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この場に居たかった。
いわゆる何チャラセンターの講義録。楽しいです。こんな講義の時に参加したかったですね。
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読みたい本。
気に入っている本の中には好きな人物が編んだアンソロジーもけっこくあります。
そんな本を読むとき「自分でもこういうのを作ってみたいなあ」と思うのです。
そんな自分だけのアンソロジーについての本だそうです。
カルチャーセンターで好評だった著者の講義を収録しているのだとか。
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アンソロジーに関する講義集。
呼び水になる、というのに共感しました。
読書欲は尽きることがないですね〜。
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北村薫さんのアンソロジー教室!そんな素敵な催しがあったなんて…本にしてくれて感謝☆
ミステリ好きでないのに読みたい話が沢山。きっと本当にそれぞれの話が大好きな気持ちが、北村さんから伝わってきたからかなー。
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[ 内容 ]
高校の国語教師の経験もあり、人気作家にしてアンソロジーの名手である著者が教えてくれるのは、ベストセラーに振り回されるのではなく、ゆったりとした気持ちで好みの作品を見つけ、自分だけの本を編む愉しみ。
好評を博した特別講義を完全再録。
[ 目次 ]
第1回 アンソロジーは選者そのもの(話し手として聴き手として;人生の季語;高校三年の日記 ほか)
第2回 アンソロジーは別の本への呼び水(まぼろしの一句;言葉の力;時を越えて ほか)
第3回 アンソロジーは“今という時”の記念(詩歌との出会い;矢野峰人訳「シナラ」;ダウスンは「シナラ」をこう読んだ ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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いよいよ、小説アンソロジーもハンドメイドの時代か?!
「選ぶ、というのは、どういう自分であるかーという表現」、そりゃそうだよなあ、とは思うものの、「20年、30年経った時に、そのページをめくると、《時》が蘇ってくるのではないでしょうか」とするならば、それって「日記」とどう違うのでしょうか?
個人的レベルから普遍的レベルになるには、何が必要なのか?を考えてしまうので。
ところで。
「綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー」と重複する作品を「ベストの選択という気持ちが揺るがなかった」「読者が重なるとはいえず」取り上げた、ということですが、
フフフ、重なってますのよ、少なくとも1人は。…と自分にメモ。
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副題に「北村薫のアンソロジー教室」とある。その名のとおり、2009年初めに新宿のカルチャーセンターで3回にわたって行われた、北村さんによる講義録だ。何せ、北村さんの持論は、「アンソロジーを編むということ=(イコール)『今』の『自分』を語ること」らしいので、興味津々。 読書家としても、アンソロジストとしても著名な北村さんが、どんな風にアンソロジーを組み立てていくのか、その真髄とも言うべき発想の仕方と、実作業の片鱗を語ってくれている。 読んでみて、何よりも驚くのは北村さんの早熟ぶりだ。何と、小学生の時には、すでに手書きのアンソロジーを手書きでノートに書いていたというのだ!「スペイン民話集」という絵入りの実物も収録されており、その構成と着眼点に驚くばかり。いろいろ読書のヒントをもらえる「レッスン」でした。
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北村薫は小学生のときにはすでに自分の気に入った短編を書きうつしてアンソロジーを編んでいたそうな。それを今でも保存してあるところがまたすごいのですが。その最初に登場する、おそらく北村少年が最も気に入っていたと思われるスペイン民話「油あげの雨」。全文引用されています。北村薫が定義する本格ミステリ「魅力的な謎が魅力的に解かれるもの」を充分に満たすミステリでここにも北村薫の原点がある…。ああ、この本の趣旨は自分だけのアンソロジーを編もうということでした。ええ、それも楽しそうです。いつか時間に余裕ができれば…。
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2009年に行われた北村薫さんの講演を再録したもの。自分の好きな小説や詩歌などを、自分の好きなようにまとめると面白いよ、という内容。北村さんは小学生の頃から、自分だけのアンソロジーをノートに書く遊びをしていたらしい。
自分を振り返ってみると、カセットテープに好きな曲を詰めるのだってアンソロジーだし、ビデオテープにどの順番でアニメを録画するか悩むのだって立派なアンソロジーだった。僕もアンソロジストじゃん!
