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歯止めの利かない少年たちと子供をかばう親たち。少年法がある限り、彼らは実名を公表されることもなく数年で社会復帰できる一方で、命を奪われた被害者や家族のプライバシーはズタズタにされる。こんなことは絶対に間違っている。
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奥野修司さんの「心にナイフをしのばせて」にも記載があるように、少年法という壁い守られて被害者側には情報があまりにも少なすぎる。少年法改正といわれた意味が良く分かった。新聞では小さな紀伊にしかならなくてもその裏側で何が行われているのか考える機会をもらった。
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メモ。
群れは殺人に至らなくても、誰かを見捨てたり迫害する場合がある。自分も群れの一員になりうるし、なるし、また予期せぬまま群れに出会うこともありうるし、ある。そうした群れから離脱したり、群れを壊したりするには自分をどういう方向で鍛えればよいか。
「地方」の群れのでき方として、幼馴染が教習所で再会して意気投合し、それぞれの仲間ともネットワークを作るということが記されていた(p252)。都会はどうなのか?
少年法が、その親ばかりか少年少女自身にすら、事件の全貌を知らせない=隠すようにしてしまっているという指摘(p36でいう少年法の第二の問題)。事実を基に少年少女自身が反省する仕組みを作れない。
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読んでいてつらくなる。
子供の暴走というのは親が止めないといけない。
周りの空気に流されて取り返しのつかないことになる前に。
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ものすごく重い本を読んでしまった・・・・
とにかく凄惨なリンチの実態に衝撃を受けました。
無抵抗の1人に対し、8人や15人で暴行を加える少年たち。
理由は「ムカついたから」「生意気だから」。
ここまでやったら死んでしまうかもしれないと思えない、想像力
のなさが信じられない。
もう読むに耐えられないほどなんですが、これは誰にでも起こり
うる事なのかもしれないのです。
本当に加害者・その親・少年法全てに対して強い憤りを覚えます。
未成年者には保護・更生の為の処置を下すという少年法。
その少年法に守られた少年たちの反省文には「親に迷惑を掛けた」
ことばかりが綴られています。どの少年も大体そうです。
一体何を反省したのでしょうか?
反省の仕方も分からない、教えてやる大人もいない、そんな
少年たちが数年・数か月で出てきて普通に生活を送る。
こんな事があっていいのでしょうか・・・・
本当にやるせない、理不尽な思いばかりが募る読書でしたが
多くの人に読んでもらいたい本でした。
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あかね文庫より。長野県内で起きた二つの少年リンチ事件のルポ。恐らく過去にもこの事件のルポは読んでると思うけど、本当ひどい。集団の力で取りつかれたように暴力をふるう奴ら、証拠隠滅を図る奴ら、謝罪しない親たち。94年、97年の事件の犯人はほぼ私と同年代。今頃は結婚して家庭を持っているかもしれない。自分の子が被害者になった時、何を思うのか。そういう小説は読んだことあるけど、本当いったいどれだけの奴らが反省しているのかと思う。15人でリンチした百瀬君の事件、加害者の一人の父親は少年刑務所に勤めていたそうだ。偏見とは思うけど、やっぱり、そういうとこに勤めてるくせに、と思わずにはいられない。あんなひどい手紙を公開されても何も感じない雄治の両親もひどいけど。人間として感情はないのかと思う。
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読むのに時間がかかったし、結局最後まで読めなかった。若者の心理の救いようのなさ。少年法が誰のためのものなのか。当時の”普通”の家庭というものがわからなかった。ちょうど少年法の授業をとっていたので、いい機会だと思って読んでみたが、読んでいてとてもつらかった。。
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過去に弟が少年犯罪の犠牲になった過去をもつ著者が、長野で起きた2件の集団リンチによる殺人事件を取り上げる。些細な理由で被害者を呼びつけ、集団暴行で殺害し、隠蔽工作を行っても、軽微な罰しか受けず、遺族には情報さえも入らない少年犯罪の理不尽。無反省の加害者と親の無責任さには悪寒です。
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ハンムラビ法典「目には目を、歯には歯を」
を 三面記事を読んでいて 思うことがあります
何か事件が起きたとき
以前なら「巻き込まれてしまったのではないだろうか」
の心配であったころから
「巻き込んでしまったのではないだろうか」
の畏怖になってしまった気がするのは
私だけでしょうか
奥野健二さんの「心にナイフをしのばせて」と併せて
世に広めたい警告の書です
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暴力の描写を読むと暗澹たる気持ちになり、反吐が出そうなる。
暴走する加害者集団、自分の罪も理解できない加害者集団、その子にしてこの親あり。本当にひどい。
少年法はいらない。加害少年の更生などあり得ない。