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久々の素子さん。SF的要素はあるんだけど、読み終わってみると母:陽湖さんの主張ばかりが強く残りました。出産・子育てや家族関係における女性の苛立ちや叫び。そこまでため込む前に相手にぶつければいいのに、とも思うのですが。陽湖さんの今後が気になります。ところで、素子さんも今年50歳なんですねぇ……。
(図書館で借りた本)
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本当に久しぶり・・・久しぶりの新井素子さんの長編。
なんで、こんなに間が空いたのかしら?と思ったら、
これを書くのに8年も掛かっていたのね。
産みの苦しみが物凄かったのね。
独特な素子節とでもいいましょうか、クセのある文章。
確かに昔からクセがあったのだけど、
それは こんな風にクドイ感じだったかしら?
私が年を取ってしまったのかもしれないけれど、
凄く読み難かった・・・
題材は物凄く興味深いのだけど、
上手く活かされていないような・・・・
8年もかけずに、3箇月くらいでサラサラッと書けるように
復活してもらいたいです。
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初新井素子。
「くどい」とよく見かける文体は気にならなかった。
この設定でいくらでも泣かせる方向に持って行けそうなものなのに、この程度で抑えたのが爽やかでよかった。
ただ、陽湖のネチネチした独白があったので、彼女なりの展開と着地点があるのかと思いきや、なーんにもなかったがちょっと不満。
彼女の言い分も分かるが、あのネチネチ具合、この話に必要だったのか…?
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なつかしい素子節。複数の登場人物がひたすら自省する、この文体、この世界は、素子さんでしかありえませんね。わたしは素子さんと同世代なんでこの感覚がひしひしと判るんですが、今の若い世代にも通じるのかなぁ。
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新井さんの話にしては、ハズレ。
前半よかっただけに、後半一気に話が転んだあたりからちょっと残念すぎる。
もっと、前半の流れで行ってほしかったなぁ。
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なんだかなあ。読みやすいのは読みやすいんだけど。
陽湖さんの章って必要なかったんじゃないかなあ、と。
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中学生の頃にはまってた新井素子の小説。
書き上げるのに8年かかったそうで、どおりで最近見かけなかったわけだわ。
変わってないなあ。
文体も、感性も。
小説っていうより、中学生の自分を読んでる気分です。
後半、突如お得意のパラレルワールド登場。
これをSFと解釈するか、ホラーだと感じるかは読者次第?
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懐かしい新井素子ワールド。
自分の内面に語りかける感じで、ああこんなんだったと、中学・高校と読みあさった日々を思い出しました。
内面の心理状態、ちょっと結末はちょっと不消化な感じはあったけど、SFといってもこわい感じではなく、こんな感じはありうるのではないかと思えるものでした。
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初めての作家さん。SFガイドで見つけて借りたものだったんだが、残念ながら私の好みではなかった。
非常に読みやすく、登場人物もわかりやすい。どろどろした嫁姑みたいなドラマが、この先どうなるのかなと思ったものの、メインストーリーには絡まず、結果的にパラレル・ワールドでジ・エンド。
読みやすいのが最大の特徴ではあるが、SFとしては面白くなかった。sigh
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文体はすごい面白いし、惹きつけられ、好みであった。
ただ、結末がちょっと残念だったかなって感は否めない。この作者の、他の高評価の作品も読んでみたいと思った。
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狂っているのは、私、それとも、世界?愛する人たちに囲まれていても感じる孤独。いつかあの人に会えるのかしら…
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2012.12.13読了。
パラレルワールドの間を行き来している女の話。だけど、多分そのコトが判明するまでが肝なんだろうけど、だいたい途中でわかっちゃうし、だったら、その周辺の人の細かい鑑賞描写や設定は何だったんだろう、って拍子抜けな感じ。SFにしてはありきたりだし、まるでその人のこと一番わかってるよ、な人たちがそもそも一番わかってなかったんじゃないの?って感じさせられるトコが、なんか話に一貫性がない感じ。
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この話は澪湖の話なんだけど、澪湖の母である陽湖の話でもあります。特に、陽湖の、「母」である苦悩と葛藤は思わず感情移入したくなります。でも、この話の重要人物は、澪湖の叔母である「やまとばちゃん」です。ここが肝心なところなのに、やまとばちゃんの謎が案外あっさり説明されているので、最後はちょっと拍子抜けするかもしれません。
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辛いことばかり降りかかる、「不幸な」人生を送りつつ、
どんな不幸にあっても泣かない、強い女と言われているおばちゃんの子どもが亡くなった時、
そのおばちゃんがなんかおかしいということにきづいて、調べてみたら、そのおばちゃんは実はめっちゃ特別な人だった、というお話。。
多重人格でも、狂っているわけでもない、
だけど、狂おしいというか、、
発狂寸前のような人物描写が、とにかく面白いです。
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「チグリスとユーフラテス」以来の新井素子さん。登場人物ごとの章構成や各々の心理描写(特に陽湖さん)はさすがだなぁと。もう一度、チグリス…を読みたくなりました。