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チェック項目7箇所。「欲しいものが売ってない」という消費者の声を聞く、「最近、商品が信用できなくて……」という声も聞こえてくる、裏返して読んでほしい、「欲しいものが売ってない」を裏返せば「欲しいものが見つかれば買う」である、「信用できなくて」は、「信用できる本物があれば買う」である。「ワクワクする空間」、「思い出に残る体験を提供する店」としての百貨店の魅力回復は、大いにあっていい、いや、むしろそうでないと百貨店の復権はあり得ないのではないか。お客様、ステージを創る私たち百貨店、そして地元の貴重な物産品を提供してくれる出品業者と三者でワクワク感を共有できること、そのことに私はこの仕事の生きがいを感じるのだ。あじさいの三代目店主・東秀一さんが従業員をわが子のように大切に育てていることである、従業員のほうもまた、家族の一員という感じで気持ちよく仕事をしている。六花亭であるが、販売員たちの接客がとにかく素晴らしい、他を圧倒するものがある、初めて会場で接客ぶりを拝見したときは、鳥肌が立つほどだった。愛やプライドといったものは、アナログ世界の極致である、あなろぐの極地には、底知れぬパワーが潜んでいることを私たちは改めて認識する必要があるのではないだろうか。「何を言っているんだ! 食べ物っていうのはな。家族に食べさせるつもりでモノ作りしなきゃウソだろ! 俺は一本一本、家族に食べさせるつもりで作っているんだ。ていねいにやるのは当たり前じゃないか」