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内容は分かりやすく、現状の日本やホワイトカラーへの警鐘を促すものだった。タイトルに該当するなら一読の価値があるだろう。
一方で読み終わると大変暗い気持ちになった。そうした意味で、まだリストラから遠い人が読むべきかもしれない。求職中には絶対に読まないで欲しい。
また他の方も指摘していたが、具体的な施策や提案が弱かった。そこは評価できない。
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このセンセーショナルなタイトルに惹かれて借りてきました。
あと半年でクビになります
でもタイトルは「幹部候補ホワイトカラーは首になる」とか、
他の言い方があったと思いますが・・・
これは明らかに「売る為のタイトル」感丸出しで、気に入りません。
でも中身は興味深い内容でした。
日本のホワイトカラーがどれだけ生産性が低いかは、
もっと広く知れ渡るべきだと思います。
日本のブルーカラーの生産性の高さはトヨタのおかげで有名です。
それでも全体で見たときには、先進国にひけをとります。
それはホワイトカラーが足を引っ張っているからです。
まず第一には残業をしすぎです。いや、それは個人的趣向かw
本質は働いているふり、何も生まない仕事に自己満足するだけで、
何も生産していないからです。
また労働時間が長いと、当然効率も落ちます。
一生懸命働く=長時間勤務は間違えです。
米英日以外の先進国は残業なんてしないそうです。
だからホワイトカラーがまずクビになるのです。
1990~2000年前半にかけて、ブルーカラーは既にリストラをしてきました。
昨今の不況でも、派遣も雇止めしたし、パートも契約更新してません。
そうするといよいよホワイトカラーです。
仲間切りはできない!ということで見送られてきただけで、
本来、効率性の悪いホワイトカラーは、最もリストラすべき対象です。
その上賃金まで高い。ホワイトカラーからすべきリストラを
庇い合って、目をつぶってきただけなのです。
リストラが進めば、自然と無駄な仕事が出来なくなり、
無駄な人材も減るので、効率が上がります。
ホワイトカラーは自分自身の仕事を自分自身で作り、
さも「必要な仕事をしている」ように思っています。
ただ冷静に本質を問えば、何も生み出していません。
リストラされて「俺が何をした」と言われたら、
「何もしなかったことが理由です」と言われるわけです。
さすがにそこまで言われると、ホワイトカラーの自分も
必要な仕事もあるでしょうよ。と思うけど、無駄があるのは確か。
内部統制だって、コンプライアンスだって、ISOだって、
仕事を増やすことが最もの意味だと思えるぐらい、
生産性には貢献していない。
ただ、ホワイトカラーは経営者の補助で必要ない。
経営者が出来るのなら全て経営者がやればよい。
という内容は明らかに度が過ぎるかと。
労働量的な問題からではなく、全ての分野に置いて
スペシャリストである人間はいない。
またそこに多様な価値観が入らなくても、正しい選択が出来る
究極のカリスマ性と頭脳も必要なる。
そんなやついるかよw
そんなわけで日本のホワイトカラーは癌細胞のように、
自分で仕事を増やすことで、増殖し続けてきた。
今こそこの癌細胞を生易しい手段ではなく、
摘出してしまいましょう。というわけです。
ただ癌細胞は悪い例えで、日本企業の場合は細胞(人)を減らせば
残った細胞(人)が本来の働きをし始める。
というか、余計なことをする余裕がなくなるはずです。
さらに、摘出した細胞は他に使います。
福祉の分野などこれから人が必要になる分野に移すわけです。
社会的にみても必要なところに、必要な人が流動的に動いた方が、
経済的にも合理的です。
ただ、この移す仕組みが日本には全然整っていない。
日本は解雇に対して厳しく、失業はしづらい。
風習としても終身雇用があったため、職を変えるケース自体が
そもそも少ない。だから低い失業率を維持できたわけです。
しかし失業後のバックアップなども、他の国に比べると見劣りするようです。
人材会社各社の広告戦略により、少しは流動性が上がったものの、
確かにまだまだ職を失うというのは怖いイメージですよね。
ひと昔前だと、辞めること自体がイメージが悪かった。
それを考えると昨今の人材会社のおかげでイメージだけはましになった。
途中人事部長を主人公にした、リストラの進め方の話があります。
よく聞くパターンですが、確かにそんな感じでやるんだろうなぁと思います。
それと、リストラが発表された時の対応方法も書かれています。
タイトルは詐欺っぽいですが、中身はなかなかおもしろかったです。
大企業に務める方に特にお勧めしたいです。
いやぁ、でも自分は笑えないですけど!
