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言葉として口に出さない内面のもやもやをぱっと光りを射してくれるヒーローの話。
不安、不満、悲しい感情が溜まっちゃってどうしようと思っている人にお勧めです。
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最初の「ハンカチ」と最後の「カッコウの卵」は泣いた。電車でなければきっと号泣。
ガミガミ怒るのはやめて、子供たちをよく見、ちゃんと話を聞いて、そばにいてあげようと思う。大人にも子供にも読んでもらいたい本。
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会いたかったです。本当に会いたかったです。
そして自分もこういう存在になりたかったです。
どの話を読んでも涙が止まらないので、新幹線で読むには不向きでした。
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ウチムラ先生の寄り添って、本当に大切なことしか言わない、という姿勢に学ぶものが多くありました。
金八先生では取り上げられないだろう、決してドラマチックではない子どもたちの抱える寂しさとどう向き合うか。非常勤のムラウチ先生がどこの学校にも1人はいればいいのにな〜と思う。
ただ、とってもゆっくりで地味に進むストーリーは、読む人によっては退屈?かも。それでも作者は言う。こんな話でも、必要としている人がいるんです。
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「たいせつなこと」は本当に大切なことなんだから、ちゃんと伝わる。
悩んでいるとき、すっごくうれしいとき、すっごく悲しい時、
上手に言葉で説明できない時ってあるけれど、本当に大切なことは
ちゃんと相手に伝わっているんだよね。きっと。
私もこの本で「たいせつなこと」を教えてもらいました。
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優しい優しいお話です。
重松清さんは重いテーマを
柔らかいお話にする
ステキな作家さんだと思います。
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『きよしこ』『きみの友だち』に続き、3冊目。作者も吃音だそうだが、作者が投影された作品を読んだのは、偶然なのだけれど、それだけで重松清作品の(もうほとんど)全部を好きになれそうです。
村内先生という国語の代用教師が主人公の連作。一作目の「ハンカチ」でポロポロ泣けてしまいました。最後の「カッコウの卵」も泣けましたが、この二つは「たいせつなことだけしゃべる、そばにいること」など、村内先生がしてきたことを受け止めて、先生にありがとうの気持ちを言葉や態度で返事ができている点が、涙を誘うのだと思う。当事者は先生の優しさに気付くのが精一杯で、先生にありがとうを返すまでは学校にいてはくれなくて、でも寂しい気持ちに寄り添ってくれたことに、生徒も読者も村内先生に感謝の気持ちを伝えたかった、村内先生が報われた瞬間だから、泣けたのだと思う
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吃音の教師の話。一つ一つ、言葉が沁みるな。
「たいせつなこと」
「そばにいること」
「ひとりぼっちじゃないこと」
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◼︎2015・1・27 再読
やっぱり好きです。
村内先生、あったかいなぁ( ; ; )
こんな大人に私もなりたい。。。
◼︎2010・11・10 読了
涙が、ゆっくり流れました。。。
言葉がうまく言えない先生のお話。
中学の非常勤講師。
言葉がうまく言えないから、大切な事しか言わない。
それぞれの孤独、後悔、運命。。。
それをかかえて一人ぼっちになった悲しい心にそっと寄り添い、大切な事に気付かせてくれる村内先生。。。
助けたのでも、救ったのでもなく、間に合った。。。
授業より大切な仕事のある先生。。。
ほっこりと心が温まります。。。
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ひとってひとりぼっちに
なりたくないから
嘘をつく
って確かにな
って感じ。
けどこういう先生みたいに
自分のまわりには
絶対に自分を
大切に思ってくれてる
人はどこかにいる。
絶対に人はひとりでは
生きて行けない。
今自分がどういう環境であれ
生きているということは
まわりに人がいるから。
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ひとつひとつの話が心にずっしりと来る。
ムラマツ先生が、いろんな学校にいる皆と同じ向きを向いて座ることができない子、同じ向きを向いて座ることに違和感を感じている子の、「そばにいる」ために、転勤していく。
また、読もうと思う。
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去年の教職の授業で映画版を紹介されて、誕生日に友人からのプレゼントとして貰ったんだけどそのまま放置してた本。やっと読めた。
ヒーロー像としての教師は散々描かれてきたけれども、こういう冴えるか冴えないかで言えばどっちかというと冴えない部類に属する教師が生徒に寄り添う、みたいな作品は引きこもりや不良、いじめが増えた現代ならではの発想だと思う。事実としてこの話が成り立つかどうかよりも、読んで気持ちよくなればそれでOK。まずはそこから。
文章の書き方自体にもよるのかもしれないけど、この人は教師よりも生徒の描き方がとても上手かった。いじめの被害者、加害者、成り行きで加害者になってしまった子、周りに溶け込めず突っぱてる子、親のいない子等、それぞれの子供がいろいろ考えながら生活してるんだってことが読めばわかるように出来てる。
文章自体は隠喩がうまいなあ、と思う構成。特に動物を使った比喩がいい感じ。
それにしても、作者の後書きには驚かされた。事実であると言うだけに一番インパクトがあった。
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嘘は悪いことではなく、寂しいこと。
嘘をつくのは、その子がひとりぼっちになりたくないから。嘘をつかないとひとりぼっちになっちゃう子が嘘をつく。
私は「ひとりぼっちじゃないよ、いつもいるよ」と伝え続けていけるだろうか。
私も村内先生に色々教えてもらった。
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ひとりぼっちの生徒のところに、大切な事を言いにきた、
吃音の先生のお話。
すぅっと心に入っては来るけれど、
どうしてそれだけで?
っていう話の展開が多かったのがちょっと残念。
でも、じーんとしたり、うるっときたり、中々よかったです。
あとがき読んで知りましたが、作者さんも吃音なんだとか。
それはビックリ。
だから、こういうやさしいお話が書けるのかなぁ、
なんてぼんやり思いました。
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いや~、良かったなぁ。
「青い鳥」は主演阿部寛で映画化されてます。先にそちらを見てて、後から重松清が原作と知って読みました。
映画も是非見てほしいです。
重松作品でよく扱われる「イジメ」がテーマの短編集。が、村内という先生がどの話にも出てくる。
さえないオジサマ先生だが、村内先生の言葉はこどもだけでなくその周りの大人やこちらの読み手の心までしみこんでくる。