。
あまり触れたことのない形式で、私は新鮮だった。

しかしこの構成ならではの課題もあって、
宮部本人の目線が描ききれなく、また主人公の健太郎の
存在感も希薄になってしまう。つまりシナリオ的な読み応えは
充分あるものの、感情に寄り添いにくい感じがしてしまった。
だからどうという訳でもないが、個人的にはもの足りないと
感じた部分である。

私は百田さんの作品をもう一作読んでいて、そちらの解説では
百田さんのことを稀代のストーリーテラーと称していた。
二作読んで、まさしくその表現が腑に落ちる。
これが著者の大きな特徴で、ベストセラー作品というものに対して
漠然と持っているイメージが当てはまる。
尖がった部分が少なく、万人受けしやすいように思う。

通読して、平和と家族の愛を願う気持ちが、現代的な視点で
うまく物語になっていると感じた。海軍飛行隊の戦闘シーンや、
艦船の動きなど、記録を丁寧に組み込んでいて、
ストーリー的には非常に興味深く読むことができた。

中学生か高校生の頃、零戦の操縦に関するベテランパイロットの
書物を読んだことがあり、ノンフィクションならではの迫力に
鮮明な記憶がある。その時の高揚感が、この本を読みながら
浮かび上がってきた。

軍部の動きや作戦本部の動きは、断片的に知っていたが、
このようにうまくまとめてもらうと非常に分かりやすい。
理解が進むので、日本は負けるべくして負けたことがよく分かる。
さらに、我が国上層部の無責任体質は、戦時中と何一つ
変わっていないことまでよく分かる。余計なことなんだけれど。

とにかく抜群の読みやすさがあるし、平和を願う気持ちが
ストレートに伝わってくる。
中学生や高校生にも積極的に読んでもらいたい。
小説としては意見が分かれるかもしれないけれど、
総じていい本だと思う。読んでみて損はないように思う。

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紙の本

空気に負けない

2022/10/09 14:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の宮部久蔵は、当時も今もそしておそらくは将来も日本という国 社会につきものの「和を以て貴しと為す」という空気を読まない男であった。空気に負けない男であった。そのような男の悲劇的な生涯を、ルポルタージュ風の筆致でえがきだしている。大ベストセラーであり、作品の巧みさはとても感じることができるが、実際に洗浄から生還した人が書いた戦記と比べて、微妙な違和感を感じるのはなぜだろうか?

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紙の本

せつない

2016/08/13 16:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまぜみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

教えられた戦争とは違った気がした。フィクションも入っているのは理解しているが、前の戦争が分かった気がした。前の戦争の時代が分かった気がした。

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紙の本

宮部の行動

2015/08/18 22:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shooting-star - この投稿者のレビュー一覧を見る

皆が読んで感涙していますが、私はそうでもなかったです。最後に秘密が明らかになるまでが長すぎて、引っ張りすぎた感があったからかもしれませんが。死にたくないという気持ちや、宮部が最後に向かっていった場面もわかりますし、宮部の人柄の良さも伝わりますが、もっとじっくり読んでこそわかる物語なのかもしれません。

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紙の本

永遠の0を読み終えて。

2014/01/02 18:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:jupestar61 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ちょうどジブリの『風立ちぬ』も上映された時期で、ちょっとした戦争モノが流行った年でしたね。
横山秀夫著の『出口のない海』も良い本でしたが、負けじと良い本です。当時の零戦がいかに世界を席巻していて、操縦者が優秀で有ったかがよく分かります。
しかしながら、日本の運命とも言える国力差で徐々に情勢は覆され、零戦も研究され、破綻へと向かうべくして向かっていき、狂気の軍国主義が暴走していく事に誰もが抗えなく、国のために特攻していく人達がいたという事実は忘れることが出来ない日本の歴史なんだなという思いを読み終えた後に痛感しました。
戦争を放棄している現代でなかなか共感はしにくいですが、確実に死ぬという選択肢しか状況的に選べない立場に立たされたらどういう気持ちなんだろうかという事を考えさせられ、死ぬという選択肢以外に数多くの選択肢があるのに自殺者が出てしまう今の時代の違和感を感じずにはいれません。
少なくとも国を守るという目的意識を持って死んでいった軍人の方がまだ良いのかもしれませんね…
戦争のない社会は到来したけど、心理的な地域戦争は各地で起こっており、競争社会である以上、人は本質として争うことを辞められないのでしょうか?
それにしても少年期のイジメに関してもそうですが、コミュニティに属さない人に対する排他主義は単一民族である日本人の特性なのか?というのも最近気になる疑問です。

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紙の本

涙が止まらない

2013/12/01 17:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きんばら - この投稿者のレビュー一覧を見る

特攻隊員で死んだ祖父の足跡を追う話。
第二次世界大戦の幹部たちのミスをしなければよいという減点主義の発想に怒りを覚える。ガッツとファイトでやり遂げるという米国の幹部のほうが人間的に優れている。これは社会的な成り立ちの違いか。地縁・血縁が優先される日本では難しいのだろう。
宮部久蔵の優しさは「勇気」ある優しさだ。その勇気に景山介山の侠気、石岡賢一郎の誠実さが応えたのだ。
ラストは涙が止まらなかった。

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紙の本

あまりに複雑に絡み合ったストーリーでした。

2013/07/07 21:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:リキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

感動もあり、安心して読めました。読者の望みをすべて盛り込んだストーリーであると感じました

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紙の本

戦士は、誰のための戦うのか

2013/07/05 21:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:alfa1750 - この投稿者のレビュー一覧を見る

あの戦争を知らない世代が、ほとんどとなってしまった現在、一人ひとりの戦士たちを私たちが批判できるのか。
 若い特攻隊員たちが、「おかあさん」と叫びながら散っていった。宮部久蔵は、きっと愛すると妻と娘、彼が育てた若い航空兵の顔を思い浮かべ散っていったことだろう。
 もし自分だったら、自分が戦う意味、誰のために命を投げ出せるのか。一分でも一秒でも妻や子どもの命が長らえるなら… ひとかけらでも生きる望みが多くなるなら… と願いながら戦うことだろう。家族の愛しさを思い出させてくれた一冊。

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2009/07/24 14:00

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2009/08/08 12:20

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2009/09/01 00:05

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2009/09/07 21:00

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2009/10/04 17:36

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2009/10/05 21:57

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2009/10/22 13:40

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