ホワイトカラーは自分が必要な人間だと思いこんで、
必要だと思いこんだ仕事をして満足する傾向がある。
システムって定量的に測ろうとはしないし、そう言われると怖いんですよね。
なかったらどうするの?とは言えるんですが。
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BOOKOFFで半額で発見。
以前、本屋で買おうか迷っていた本なので即購入。
ホワイトカラーが仕事を増やしているとの内容については、
製造業に身を置くものとして自分自身も感じている部分であり、非常に説得力があった。
しかし、ホワイトカラーのリストラについては具体的な数字等は知らなかった部分は多いが、そこまで真新しい主張には思えなかった。
100円なってからでもよかったかな。
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なんか危機をあおりすぎで、その割に具体的な対策はあまり書かれていない気がしたが、ホワイトカラーの仕事が基本的に不要(会社の業績に結びつかない)という指摘はもっともだと感じた。
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大学を卒業してすぐに一流企業に就職した人たちは転職することもなく一つの会社にいることが日本では多いけど、僕にしてみればよくもそんな危険なことが出来るものだと思う。(向こうにしてみれば逆なんだろうけど。)それって最初に付き合ったガールフレンドと結婚するようなものなんじゃないだろうか。最初のガールフレンドが「女性という全て」というのはいかに言ってもだいぶ偏ってしまうだろうに。それが人生観を狭めないことを祈るけれど。
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ホワイトカラーの仕事ってほんとなら減ってしかるべきなんだよね。Windowsパソコンが導入されて大幅な効率化が図られた1995年以降のオフィスで働く人が増えてるってほんとはおかしいでしょ。今まで電卓とかでかなり時間がかかってた作業とかがかなり自動化されて、ファックスとか電話とかで時間がかかってたことがすぐメールとかチャットとかで出来るようになった分、今まで二人や三人でやってた作業が一人でも出来るようになってるはずで、本来ならば人は減ってるはず。
この筆者はホワイトカラーは企業にとってはがん細胞である、と議論していて、その根拠は下記の二点。
1. ホワイトカラーが、営業活動とは直接的に関係しない仕事を現場も巻き込んで行なっているために、生産や販売などの活動に支障が庄治、業績悪化の要因となっている。
2. ホワイトカラーが、自らの存在感をアピールするために仕事を増やし、そのたびに人員と人件費が増加して、業績悪化の要因となっている。(63p)
例えば、大したアジェンダもないような毎週のチームミーティング用にアニメーション付きのプレゼン資料作ってたり、とか、仕事まじめにやってそうに見えるのは良いのかも知れないけど、30代の社員で年収1000万もらってる人だったら人件費が一時間5,000円くらいかかってるわけで、そのプレゼン資料に5,000円の価値なんてないだろ、って話。プレゼン資料何ページも作るよりも、アジェンダを一行にまとめてすぐに議論を開始して、簡潔な結論を出してみんな仕事に戻る方がチームにとっても、会社にとっても、日本にとっても、消費者にとっても、世界にとっても良いことなのに、自分が仕事してます、まじめにやってますアピールをし続けるホワイトカラーはほんと要らない。
こういう話に同意するしないは個人個人の人生観、または世界観なので勝手にすればいいと思うけど、、、
Don't say I never warned you!!
