紙の本
犯人探しの神経戦
2010/05/04 18:00
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
都築初が所属する放送部に、遥香の友人である星霧交喙(いすか)が入部してくる。無口で無表情で対人アレルギーのイスカが入部した理由は、かつて放送部に所属していた彼女の姉である星霧花鶏(あとり)の痕跡を探すため。そしてアトリは、初の父が自殺した根本原因である産業スパイ事件に関係しているらしい。
再び登場した月見月理解や、放送部部長である上坂京と共に、アトリの足跡をたどっているうちに行きついたのが、ノアズ・アークと呼ばれる、8つの部屋と8つのカードキーを持つ不可思議なシェルター。彼らは、別にアトリを追ってきた4人の男女と共に、そこに監禁されてしまう。制限時間は9時間、それまでに脱出できなければ毒ガスで殺されてしまう。極限状況に追い込まれる中、8人の中に紛れ込んだアトリを探り出し、無事に脱出することが出来るのか?
実の妹とは折り合いが悪い初に対して、仲の良い妹のポジションに落ち着きそうなイスカが、今回の事件のキーパーソンとなっている。彼女も理解と同じように聖痕と名付けられた特殊能力もちであり、その能力およびノアズ・アークの脱出ルールと、それらの隙間で繰り広げられる犯人探しの神経戦が後半のメインだ。
若干、ノアズ・アークの脱出ルールが複雑なのだけれど、読み終わってみると、そのルールと交喙・花鶏の間には象徴的な関係があったような気がするし、彼女の名前にもストーリーの根幹に関係する意味があったように思う。一方で、キリスト教的なネーミングだが、宗教色はない。
イスカが前面で活躍する時間が長かった分、理解の初いじりは控えめだったかな。
紙の本
新キャラ
2018/10/31 23:48
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お約束の新キャラ登場、そして中盤からは監禁されて脱出ゲームへ。
キャラはいいんだけど肝心のゲームがイマイチ理解できなかった。
もうちょっと分かりやすいものにして欲しかったですね。
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流石に今作のゲームの基本ルールを理解する
面倒臭さとにやや辟易しつつ読み進める。
余りにもその縛りのあるルールと設定はいかに
絵空事とは言え、若干醒めてしまいます。
さらに異端探偵「理解」の持つ能力はさておき、
今回新たに登場する人物「星霧交喙」も特殊な
能力を持ち...その能力自体が今回のゲームを
解く鍵と足枷になる...とくればゲームありきで
すべてがゲームを成立させる為に強引な設定としか
思えず...。むー。苦戦したー。
苦戦したのに面白く読めるんだから
もう少しシンプルな構図にすればいいのになー。
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また怪しげな事件が起こる。
そこに現れる”ドッペルゲンガー"
なんか、主人公の周りには性格の悪い女性が多いような。
これも女難か……
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ちょっと複雑すぎ
どうやってドッペルゲンガーが最初に黒のカードを識別したか
2回目の4人の入室の際、そもそも黒である部屋にあたる可能性は考慮しなかったのか
一周で疑問点はこの2つ、再読はまたいつか
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ゲームのルールや展開が複雑すぎて普通のペースで読み進めてたら理解が追いつかないです。
トリックのクオリティ高すぎ。悪い意味でw
それでもハラハラ感はあり面白いのだけど、一巻の方が読み物として出来が良い。
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いいね。いいよ、こういうの。”真実”を知りたいか。ほんとに?欺瞞で傲慢な探偵が繰り広げる推理は面白い。こんなのはライトノベルじゃない。
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面白かったけどちょっとルールが複雑すぎかな
それでも内容は好きなタイプだし最後にひっくり返される感じもよかった
あと最後の交喙のイラストも凄く可愛かった
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前作の唐突な人狼ゲーム出しました感とは違い、ちゃんとゲームをやっている。
読みづらさはあいかわらずだが、後半にかけてはもりあがる。
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2巻からはさらに能力系が強くなってますがやっぱり面白かったです。
新しいキャラクターも可愛らしかったですし、そのキャラを生かした話だったのですぐに入ってきてのめりこめました。
あと前作と違って結構生死が近くに感じるのも緊張感があって面白かったです。
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特殊能力持ちの妹系キャラとアホっぽい感じの先輩の登場と、二人の訳ありの秘密とかは結構ありがちのパターンだと思う。
交喙の能力は分かったんだけど、監禁脱出ゲームのルールが全然わからなかった。
ルールが難しいうえに半異能力バトルみたいな感じになっているし。そこだけ残念。
それ以外はおおむね面白かった。
今回の元ネタはインシテミルとかから来ている?
印象に縛られてるだけかもしれないが。
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まさか続編があっさり出るとわ
出すにしても理解だけ残して他は変えた方が良かったと思うが押しつけか
1巻は「探偵殺人ゲームのような思考パズル」を
ミステリの推理するガジェット(仕掛け)でなく
マクガフィン(取り換え可能な仕掛けの構成要素)として使っていたハッタリ具合が
とても面白かったのだが
今回は西尾維新的どこかでみたような超探偵ミステリのきざしでわりとがっかり
それでも一発屋かと思ったらきっちり充分な完成度で続巻出してくるあたり作者の次が楽しめそうで期待