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短編集だったのね。
なんだかしっくりこなかった。
ただ文字を追ってるだけになってしまったよー私はね。
読みきれず挫折。
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高校時代の交換日記が交番に届けられ家族の連絡ノートとなり
フリーマーケットで売買され再び男の手に戻ってくる
「交換日記はじめました!」
高校の地味な男子と連絡を取ろうと同級生に声をかけ
やっと見つけた彼の研究室で机ラクガキ事件の真相を聞く
「ラクガキをめぐる冒険」
クールな友達が捨て猫を巡ってクラスメイトに一目ぼれし
それを応援しつつも自分も彼女を好きになってしまう
「三角形はこわさないでおく」
頻繁に鳴るおなかの音を気にする女子高生が
その音を録音させてくれと男子に頼まれ困惑する
「うるさいおなか」
喫茶店の美人店員と図らずも不倫関係になってしまい
彼女の娘とともに休日を過ごすことになる
「吉祥寺の朝日奈くん」
装画・装丁:池田進吾(67)
前作に続いて恋愛の過程を瑞々しく描いた短編集。
「三角形はこわさないでおく」なんてこのまま少女漫画になりそう。
恋愛だけに焦点を置いているのではなくて
恋人同士の交換日記が人々の手を転々としたり
偶然ではなく仕組まれた恋愛関係だったりと巧みな伏線が楽しめます。
「ここにひとつの三角形がある。空気の抵抗をうけて、もっともうつくしくゆらめく形、三角形だ。三つの点にはそれぞれの悩みがあり、性格があり、人生があり、おもいやりがある。二辺の長さの和が、のこりのいっぺんの長さよりも大きければ、三角形はこわれない。いつまでもおたがいの視界にいて、つながり、声をかけ、わらいあっていける。」
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周囲から一歩引いて物事を眺めてしまう、そんな男女を主人公に描く、一風変わった趣のある恋愛短編集。1年半ぶり2作目の中田永一氏の単行本。心待ちにしてました。読んでいてちょっと心がちくちくするような、そんな短編集でした。
(2009年12月読了)
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「交換日記はじめました!」
明るいタイトルと裏腹に、わずかな希望がかなうかどうかが
すこし切なく思えるお話。
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「交換日記始めました! 」「ラクガキをめぐる冒険 」
表題作よりも、上の2作が好き。
恋愛小説とはいうものの、ベタ甘ではないから読みやすい。
サラリとしていて心地いい。
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山田真野やまだまや
この名前で思い出した。
「わたしいまめまいしたわ」
展覧会よりもこのタイトルに眩暈しそうになった。
回文おそるべし!
「うるさいおなか」は笑ったー
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相変わらず中田さんらしい空気を感じる1冊。
ともすれば中途半端っぽくなっちゃうお話でも、中田さんなら、ま、いっか、みたいな。
吉祥寺が好きなので、特に表題作は臨場感もあって楽しめました。
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ちょっとしたミステリー要素(と言うのか伏線と言うのか驚きと言うのか)もありつつ、笑えてぐっときて切なくて胸キュンする甘すぎない恋愛小説と言う感じで、5作品ともそれぞれ違った切り口で面白かったです。
今作は特に「ちょっとしたミステリー要素」が一つ一つの話の中で効いていて、物語とミステリーとのバランスが良いなぁと思いました。
どの話もそれぞれに面白かったのですが(自分もハラナリストでした…)、「三角形はこわさないでおく」が一番好きです。
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ただの青春恋愛小説じゃないです。いろんなことおもいだした。素直に読んでいると流れにのみこまれます。朝日奈くんやその他登場人物のようにみんなどこか遠回りしてるよな。わたしも。
時間軸にきれいにおさまった思い出というより、いつのことだかわからない、とても平凡でとてもありふれたことをぽつぽつ思い出した。これからだって起こりうるかもしれないし、でももう起こり得ないかもしれない。そんなこと。ひっぱりだして照らし合わせて重ね合わせて浸ってみた。なんとなく切なくなった。
三角形はこわさないでおく と
吉祥寺の朝日奈くん がいちばんすきでした。
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<内容>僕たちは、永遠に残る愛の存在を信じられるのだろうか?
『百瀬、こっちを向いて』で読書界を騒然とさせてた中田永一が贈る、
これまでにない至高の恋愛小説。
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感想はブログにて。
http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-151.html
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最近大注目の中田永一さんの作品ということで読書。
様々なシチュエーションの恋愛を描いた短編集。
表題作を含む5編の短編集で、『吉祥寺の~』が一番のお気に入りでした。前作の『百瀬、こっちを向いて。』に比べるとインパクトは少なかったですが、どの作品も発想力があって、中田永一さんへの期待は増すばかりです。ここらで長編を一発期待したいところです。
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途中だけれど・・・
予約本として昨日図書館で借りられた。現在読書中の本と一緒にかばんにつめ通勤。乗車の後、こっちを読み始めた。おっ、交換日記形式の小説だ。途中から、第三者の記述になる。うん、こりゃ、おもしろい。
どういう展開になるんだ。えっ、また違う人が記入している。
読み場所を確保し最初の短編を読了し2編目も終盤にはいったところで下車。
今日中に読み終えそうだ。とにかく頁がすすむ。「百瀬こっちをむいて」とおなじくあの頃の世代の気持ちが懐かしくなる一冊だ。
読了。
「うるさいおなか」の終わり方、ちょっと唐突な感じがした。
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2012.03.21. 妹が借りたので、久しぶりに読む。やっぱり、「交換日記、はじめました!」がいい。私も混ざりたい、母くらいのポジションで。
2010.06.21. 期待以上なり!正しい青春短編集で、しかもちょこっとミステリ風味。交換日記に憧れ続けている私としては、「交換日記始めました!」が、もうもう楽しすぎる。初の彼氏彼女がすれ違い、日記はライバルの手に渡り、さらに彼女の妹、通りすがりの人、(警察官)、母、数年を経て遠くの見知らぬ男性へ。みんな正直に気持ちを綴っています。最後までの流れもいいし、ラストの「おぉ!」という感じも良くて、爽やかな気持ち。また読みたい。★5つ
2010.04.04. 本の雑誌を読んでたら、出てるじゃないの、2作目が。これは読みたい。
→予約4人待ち。
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交換日記はじめました!
誰かが書くある種一方的な文だけで進んでいくのって新鮮。
個人的に遥にそこはかとなく親近感が…。
ラクガキをめぐる冒険
原題の「もしもし、いいえ、ちがいます」が妙にツボった。
交換日記~は日記帳が人を巡る話だったけど、
こっちは一人の人のために色んな人の間を主人公が巡る。
遠山君が東海地方の理系大にいるという点からして
やっぱり中田永一=乙一なんではと思ってしまった。
三角形はこわさないでおく
主人公が飄々としててなんか好きだった。
こういう人って結構いると思うんだ。
うるさいおなか
自分の高校時代を少し思い出した…orz
吉祥寺の朝比奈くん
話の全体に流れる雰囲気がなんかすごく好きだ。