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最初のほうをパラパラと読んで買ったが、最後まで変わらぬ内容。本にする必要あったのかなあ。ブログの一画面分の内容しかない。
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民間でも役所でも確かに管理や企画、人事に携わっているホワイトカラー達は、全く本業に役立つ仕事をしていない。リストラされて当然と思われても仕方ないだろう。著者の主張する様に、出来ない仕事をできる様になろう。
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タイトル(文系・大卒・30歳以上)が自分の事過ぎて、、、
ホワイトカラーの人数は、「経営に必要な仕事の量」と比較して、多すぎるのだそうだ。(今ある仕事の量、ではなく)
派遣切りは、あくまで生産量、売上高に変動するもので、体質改善ではない。それに対して、ホワイトカラーのリストラは、体質改善である。
「自分は大丈夫」「大企業は大丈夫」「自分の仕事は重要だから」「自分は他社でも通用する」はただの幻想(そう思いたいだけ)。そのために、「がん細胞」のような、所属する会社の存在を脅かし、自己増殖を繰り返す存在になってしまった。
「コイン・ポリッシャー」コインをピカピカに磨いて、価値あるものだと満足する。
「必要な仕事に人材を配置する」時代から、「人材がいるから仕事を作り、それを与える」時代になり、ホワイトカラーの人数は急増し、「がん細胞化」していった。
「人事部長M氏の見た風景」が、ものすごくエグい。
会社にとって不必要な人材といっても、社会にとって不必要な人材ではない。そういう人たちを飼い殺しにするすることは、社会全体で人材の無駄遣いになる。
思ってたこと、考えてたことが書いてある。30代でこうなら、40代はもっと悲惨なのかも。本当に、できないことをできるようになるのが唯一の道なのかも。
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大学時代は理系でしたが、現在している仕事は研究からマーケティングに変わったため、現時点では文系の仕事をやっています、さらにタイトルにある通り大卒・30歳以上なので、この本のタイトルによれば、私もクビになる候補ということで、この本を手にとってみました。本の中では、以上の条件に加えて、男性かつ正規社員と限定(p147)されています。
かつてはリストラと言えば、定年間際の高給取りに定年(当時は60歳)よりも数年早く退職してもらうというものでしたが、低成長時代に突入したことや、経営者がリストラが手っとり速い収益向上策であると気付いたためか、リストラが頻繁に行われるようになってきた感があります。
このような背景からリストラの若年齢化となったと私は考えています。経営者には売上を伸ばす工夫や、新しい市場を創造する仕事をして欲しいとは思っていますが、会社に勤める位置従業員としては、リストラに備えて自分を常に磨いておかなければならないと認識を新たにした本でした。
ホワイトカラーが工場等に比較して、本来の収益につながる直接的な仕事以外の仕事を創造してきた(p63)というのは鋭い指摘だと思いました。
この本で印象的だったのは、危機感を煽るだけではなく、生計維持者はいつまでも夫だけではなく、ライスステージにおいて柔軟に変更するという考え方になるべき、という提案をしている(p149)でした。
以下は気になったポイントです。
・この10年間、生産や販売等の営業に関わる他職種の従業員が減少しているにもかかわらず、ホワイトカラー全体の人数は増加している(p23)
・以前は多くの中小企業は、大企業が導入している制度・システムやそれを導入したノウハウを欲しがっていたが、最近ではそのようなニーズはなくなってきた(p54)
・ここ数年のホワイトカラーは、自らの存在を安定化させるために、新しい仕事を次々と作り出してきた、一例として、中期計画の策定、度重なる人事制度の改定、個人情報保護やコンプライアンス管理、情報システム等(p57)
・ホワイトカラーががん細胞とされる根拠は、1)営業活動とは直接的に関係しない仕事を現場を巻き込んで行っているため、生産・販売に支障が生じている、2)自らの存在感をアピールするために仕事を増やすため、人員と人件費が増加する、である(p63)
・リストラされたホワイトカラーは3つに類別される、1)関連会社へ出向・転籍する、2)会社をやめて独立開業、3)他社に勤務もしくは失業者となる(p76)