最近ちょこちょこやってる、iTunesのプレイリストで「ラスボス戦っぽい曲集」とか「もしも願い事がひとつ叶うなら系歌詞」とか作る遊びもアンソロジーだな。
ラノベとかアニメとかでも出来そう。これから意識してやってみようと思った。
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これを読んだならば、とりあえずアンソロジーを作ってみよう、などと決意してしまう。まあ、そういう本です。
小学生の時に自分の好きな作品を1番にもっていきたいがために、わざわざノートに書き写してアンソロジーを作った作者です。「(アンソロジーは)もちろん収録されている作品を読むものですが、同時に、あるいはそれ以上に、選者を読むもの」(47p)なのです。
それから、作品の並びには連句の付け合いのようなものがあるという。だとすれば、時々アンソロジーを飛ばしながら読んでいたのは邪道であった、ということなのだろう。
さて、以下私もアンソロジーを組んでみました。北村薫よりは「独創的」なのではないかと自負します(^_^;)。同じ作者の本は取り上げない、順番に注意する、ということを意識しました。題して「もしも私が弥生時代晩期をテーマに小説を書いたら」です。
1.「戦争の考古学(佐原真の仕事4)」(岩波書店)
2.「女の平和」アリストパネス 岩波文庫
3.「ヤマト王権はいかにして始まったか」(学生社)
4.「日本と朝鮮半島2000年(上)」日本放送出版協会
5.「古代の日本と加耶」田中俊明 山川出版社
6.「前方後円墳と吉備・大和」近藤義郎 吉備人出版社
7.「吉備の弥生大首長墓・楯築弥生墳丘墓」福本明 新泉社
8.「進化考古学の大冒険」松木武彦 新潮選書
9.「もののけ姫」ジブリ
10.「日御子」帚木蓬生 講談社
11.「火炎 北の耀星アテルイ」高橋克彦 講談社文庫
12.「水滸伝」北方謙三 集英社文庫
13.「三酔人経綸問答」中江兆民 岩波文庫
14.「獣の奏者 4 完結編」上橋菜穂子 講談社文庫
2012年12月3日読了
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2009年 新宿 朝日カルチャーセンターでの講座、『アンソロジーの楽しみ』(3回)をまとめたもの
筆者のアンソロジーに対する思いと、実際にアンソロジーを編んだ時の経験、そして書物、作家への愛がつめこまれた一冊。
本好きな方は、どんどん本が読みたくなるだろうし、逆にあまり読まない方は、ここで紹介されているアンソロジーから手に取れば、好きな作家を見つけ、読み継いでいきたくなる、という楽しみを味わうことができることと思う。
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北村作品の中でも、各種アンソロジーや詩歌の待ち伏せが楽しめた方にお薦めの一冊です。
p.68からp.77の、「吾子は…」の句の件が特に素晴らしいと思いました。
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面白かった~! 読書量が足りないのは百も承知だけど、自分でもアンソロジーや全集を考えてみたくなる。アンソロジーを編むのって楽しそう、と思う。
北村薫さんの講義は大好きだ。むしろ、作家としてよりエッセイストやアンソロジストとしての北村さんが好きなくらい。
「読む」ということの楽しみと奥行き、そして可能性を感じる。まるで、一枚の折り紙から無限の物が形作られていくように。「読む」という行為は立体的になり、ぬくもりが生まれ、美しく形作られる。柔らかな手触りの中に、確かな折り目正しさを感じる。
「アンソロジーを編むこともひとつの作品」「アンソロジーはほかの作品への呼び水」など、うんうんと頷くこと多数。私も、アンソロジーで出会わなければ、きっと出会うことはなかっただろうな、という作品・作家がたくさんある。信頼できるアンソロジストがいるということは、読書の水先案内人を見つけるに等しい。
ちなみに、私の「これぞ」というアンソロジストは、赤木かん子さんである。児童向けの、彼女が編んだアンソロジーに出会わなければ、あの作家にもあの作品にも出会っていなかったであろうと思うと、ひたすら感謝感謝。
それにしても、小学生の時に北村さんが編んだという、アンソロジーの素晴らしさよ。。恐れ入りました。
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ワークショップのワクワク感が伝わってくる語り口。
小学生の頃、すでにアンソロジーを編んでいる。恐るべき子ども。
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ブックガイドかと思いきや、さにあらず。自分なりのアンソロジーを編んでみようという、趣向としては珍しい一冊。そもそも短編があまり好きでないのも相俟って、全然興の乗らない一冊でした。