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麻子の思考は卑屈で、自分に自信持てなくて…あぁわかるなぁ。
私なんか…って思ってしまう気持ち。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-615.html
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王様のブランチでの紹介本。
一人の女性の成長物語、といったところ。スコーレ(スクール=学校)4つを経てストーリーが進む。前半の学生時代は大人向け童話を読んでいるような雰囲気。後半の社会人時代はモノに対する「愛着」について考えさせたような気がする。
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予想外によかった。
なんとなく買ってみただけだったんだけど、読んだらすっかり引き込まれていた。すばらしい。
物語が丁寧に描かれ、終わりと始まりがくるりと整えられていて、丁寧に作られた物語だなと感じた。
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娘に勧めてみるつもりで読んでみましたが、私にはよく分かりませんでした。ただ、個々の言葉の使い方が新鮮で、瑞々しい印象を受けました。
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恋愛小説にはまってることもあり、
最初はあまり読む気にならないような感じでした。
読むにつれて、まわりくどいと感じていた表現が丁寧だな
という気持ちにかわっていき、
最後には優しい気持ちで読み終われました。
家族愛、姉妹愛、恋愛、仕事愛、愛にはいろんな形があるけど、
ひとつだけを必死に愛さなくていけない!想い続けなければいけない!
そんな気持ちが自分自身にもあったなと思いました。
いろんな肩の荷をおろしてみようかな?と思える本でした。
なかなか難しいけど~っ
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人物描写も情景描写も見事な、とても筆力のある作家。 劇的な出来事や展開があるわけではないけれど、(1人の女性が)日々の経験から少しずつ学び・考え、そうしながら、本来の背伸びしない自分に辿り着くという人生の真実の一端を描き、また、その時々の人間の心情も見事にすくい取っている。 その静かな世界にどっぷりと浸り、心地よく読み進められる小説。
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妹に対する強いコンプレックスからくる無力感を克服して成長する女の子を、中学生から就職数年後まで描いた話。きれいな文章で丁寧に描写されていて、「面白い」ってよりは、しみじみと「いい」小説だなぁと思った。まさに骨董屋なイメージの小説。一章は現在と回想が入り混じって主人公の周囲の環境が説明されるので少し読みにくいと感じたけど、二章以降はすらすら読めた。
まだ社会に出てない身としては、三章と四章の初めは読んでて気が滅入ってきたけど、麻子が社会人として成長していく過程には就職に対する不安を少しばかり払拭してもらえた気がする。
一番好きなシーンは三章のラスト、七葉が麻子の勤めてる店に来る場面。いったん離れたように見えた二人が靴のディスプレイを通じて子どもの頃の記憶に触れてその溝が埋まるところは、兄弟姉妹ならではの絆のようなものを感じられた。仲は悪くないけれど、自分にも麻子における七葉のポジションの兄がいるのでなおさらよかった。
主人公の「何をやっても中途半端」だと自分で評するところとか、愛せるものが欲しくて焦ってるところとか妹に対するコンプレックスとかはとても共感できた。あがいてきた麻子とは違って自分は初めから諦めがちだったけど、ポーズでもいいからもっと何事にも執着心をもとう、と思った。引用文みたいに「過去形」に思える日が来ればいいな。
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王様のブランチで特集してて気になって、本屋を探してゲットしました!新鮮な感じ?女の子の成長の話かな…。面白かった。
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少し力を抜きたい時に読むと良いかもしれない。
一番印象に残っているのは、靴屋、という設定。
正直私は、靴が大好きな人の気持ちが今までよくわからなかった。靴より服、と思っていた。
でも、この作品に出てくる靴はどれもとても魅力的だった。
新しい靴が欲しくなった。
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出産後、はじめてまともに読んだ本。
最初の方は、情景や心理描写が多く丁寧すぎるように感じて、もしかしたら展開の早い話が好きな私にはつまらないかもと思ったけど、全然そんなことなく。焦点の絞った丁寧さで、読者と歩調のあった小説だなと思った。
主人公の不器用さがとても可愛く思えた。
いい小説。
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気持ち良い表現が並んでいた。麻子とは自分と共通点が少なかったため、あまり分かりあえなかったけれど、一人の女性が生きる人生を垣間見て、私もこれでいいんだと思う部分があった。
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古道具屋の三姉妹の長女麻子が主人公。
子供の時から成人して社会人として働くまでの話が
NO1-4にわかれて書かれている。
次女の七葉が周りをひきつける容姿でそれに対する
コンプレックスを幼い時から持っているが、
七葉を引き合いにだすわりには、七葉についての
記述が少なくそこだけ物足りなかった。
でも文章の端々に含まれる小さな言葉や話がとても魅力的で
全体の物語よりもその小さな話たちが好きだった。
麻子はどんなおとなになるのか?とそれが気になって
どんどん先を読みたくなる話だった。
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自らの半身のような可愛いくできのいい妹を抱えて成長していく麻子。少女から女性への過程が丁寧に書かれています。
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たんたんとして面白味がない。それを好しとするかの問題。言葉使いがいちいちで読みにくい。作中の言葉が誰のものか分かりづらい。
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心がチクリといたむほど主人公に同感する。中学生時代の話は中学生のときに、高校生時代の話は高校生のときに読んでおきたかった。妹とか父とか祖母とかかつての好きな人とか、全てのひとたちが主人公の支えになっていて、縦で繋がっているのが素敵。前向きになりたいときにまた読みたいと思う。