・世界同時不況は日本企業の業績を悪化させるきっかけであったが、それ自体が原因ではなく根本原因は”がん細胞化したホワイトカラー”であった(p81)
・従業員を大幅に減らしたリストラにより、一人ひとりが「必要とされていることは何か」を考えて仕事をするようになった(p119)
・高齢者や現場のブルーカラーはリストラを乗り越えることができたが、これから始まるリストラは、「生活費がかかる30歳以上の年齢層」かつ「職務経験が限定、つぶしがきかない高学歴者」という点で、今までとは異なる(p127)
・環境や立場が変わるとできなくなることは、本当の意味で「自分ができること」とは言えない、「自分ができること」とは、「自分が働きやすい環境や立場を作り出すこと」である(p139)
・ホワイトカラー大量失業時代は、企画・管理のようなデスクワークが高付加価値を生み出すと考えられていた時代の終焉である、だから、30歳・大卒・文系の、なかでも男性の正社員が主なリストラ対象となる(p147)
・子どもが小さいときには夫が主たる生計維持者、妻が育児中心、子どもが大きくなったら共働き、子どもが独立したら夫が家事中心で、妻が主たる生計維持者というような、家庭における夫婦の役割分担をライフスステージに応じて柔軟に変化させていくという考え方もある(p149)
・ホワイトカラーリストラによって、職種間の労働移動が促進されて、それまで各職種で固定されていた賃金が市場性を取り戻して適性なレベル(高すぎる賃金を低く、また逆も)することが必要(p151)
・「失業:客観的にとらえられる状態」しても、そこから何かを得て自分の成長に結びつけることができれば、それは「失敗:結果に対する価値判断」ではない(p182)
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第1章 これからのリストラ対象者はホワイトカラーである
不況のショックはこれからだ
ホワイトカラーとは
ホワイトカラー就業者数の推移
ホワイトカラーがリストラ対象となる理由
大不況なのにリストラが遅れている理由
この先のシミュレーション
第2章 「自分だけは大丈夫」という根拠のない思い込み
危機感がないホワイトカラー
思い込み①欧米市場が復活すれば業績は回復する
思い込み②経済は成長するものだから業績は回復する
思い込み③大企業だから経営は安定している
思い込み④ホワイトカラーの仕事は重要である
思い込み⑤自分は他社でも通用する
楽観的な思い込みの要因
第3章 「がん細胞」となったホワイトカラー
ホワイトカラーが感じていること
「がん細胞」と自ら認めよ
不要な仕事を増やす性質
コイン・ポリッシャー
「がん細胞」となるプロセス
1980年代のホワイトカラー
1990年代のホワイトカラー
2000年代のホワイトカラー
世界同時不況以降の状況
第4章 人事部長M氏の見た光景
生産調整と非正規社員の雇い止め
トップダウンによるリストラ指示
見せかけの経費削減
リストラのためのムード作り
希望退職の募集
ホワイトカラーへのリストラ宣告
組織変更と管理職のリストラ
希望退職の追加募集
退職勧奨・指名解雇
リストラの完了
退職
復活
第5章 真っ先に切られるのはどういうタイプか
特徴①30歳以上の大卒・文系が主な対象者
特徴②失業期間が長期化する
特徴③リストラが連鎖する
特徴④リストラが段々と厳しくなる
社会への悪影響も
第6章 大量失業時代にどう対応するか
現実を直視する
自分がやりたいこと、できることを徹底的に考える
社内の動きから状況を読む
事前に行動の選択肢を整理しておく
発想の転換を図る
新しい社会を思い描く
経営者のとるべき対応は
望まれる労働施策
セーフティネットの充実を
失業予防ではなく再就職支援へのシフトを
第7章 ホワイトカラー大量失業時代を乗り越えて
大量失業は新たな成長への第一ステップ
「成長」とは何か
「不安定」であることを恐れるな
今こそ、新しい社会へのイメージ作りを
「がん細胞」から「万能細胞」へ
「失業=失敗」ではない
できないことに挑む
あとがき
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「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法 タイトルからは分かりにくいけれども、文系・大卒・30歳以上とはホワイトカラーの人のことらしい。失業にならないための本というよりはそなえるための本。 http://amzn.to/aUHyPS
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クビにならないためには?
