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オホーツクの古代史 みんなのレビュー

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 1 (0件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

北海道に住んでいる人にとっても、オホーツク海はあまり身近なものではありません。

2010/03/22 10:28

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る

北海道に住んでいる人にとっても、オホーツク海はあまり身近なものではありません。

せいぜい流氷のことくらいしか知らないという人がほとんど。

本書は、古代のオホーツク海一帯に住んでいた人々の国家や文化を紹介しているものです。

北の先住民といえばアイヌ民族を思い浮かべる人が多いですが、本書には実に様々な民族が登場してきます。

それら諸民族のうちいくつかは、中国の唐の時代の歴史書に登場しています。そして国を形成していたとされています。

流鬼国。さらに北には夜叉国。

おどろおどろしい名前の国ですが、どうやらカムチャッカ半島か樺太、その近辺に位置していたらしいです。本書の中では、それらの国がどこにあったか、どんな文化をもっていたかなどを解説し推理していきます。

中国の歴史書に登場するこれらの国ですが、文化的には独自のものを持っていたとのこと。

そして、それら民族がどのようにかかわり、結果としてどこに移り住んでいったかも解説してくれています。

この地域の歴史を書いたものは、少ないですし、読み物としても興味を持って読めました。

龍.

http://ameblo.jp/12484/


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電子書籍

オホーツクの歴史

2020/05/15 21:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る

網走のモヨロ貝塚でオホーツク人の存在を知ってから気になっていたオホーツクの歴史。過去の研究史を振り返ることでオホーツク人が何者か描いた本

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紙の本

流鬼国を追え!

2009/11/09 22:49

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「中国の唐の貞観一四(六四〇)年に、長安を去ること一万五〇〇〇里の彼方にある流鬼の国から、朝貢の使節が長安にやってきたという」(16頁)。
第一章をこんな書き出しで始めた本書は、「流鬼国」を歴史学的、考古学的見地から追求する歴史探究書と言える。

「流鬼国」とは聞き慣れない国名である。中国の歴史書では、『通選』、『唐会要』、『新唐書』、『資治通鑑』に流鬼国に関する記述があるという。それらに記された内容は流鬼国の位置や風俗、朝貢に関するもので、おおよそ似たものになっている。
 しかし、相互に差もある。例えば、『通選』によると北に夜叉国があり、その他三面は大海に面して、南は莫設靺鞨を去ること船行一五日のところにあると記されている。さらに海の中の島に散居しているとも記してある。『新唐書』にも類似記述があり、三面は海に面し、北は窮まるところを誰も知らないほど陸が続いているとある。しかし、島に散居しているとの矛盾した記述もある。

 歴史書の記述に対する詳細な検討に続いて、流鬼国に対する研究史を検討していくわけであるが、中でも流鬼国の位置比定を巡って激しい議論が交わされたようである。その結果、候補地として二か所が挙げられた。一つは『新唐書』にある北は窮まるところを誰も知らないほど陸が続いているという記述からカムチャッカ半島を想定し、もう一つは島に散居しているという記述からサハリンである。

 上記の研究成果を受けて流鬼国の位置比定問題の答えを示すべく、筆者は考古資料を検証対象として独自の見解を試みた。それのみならず、歴史史料の別視覚から捉え直しにも着手し、また生態学的知見も加味するなど独自の視点からの追求を進めていった。そして、最終的には筆者なりの結論に達している。

 本書は学校教育の歴史では取り上げられることがない「流鬼国」について、歴史史料や考古資料を通じて探究してきたものである。環オホーツク地域が対象ということで、地域の特徴などなかなか理解しにくいところもあったが、一つの問題を追及してきたそのダイナミックな展開は頁を捲る手の動きを促進させてくれた。そして、最終的に筆者が示した結論は、ここで披歴するわけにはいかないが、十分に納得いくものであったことだけは明記しておきたい。

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紙の本

大陸から見た古代北方日本史の入門書として大変よいと思います。

2016/02/24 16:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

司馬遼太郎の『オホーツク街道』でオホーツク文化に初めて触れたあと、それ以前はアイヌ文化以前の文化の存在すら知らなかった自分を恥じて 本書を読み始めました。
流鬼国や夜叉国などと云う恐ろしげな名の国はどこにあったのかという、(何やら九州と大和で揉めて久しい古代国家の所在地論争を想像させますが)、謎解きめいた興味に引きつけられて読み進めるうちに、シベリア・東北アジアに展開するアルタイ系民族の分布図も合わせて勉強できました。
更なる無知を曝け出すようで恥かしいのですが、旧ソ連領にはスラブ系の顔つきの人しか住んでいないのかと思っていたら、われわれ日本人と顔つきの似たとおぼしき、しかしコトバは全く異なる筈の民族名が「出るわ出るわ」という感じで驚きました。以前 『間宮林蔵』も読みましたが、彼の移動範囲内だけでも、一体いくつの民族が出てきたのだろうかと本書に掲示されている地図を見詰めていました。オホーツクからは離れますが、先頃再放送されたBS放送の『大シベリア』のヤクート(サハ)人をも思い出しました。
この地域の歴史や地理を極く一般的に教えてくれる千円未満の入門書がほとんど見当たらない中で、オホーツク海周辺地域の民族や風俗を網羅的に、しかも平易に、北大の大御所であった菊池先生が丁寧に教えてくれ、もう一歩踏込む動機づけに非常に相応しい本だったと思っています(幾つか他の先生方の論文も拝見しましたが、「菊池説」の正誤はさておき、過去の豊富な学術的業績等も簡明に纏めている本書の価値は大きいと判断しています)。
本書を通して、先ずはウィルタ、ニヴフ、そしてコリャークを更に勉強しようと思いました。ついでに、オロチ民族についても知りたいと思っています。
自分自身の「日本人の起源にせまる旅」。次はチェーホフの『サハリン島』を読んでみようか、と考えています。

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2011/05/30 06:51

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2012/02/21 20:04

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2017/01/19 07:56

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2018/08/19 10:53

投稿元:ブクログ

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