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今回は、
「一つの事象を角度を変えて何度も見直す」
って感じが強いのです。
ついでに成長していく主人公も面白い。
今回は爽やか目でした。
で、わんこの胴体が黒いのは、マント?
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ものすごく悲観的にいくかと思いきや。
こういう読後感がいいよね、やっぱり。
道尾秀介の青春三部作の2作目、らしい。
『シャドウ』→『ソロモンの犬』で、次は『ラットマン』。
この感じで行くなら次も楽しみだなぁ。
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最後にまた暗~い結末かと思ったらまだマシでよかったー向日葵~の印象が強すぎるので他の作品もたくさん読みたい人。でも伏線回収は伊坂幸太郎ほどスッキリ感はないかも。小説は比べるものではないと思うけれど。間宮先生を主人公にまた続編出ないかな
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ここに出てくる犬・オービーの行動がキーポイントです。
大好きな飼い主の陽介を引きずってしまうほどのこととは…?
後半、パタパタと解明されて行く時、「えーーっ」とかなり動揺しました。
秋内たちの恋愛事情のからまりも微妙で、そこに陽介の死が関わってきます。
助っ人となるのが、間宮助教授。ちょっと…というか相当変な先生ですが、彼らのいい相談役です。
道尾さんの作品は、いっつもどんでん返しがあります。
今回、どんでん返しのどんでん返しでした。
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青春かな(笑)ミステリーだったような...。ストーリーは面白かったけど、落とし方とかは無理矢理だと思った。
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作家さんが喜ぶ読者だったのかもしれません。
他のレビューを見てると「ガッカリ」という意見もあるようですが、私はずいぶんと振り回されました。
「ひまわり」よりも100倍ラストが好きです。
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ジャケ&タイトル買い。
「向日葵の咲かない夏」はいずれ読もうと思っていたけれど、その作者と知らずに購入。個人的にミステリーには謎解きの楽しさを求めず読むので、ストーリーの構成、キャラクター共に面白いと思いながら読めた。
オチも綺麗に騙されてしまったし、甘酸っぱい気分も味わったし、終わり方も悪くなかった。
ただ“ミステリー好き”には、満足のいかない部分があったりトリックに対する驚きが少なかったり(いかんせん動物の生態に深く関係している部分が多くて)するのかなとは感じた。
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みっちゃんだから絶対ひっかけある!と思って思ってやはりひっかけられると悔しいものですのう…。作者にしてはわりかし明るく青春してます。設定はなんか伊坂っぽいと言っても過言ではないのでだいぶ一般向けな気がします。
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道尾さんの作品は 最後まで 気を許せません。
間宮助教授の登場が また うまい!
読んで損は 全くない作品です。
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ミステリ的には反則だろっと言いたくもなるけど。
奥手な男子学生の心理が何とも微笑ましくて良かった。
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気が利かなくてちょっと間の悪いところのある主人公は、同じ大学で知り合った友人たちとの四人組で、それなりに楽しい青春を送っていた。――その事件が起きるまでは。
ある日、四人で集まっているところに、かれらの教授の息子である小学生の男の子が通りかかる。しばらく雑談を交わして別れたあと、主人公たちはまた別の場所で、再び少年の姿を目撃する。少年が散歩に連れていた飼い犬が、急にものすごい勢いで走り出し、少年はそれに引き摺られて、走行中のトラックの前に――
飛び出した犬の視線の先には、友人がいた。なぜ犬は急に走り出したのか。意図的に犬をそんなふうに走らせることが可能だったのか。もしそうだとしたら、なぜそんなことをしなくてはならなかったのか。主人公は謎を追い始めるが……
面白かった! いままで読んだ道尾さんの本のなかでは、『ラットマン』のつぎに好きかもです。キャラクターもよくて、主人公のお人よしでちょっと間の抜けたところが、話が進むにつれて、だんだん愛しく思えてきました。何よりストーリーの数々の仕掛け。巧みに誘われるミスリード、意表をつく展開とどんでん返し。青春と友情、疑念とすれ違い。そしてほろ苦い余韻を残しつつも、さわやかで心温まる結末。
いい小説でした。
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私の読んだ事のある道尾さん作品は「向日葵の咲かない夏」のみ。
その1冊が持つダークファンジーが個人的にとてもヒットで
そんな型を頭の中で作っていたし、
表題の「ソロモン」という神話めいたワードから
今回もパーンッと"飛んでる"作品を期待して読んでしまった。
なので、この平和的(?)で爽やかな甘さ残る終盤に
「最後の最後でまだ裏(オチ)があるのでは?」
そう疑りながら読み進めてしまった。
それほどに青春ミステリでした。
しかし、一瞬「フェアじゃない」と思ってしまう程の外に追いやっていた真実、
意外を通り越して着いて行けなさそうなレベルでした。
細かくは検証してないけどさらっと読み返すと、
やはりさり気なく布石は残しているので
決して読者に公平じゃないともいえない。
私の凡人思考の斜め上を行き過ぎていました。
作中の恋人たち、京也とひろ子の修羅場で彼曰く
"ひろ子の優しさ"が現れているといった行動。
私は優しさじゃなくて未練と甘さの入り混じった
もっとグルグルしたものだと思う。
それが分からない男だから京也が好きになれなかったのかも…!
いや、分かっててそう評したから好きになれないんだね。
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新しいトピックが一つ出てくるたびに大体オチが見えてしまうのがちょっと残念だったし、夢オチもイラッとしたけど、ミステリーっていうよりも青春に重きを置いてみるなら、まぁまぁ。
最後のひっかけに引っかかった自分が悔しい。
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後半、謎解き部分の核心に入ってからは、
ぐいぐいと読み進むことができた。
が、この方の「うむ、今いいこと言った」感と言いましょうか、
作為的な言葉遣いがどうも鼻についてしまって、
核心に入るまでが長かった。
もちろん、人によっては長所となりうる部分なのだろうが、
これは好みの問題。
反面、超好みの表現者として、
吉田修一氏の「パレード」を挙げておく。
語彙の豊富さや縦横無尽の自由な発想力が
いかに文章を魅力的にするかを教えてくれた作品のひとつ。
犬好き、動物好きな自分としては、
オービーの行く末が気になって……。
タイトルからして、そこはしてやられたとするべき!?
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読み出してビックリ、道尾さん作品で2つ目の平塚作品(笑)何この人、地元民?
今まで読んだ奴の仲でも、確かにライトな印象。青春と言えば青春?某所でハラハラさせる伏線を、後で「何だよ!」とがっくりさせられるのが好きです。上手いよなぁ。
こうやって道尾さん作品読んじゃうと、まだ文庫化されてないのも一気に買いたくなっちゃうのよね。。早く文庫化されないかなぁ。