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主人公ともいうべき清子はただのオバサン。
でも、環境が変われば、これだけヒトというものは変わるのか。
清子の自意識の高さには唖然とするばかり。
セックスの描写も過激なところがあるし、
ラストの結末のタイトルからして、なんとも皮肉めいている。
読みやすいといえば、読みやすいか。
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痛快ではないが
単純に面白くて
一気読んでしまった
こういうのを
ダークエンターテイメントとでも
呼べないいのかな?
結末は
想像を少しだけ超えていて
それはそれで
逸脱しきっていなくて楽しめた
どうやら木村多江主演で今夏映画化されるらしい
主演
木村多江では
細いし美人過ぎるんだけどな~
第一若いし・・・
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孤島には、31人の男とたった1人の女。
求められ争われ、女は女王の悦びに震える――
本屋の平積みで目だっていたので購入。
自分はもちろんサバイバルな経験もないし、例えば大勢の男に言い寄られたとしたら「めんどくさっ」と思ってしまいそうだし、唯一の女性である主人公が理解できずイマイチ。
しかし、登場人物の気持ちの変化などがいい子ぶらない表現で描写されているので、痛快な気分はあったかも。
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無人島、女ひとり
一気に読みおわったけど、まあまあありきたりな感じが否めない でも最後の章がちょっと想像を超えててとても好きでした。自分におきかえるとトラウマになりそうなほどの恐怖を感じましたが。
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うーん。人間のエゴって怖いなあ。私は人間があまちゃんなので、この話、あんまりにもエゴむきだしで気分わるかったです。映画化されるらしいけど、原作のままやと、えぐすぎるような・・・どう料理されるのか、知りたいような知りたくないような。
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無人島に男数十人・女一人という設定が面白く思わず買ってしまった本。
内容は想像できなかったものばかりでしたが、
後々振り返ると、もし自分が無人島に行ってしまったら、
こうなるんだろうなって思います。
女性の偉大さ、今の生活の豊かさが非常によくわかる内容でした。
続きがあれば読みたい。
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(2010/05/15購入)(2010/05/16読了)
相変わらず凄まじい程の毒々しさ。
誰一人として人の為に行動しようとしないのは、いっそ清々しくすらある。
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設定がいいのでずっと気になってたんですがようやく。
サバイバルものは人間の心理が生々しく出るので好きなんですが、
女が1人というのが効いてると。
章ごとの描き方も上手いなーと思いました。
どうでもいいけれど読んだらチキチータ(ABBA)が頭から離れなく。
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いやこれ、おもしろいよ。桐野夏生、はじめて読み通せた。10年前、『顔に振りかかる雨』、『OUT』と、下手糞な文章に辟易して途中で投げ出したが、これはすばらしい。土地の名前、歴史、女と男、中国人と日本人、食欲と性欲…南海の無人島を舞台に、下世話な思考実験がめまぐるしく繰り広げられる。まあ、そんなことはどうでもいいや。読む楽しみに満ちた、瑕の少ない小説。しかし、読み終わって数日経つと、もう少し破綻があってもよかったのにと思えてきた。おそらくは作家自身に狂気が足りない。
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場所と人名のカタカナ呼称を含め、「バトルロワイヤル」を彷彿とさせる、ちょっとB級テイストの雰囲気がします。
蛇の皮を剥がして食べたりと、ストーリーとは関係ないところでちょっと抵抗を覚えるところがあったりして・・。
実際無人島に漂着したら、こんな生活、行動スタイルになるのかも知れないという人間の性(サガ)を描いているということになるのでしょうか。
女性の強さを描いているというところもあるのだろうが、エンターテイメントとして充分楽しめたかというと少々疑問である。
脱出不可能の島で繰り広げられるドラマも中盤いささか冗長気味に感じられるが、短編として発表された後の連作という成り立ちの故か。
ラスト部分は感情に訴えるところがあり、この辺はさすが上手いなあと感心した。
惹かれる設定と表紙のため、ハードカバーの時は買うのを迷い、とどまったのだが、文庫本での購入で良かったというのが読中の正直な感想である。
結末で大分挽回したところはあるかな。
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最初はエロマンガ的な設定で「オモロいわ」という読み始めだったものの
そのうちに孤立する島の生活の閉塞感に引き込まれていく。
嫌われ者とされる登場人物でさえも、描写が進むにつれて親近感を覚えたりと。
映画化されるそうですね。
映画も見てみたい、とジュクの住人は思ったのでした。
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「無人島に30人近くの男と1人の女が流れ着いた。そこから始まるサバイバル生活。」
多分、こんな紹介を聞くと多くの人が「一人の女を巡っていろんな事件が起こるんだな」、と思うかもしれませんが、本書は少し違う。もちろんそんな事もあるけど、全体としてそういう話しではない。
んー。
個人的に、あんまり物語の一本筋が見えなかったかなぁ。
テーマは女性の異常性??
終わり方もスッキリしなかった。
登場人物が個性的なだけに、もっとそこを生かして欲しかったように思います。もしかしたら、ミステリの要素が少しあればすっきりしたかも。
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『蠅の王』とかと同じ無人島漂着・閉鎖社会サバイバルものなんだけど、特殊なのは31人の男に女が一人という人員構成。しかも「これほど男に焦がれられた女が世界に何人いるだろう」という女の独白から始まるというのが斬新。求められ、奪い合われる性としての女性の視点から物語は始まりを迎える。
ちなみに今夏の映画化が決定している。
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読み途中。ちょいと下品だけど楽しい!!
結末はどうなるんだろう。。。脱出!?残留!?はたまた全滅!?
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木村多江、窪塚洋介といったキャストで映画版も今夏にやる本作、舞台設定からして度肝を抜く発想でおもしろいけど、テーマは女性(母)といった感じでしょう。
無人島の各地域につけられる名前(オダイバ、ブクロ、ジュク、コーキョ)やホンコンと呼ばれる中国人などが出てくることから、国家、日本人とかいった社会的な縮図なのかなーと読んでるとそんなことはあまり広がらずに(といっても皮肉な結末だけど)、清子のおそろしい変貌ぶりというか女性性が島の意志と合体してがんがん強大になっていく。
あとは普段の環境(メディア)が激変した時の身体の振る舞いがこの物語の人間の恐ろしくも滑稽なところを描いていると思う。