紙の本
そもそも抽象的なもの
2019/04/15 09:58
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投稿者:ルイージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
オブジェクト指向とはそもそも抽象化だ。個別具体的なものを何段階か抽象化することによって設計をやりやすくするのがオブジェクト指向の本来の目的なので、その説明が抽象的になるのは当然のこと。抽象化は難しいかもしれないが、頑張って説明されている。抽象化の世界を理解できないと、設計の幅が広がらない。ヨーロッパなどではどれだけ抽象的な話ができるかが教養の高さを表すぐらいだ。抽象化の概念を学ぶことこそが本書の狙いである。
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ケーキ屋さんでケーキを注文するところをオブジェクト指向に例えて解説したり、オブジェクト指向が作られた背景や歴史や何故必要なのかを詳しく書いてある本。
この本だけではオブジェクト指向を理解するのは難しいかも知れないが、オブジェクト指向のプログラムを組んだことがあるのなら頭の中で記憶が反芻されて理解出来るかも知れない。
自分はやんわりと理解が出来た気がする、自然に考えることが出来るまでにはまだ時間がかかりそうだが。
理解するきっかけになったので読んで良かった。おもしろかった。
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オブジェクト指向とは何か、ということがそもそもわからない人を対象に
オブジェクト指向プログラミング言語の淵源や、基礎的な考え
あるいはオブジェクト指向のメリット等が書かれている。
個人的にはあまりおすすめできない。というのもオブジェクト指向を
わからない人を対象に説明するには、やや漠然としすぎているきらいがある。
また、オブジェクト指向をわからない人がこの本を読むと、
思考の迷路に陥る可能性が非常に高いと思う。
オブジェクト指向プログラミングは確かに従来の手続き型と比べると
発想・哲学の大きな転換が迫られているが、方法論が根本的に
変わった訳ではない。かなり便利になった、ぐらいのものである。
ただ、理解できていない人がこの手の本を読むと大げさに捉えて、
何かを作る、ということに対して非常にためらいを感じやすくなるだろう。
現に自分がそうだった。
C++でコーディング・分析する際、これは本当に正しい設計か?
オブジェクト指向的な発想にのっとっているか?といった
答えは初心者のうちでは絶対に導き出せない問題に悩まされる。
初心者を対象にした読み物なのだが、初心者が読むには
あまりにも漠然としすぎているし、難題を植え付けてしまうと思う。
初心者のうちは方便でもいいので簡単に考えて、
まず、作るということに気持ちを向けたほうがいい。
その点からもこの本の内容は、作る、ということに
主眼を置いていないので、初心者が読むことをおすすめできない。
多少作れるようになった人間が、より理解を深めるためのもの、と
考えたほうがより内容を活かせるだろう。
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タイトルに偽り無し。「オブジェクト指向とは何か」という点にフォーカスしているため、概念や用語を学ぶのには最適かと。
ただし、コードや図説が少ない。これを読んだからといって、即実践に活かせるというレベルではない。あくまで基礎的な座学の範疇にとどまる。
より実践的な書籍を読みつつ、実務経験を積み重ねることで、オブジェクト指向で開発ができるようになっていくのではないかと思った。
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オブジェクト指向そのものについて説明してくれている。いつもごっちゃになる用語を解きほぐして書かれているのはとてもありがたい。
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最後まで目は通したけどなんか本が読める期間じゃなかったみたいであんまり頭に入らなかったから読み直し案件。
シリーズになってるみたいだから色々読みたい。
007
96pに付箋つけてあるんだけどなんでだかわからん