→企画、管理のデスクワークが高付加価値を産み出すと考えれていた時代は終焉を迎えていて、極論では存在しない方がよい
ホワイトカラーの仕事の本質は、社会と企業、従業員を効果的に結びつけること
常に自分がやりたいこと、できることを徹底的に考えておく
そしてできないことに挑み、成長していく
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●読んだ動機
経済成長著しい時代ではなく、また若い人と話してもそもそもそういった成長を期待しているようには思えないムードです。
今の生活を維持していくために淡々と働いている方が多い一方で、明らかにモチベーション中毒とでも言えるような方々がいらしたりします。
雇用情勢はダイナミックに変化し続けることは疑いないでしょうし、安定が志向できない時代です。
●大失業時代は来るのか
そもそも少子高齢社会は動かしようのない事実で需要が増えないことは明らかです。国内に需要がなければ海外に求めたくなりますが、そこも飽和状態と言えるでしょう。
サービスや財の提供主体は、消費者の僅かな時間とお金を必死になって奪い合っています。過激な手法をとったり、弱みにつけこんだり、不安を煽ったり、あるいは不確かな情報ですら意図的に流すような時代に私には思えます。
そうまでしないと需要がないのです。売上があがらないのです。従って当然の如くリストラは進行すると考えられます。
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●自分は対象か
最も詐欺に合いやすいタイプの人は「自分はそんなバカではないので絶対にだまされない。」と思い込んでいる方だそうです。
雇用環境においても、「自分は会社から必要とされている社員なのでリストラなどあり得ない。」と思い込んでいる人こそ気をつけたいところです。
考えたくはないですが、どんな方だって失業の可能性はあります。本人の責任でなかったとしても可能性は否定できません。
では、もしリストラの対象となった場合に他者でもたくましく勤めていけるだけのビジネス基礎体力と技術を自分は持っているのだろうか。
●どうすべきか
時代が時代だけにどうにもなりません。覚悟を決める以外にはありません。
私の場合は心がけることとしては、生活にも仕事にも今まで以上に真剣になるよう心がける。そんな捉え直ししか出来そうにありません。
●今後の経済成長と成長そのものの意味
経済成長と成長の意味を考察する部分で、以前ベンチャーで急成長を続けた企業に勤め、次の職を見つけるまで少年サッカーチームのコーチをなさっていた方の話が紹介されていました。
株価上昇で急成長を続ける企業に在籍しながらも在職中は自分の成長を感じることが出来なかったそうです。しかし、サッカーチームのコーチをする中で子どもたちはサッカーに関してみるみる成長していく姿を目の当たりにします。
「なぜ、子どもたちはあんなに成長するのだ。そして、なぜこんなにも嬉しそうなのだろう。」と、はたと考えました。
そして、出来ないことが出来るようになることが成長で、本当の意味での成長は意味があり、嬉しいものなのだ。ということに気が付きました。
自分のことに置き換えてみると、ピアノ練習において、最初は全く弾けず、やっとスローテンポで弾けるようになってきて、テンポが上がってきて、かろうじて曲として聴こえるようになり、そして次に曲の表情をつけら���るようになり・・・という過程、つまり成長が楽しくて弾き続けているわけです。出来ないことが出来るようになるのは喜ばしいことです。
一方で、そもそも弾けそうもない曲や苦手な作曲家(私であれば印象派)の曲に取り組むには必ず失敗がつきまといます。今まで得意としてきた作曲家(私であればショパン)を選べば失敗を避けやすくなるでしょうし、傷つかずに済むかもしれませんし、もっとも安定し易いと言えます。
しかし、成長はその真逆にあるわけです。(※年末と来年夏はベートーヴェンです。)
●最後に・・・2015年度のナンバー1図書になり得る可能性
自分の仕事を振り返ってみて反省すべき点も多く見つけることができましたし、一方で自分のスタイルをより強化すべき理由となる説明もありました。
社会人として自分たち世代のテーマなのでイメージし易く、納得し易い内容でした。
毎年独断で決定している年間ベスト1書籍ですが、今年は今のところ上野千鶴子著「女ぎらい」でしたが、今回の「文系・大卒・30歳以上」がクビになるもベスト1にノミネートすることにしたいと思います。
「文系・大卒・30歳以上」がクビになる 大失業時代を生き抜く発想法 | デジたろう http://digitaropiano.luna.ddns.vc/digitaropiano/?p=839
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できることばかりをもくもくとこなす毎日、できないことを避ける、逃げる。まさに自分の鏡。厳しい時代だ!
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出版されたのは2009年10月ということで、当時と比べると現状は変化したのかな、と思います。きっと当時はもっとリーマンの影響や円高が長続きすることが想定されたのかもしれません。しかし、いつでもクビになるかもしれない、と思いながら仕事する方が自分にとってプラスになると思いました。また、人事部長の手記は、非常にゾクゾクさせるものでした。裏側ではこんな風にリストラが行われていたのか、と思いました。私も今やっている仕事って本当に必要なのか?と問いかけながら、日々の業務を行っていきたいと思います。