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小川洋子さんが
2018/12/21 07:10
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本とそれにちなんだ音楽を紹介するラジオが楽しくて、よく聴いています。このラジオを知ってから、小川洋子さんの小説を読むと、今までと違った雰囲気で読めます。朗読されてるような。これからも小川さんの小説をいっぱい読みたいです。
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好きな本
2016/12/29 13:01
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投稿者:ポテト - この投稿者のレビュー一覧を見る
小川洋子先生の短編集の中でも、かなり好きな本です。教授宅の留守番のインパクトが強い。どれもうっすら物悲しいけど、パラソルチョコレートは優しさが滲んでいてあたたかい気持ちに。
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小川洋子らしさが詰まった作品集
2019/07/06 08:25
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投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
小川洋子らしい作品集だと思いました。色とりどりのお話しがつまってます。どのお話しにも多かれ少なかれ残酷さがまぶされています。小川洋子らしさが堪能できる作品集です。
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短編9作。
行き先も帰り道もない場所で、果てしない靄が周りを遮る。
ここはあるのに。
そんなところに置いてかれたような読後感。
映像を見せられているような錯覚を覚えるリアルさと夢の中にいるような浮遊感が、とてもすばらしい。
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小川洋子の本を初めて読みました。
淡々としていてまるで海外の本を読んでいるみたいでした。
これが小川洋子の持ち味なんだと思います。
「お探しの物件」が面白かった。
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短編集。
この作家の本は、この本で2冊目(1冊目は『博士の愛した数式』)
『パラソルチョコレート』が好みでした。
最初と最後は野球の話で、最初の『曲芸と野球』の方が好き。
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09/07/02読了 物語が淡々と静かに進んでいくのはこの人らしい。時に残酷なくらい冷たい感じが好き。
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久々に耽美的な小川ワールドを堪能。
梅雨の夜、遅い電車の中でこの本を読むと雰囲気がありました…(すぐ読み終わってしまいますが)。
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何かに執着する人々が描かれていると思う。非現実的なのに生々しいのは何故だろう。
いつもながら「小川洋子」さんらしい短編作品です。
現代小説でありながら違う世界に簡単に読者を引き込むんですよね。あの不動産屋の話は「笑うセールスマン」が出てきそうな雰囲気。にしても小川さんは野球好きですね。
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エレベーターボーイ(EB)の話が特に好きだった。閉鎖された特殊な空間でのみ生きる人。
それから物件が求める人物を探す不動産屋の話もいい。
ひょうたん屋敷とか、角のない家とか。
ちょっとだけ日常からずれたところにある、変なリアリティのある物語の詰め合わせだった。
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「パラソルチョコレート」に出てくる「私」と「弟」が、喫茶室ルークで何を頼むかわくわくしながら考えているシーンを読んで、自分の幼い頃のことを思い出しました。私はどこへ行ってもきつねうどんを頼む子供だったそうです。(私が育った場所では、喫茶店にもうどんがありました。)特にきつねうどんが好きだった想い出はないのですが、両親や親戚は口を揃えてそういうので、きっとそうだったんでしょうね。さぞおかしな子供に見えたことでしょう。
小川洋子作品は、グロテスクのギリギリ一歩手前のものが多いですが、この作品はギリギリではなく、グロテスク側に踏み出してしまった感じです。、また『博士の愛した数式』みたいな透明感のある作品が読みたいです。
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静かに永遠が広がっているような短編集。いつもより読みやすいものが多いように思う。読んでいると、違う世界に足を踏み入れたような気分になる。
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世界の片隅で、そっと生きる不思議な人たちのちょっと怖いお話。
ホラーっぽい内容のものもありますが、基本的にはすぐ近くにありそうで、絶対に無いお話を集めた短編集です。
どのお話も、哀愁があって、その世界観に引き込まれてしまいます。
ちょっとだけですが、往年のブラッドベリの話を思い起こさせる感じもします。
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世界の片隅でひっそりと生きる、どこか風変わりな人々。
河川敷で逆立ちの練習をする曲芸師、教授宅の留守を預かる賄い婦、エレベーターで生まれたE.B.、放浪の涙売り、能弁で官能的な足裏をもつ老嬢…。
彼らの哀しくも愛おしい人生の一コマを手のひらでそっと掬いとり、そこはかとない恐怖と冴え冴えとしたフェティシズムをたたえる、珠玉のナイン・ストーリーズ。
(「BOOK」データベースより)
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短編集。「曲芸と野球」「教授宅の留守番」「イービーのかなわぬ望み」「お探しの物件」「涙売り」「パラソルチョコレート」「ラ・ヴェール嬢」「銀山の狩猟小屋」「再試合」の9編。
どの話もちょっと変わった人たちを描いていて、不思議だったり不気味だったりする。生々しい部分もちっともいやらしくないし淡々としている。
「イービーのかなわぬ望み」が一番好きかな。決してハッピーエンドというわけでもないのに、素敵な話だったと思った。
この短編集はストーリーではなく、設定や雰囲気ですぐに一風変わった世界に引き込まれる小説だった。一つ終わるとまた別の世界へ行ける。面白かった。