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タイトルに墜落とあるが、本当に飛行機が墜落する経験をするとは思わなかった。
想像しただけでも、怖い話だ。
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09/11/26読了 久し振りの沢木作品。無駄なく事実を描写する巧さは流石。ドキュメンタリー見たいな。
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沢木さんの乗ったセスナが墜落する様子が淡々と少しコミカルに書かれている。死に直面すると案外冷静に成れるのか。しかし記憶が定かでないクルーもいるのだから事故には会いたくないものだ。墜落する様子は引きこまれて読んだ。
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タイトルをイルカと「堕落」と勘違いして買ってしまったので、イルカと戯れながら、堕落した旅日記のような本とばかり思って読み進めていき、途中であっさりとイルカを見ながら通り越し、飛行機に乗る段がやたらと長いのではっと気がついて苦笑した。「墜落」ね。
テーマはNHKのプロデューサーとアマゾンに同行し、自然とともに生きる部族との対話というものだったが、結局飛行機が墜落しそれどころではありませんでしたという話だ。
お金や年齢やいろんなしがらみ、もう深夜特急のような、読めば読むほど吸い込まれるように、そして汗ばむようなアジアの香りがする、そしてきらっと輝く文章はもう書けないのかもしれないなあ。
1つ好きな文があった。「やがて、ジャングルを包んでいる空で色調の違う壮麗な夕焼けが始まった。夕焼けが同時に四方で起こるのは、雲の高さが違うためであるらしい。その夕焼けの中で、ようやく出来上がった夕食を食べた。」シンプルだけど、視界が彼と同じように空へそして、食事の方へ。幻想的な世界と現実。自分が生きている世界=ドキュメンタリーではなく、リアルなドラマを楽しんでいこう。
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飛行機の墜落事故で九死に一生を得た体験談。自分の死に対して非常に達観した心情が書かれていてこれが常に死に対してこのような心情で向き合えるならかっこいいが、突然の一瞬の死の瞬間と様々な死では感じ方が違うと思うし、ちょっと自己陶酔的なヒロイズムが出ているような気がする。著者の感性がよく出ていてファンとしては楽しめた。
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【出会い】
沢木氏好きなので。
【概要】
アマゾン先住民取材の道中記。
登場したセスナが墜落して・・・
【感想】
相変わらず飄然と書いているが、墜落というのはやはり恐ろしくなるので旅の直前や最中に読むのはやめておいた方がいいかも。
とはいえ、ブラジル・アマゾンの情景というか旅の中での時間間隔が伝わってくるような気がして、行ってみたいなという気にもさせてくれるのであった。
先住民との接触については文化人類学的な関心も惹くか。
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2度のブラジル・アマゾンへの旅(取材旅行)を綴った「イルカ記」と「墜落記」。特に後者は、アマゾンで自身が乗っていたセスナ機が墜落する前後を記したノンフィクションで、何だか迫力が違います。
結果として死傷者は出なかったものの、「死とは、ただそこにあるだけのもの」と淡々と綴る細かい描写満載の文章が、さすがの沢木耕太郎。ほんの少しだけ、パイロットに対して感情的になるところが何だか微笑ましかった、というか人間的でした。
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ある日の新聞の記事で知った、沢木さんの飛行機墜落のニュース。その詳細が書かれていた。落ちる時、冷静すぎる。ブラジルの国内線、何年かに一回は飛行中、機内から外に吸い出されて亡くなってるって怖いなぁ。
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沢木さんのセスナが落ちたと聞いた時本当にびっくりしたけど、この本はその真相が語られている。しかし911のテロの時、沢木さんはカナダにいたのか。僕もLAにいたので何ともびっくり。
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飛行機墜落しても死なないこともあるんだなと、シンプルに思いました。リアルなやばい話なのに、喜劇を見ているような雰囲気でした。
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沢木さんのアマゾン旅行記。
アマゾンでの飛行機墜落事故後に行かれたベトナムの旅行記(一号線を北上せよ)内でもこのアマゾン旅は言及されておりが、思っていたより壮絶な旅をされていたようで。
>わかってるじゃないの。
>そう、俺はあんたの荷物を選んで捨てたんだよ。
墜落した飛行機のパイロットの背中に投げつけた言葉、他人に激することのあまりない沢木さんだからこそ驚きました、当時の感情が凝縮されている。
「文章が生きている」と初めて感じました。
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自分の飛行機が墜落したときのことを書けるなんて。旅を基にするこの作家は、やはりナニかもっているなと感じさせる。生きて帰るまでが旅。
沢木氏の傑作の一つと思う。
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墜落という大きな出来事を味わいつくしている沢木さんの体内時計のようなものを、一緒に感じさせてもらえた旅だった。あとがきのNHKクルーの国分さんの文章のおかげで、沢木さんの人となりが、より立体的に迫ってきてとてもよかったです。
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最後に同行したNHKのディレクターの解説があります。それを読むと、沢木さんのルポに対する姿勢が良く判ります。
1)受け入れられるまで自然体で待ち続ける。
2)受け入れられたら、何もかもそのまま吸収する。
3)その経験を、自分の中で一旦熟成する。
4)その上でルポを書く。
十分な予習をし、仮説を持って切り込み、それを実証すると言った方法(それはそれで良い方法です)ではなく、対象全体を受け入れ、その中で本質を見極めようとする姿勢なのだと思います。またそれを描く文章も直線的ではなく、どこか中心を(敢えて)外しながら、例えば一つの象徴的な情景を描いてみせる。
沢木さんの代表作では無いかもしれませんが、なかなかに良い本でした。
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沢木耕太郎は、やはり、かっこいい。
ピンクイルカに遭遇する
乗っていた飛行機が墜落する。
かなりびっくりな経験
アマゾン。憧れの地。
NHKのプロデューサーが書いた後書きがよかった。