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ふたりの距離の概算 みんなのレビュー

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みんなのレビュー219件

みんなの評価3.6

評価内訳

218 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

嫌いじゃないんですが、ありふれた世界を描かれると、なんで米澤が書かなきゃいけなかったんだろう、って思います。これに比べたら、新作の『折れた竜骨』がいかに素晴らしいかがよくわかってしまう。そう、中途半端はいけません・・・

2011/01/13 20:25

4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私、弱いんです、青春小説に。中年以上の登場する恋愛小説なんて、思っただけで気持ちが悪い。ま、完全に世の中の流れに逆らっているのは分かっているんです。今は世をあげて老人をおだてて、そこからお金を絞り取ろうとしています。なんたって人口に占める高齢者の割合は、大きくなる一方。彼らにゴマすっておけば間違いない、っていう戦略。

NHKの朝ドラのターゲットなんて完全にそうだし、古書や骨董品、或いは昔懐かしい玩具の収集や旅を勧める本の狙いもそこにあります。実際にやってることはオレオレ詐欺とあんまり変わりないんじゃないか、なんて思ったりもするんです。50代の男女の恋とか、不倫の勧めも結局は、豊かな世代が動くことで撒き散らすお金狙いと言えないことはない。

だから私は青春小説。だから、桜庭一樹の小説が好き。出来れば小説の主人公は中学生がいい。多分、若い子たちもそう思っているはずです(違うかな?)。で、米澤穂信『ふたりの距離の概算』。もし、これが米澤穂信の作品、っていうだけだったら私は読まなかった。嫌い、っていうわkじゃあないんですが、名前のイメージが軟弱。『ボトルネック』『追想五断章』もそんなに楽しめなかったし。

でもHPに
             *
作家別得票数1位 米澤穂信が描く青春ミステリ!

米澤穂信、青春ミステリーの傑作シリーズ〈古典部〉最新作!

春を迎え、奉太郎たち古典部に新入生・大日向友子が仮入部することに。だが彼女は本入部直前、急に辞めると告げてきた。入部締切日のマラソン大会で、奉太郎は長距離を走りながら新入生の心変わりの真相を推理する!

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーに、全てにおいて〈省エネ〉を目指す少年・折木奉太郎(おれき ほうたろう)は、新学期を迎え高校2年生へと進級した。奉太郎が所属する古典部にも新入生・大日向友子(おおひなた ともこ)が仮入部してくる。部員千反田える(ちたんだ える)や伊原摩耶花(いばら まやか)たちともすぐに馴染み、このまま入部するものだと思っていたのだが、ある日、謎の言葉を残し、入部はしないと告げる。どうやら部室での千反田との会話が原因のようだが、奉太郎は納得できなかった。千反田は他人を傷つけるような性格ではない――。奉太郎は、入部締め切り日に開催されたマラソン大会を走りながら、大日向の心変わりの真相を推理することに! ミステリとしての完成度の高さはもちろん、ホロ苦さの残る青春小説としても注目の一冊。
             *
と〈青春〉ていう言葉が三つも入っているのをみると、その引力には勝てないわけです。それの北沢平佑のカバー装画は完全に青春しているし、 岩郷重力+WONDERWORKZ。+K・Sの装丁だって、いかにもそれらしい雰囲気だしている。ま、気になるといえば、登場人物が私の好きな中学生ではなく、高校生だという点と、マラソンが扱われていること。三浦しをん、佐藤多佳子、増田あけみ、あさのあつこ、もういいんじゃない、マラソン・・・

お話の内容は、HPの言葉で十分でしょう。主な登場人物の名前も出ているし。ま、重要人物なのに案内分に登場しない人について補足しておけば、彼の名前は福部里志(ふくべ さとし)、この小説の最重要行事、20キロを走る星ヶ谷杯を取り仕切る総務委員会の副委員長で、奉太郎と同じ古典部の友人です。妹が大日向と同じクラスにいるというところがミソ。といっても、伏線でもなんでもありませんけど・・・

で、読み終わった印象。ある意味、中途半端かな。青春、っていう感じがあまりしません。ミステリ部分は、悪くはありませんが、はやみねかおる、ほどのキレはない。マラソンはとってつけたよう。古典部の人間がマラソンで事件を解決する、なんていうか方向が定まらない感じ。それに、あまりユーモアを感じない。青春小説といえばやはり恋心、ユーモア、そうでなければ切なさ、そして愚かさ。

無論、前面に押し出すと下品にはなります。多くの青春ミステリがそこで失敗をしている。それに比べれば、米澤のアプローチは上品で、いいんです。ただ、その分、インパクトがない。著者名もですが、装幀も、いつも春のような暖かさを感じさせる。でも、夏や冬の強烈さはありません。今後も気にはする作家ですが、目の前に中村航と米澤の小説があったら、私は間違いなく中村の本に手をのばす、そんなところ。この路線では限界があるのかも。ちなみに、新作の『折れた竜骨』は、ファンタジーとしてだけでなくミステリとしても傑作。もしかして、近年の日本人が書いたファンタジーの中でも群を抜いているかも。宮部みゆきのファンタジーより絶対に上だもの・・・

最後は、目次のコピー。

序章 ただ走るには長すぎる
一章 入部受付はこちら
二章 友達は祝われなきゃいけない
三章 とても素敵なお店
四章 離した方が楽
五章 ふたりの距離の概算
終章 手はどこまでも伸びるはず

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紙の本

青春小説

2017/08/24 14:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

古典部シリーズといえばこれ、日常の謎とほろ苦いラスト。ミステリ要素よりは、どちらかというと青春小説の要素の方が強い作品と言えるでしょうか。安定のタイトルの素晴らしさですが、そのための設定なのでしょうが、マラソン大会を舞台にする必然性をあまり感じられませんでした。

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紙の本

読めば読む程魅力的

2017/01/03 21:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

まだ2巻を読んでいないんだけど、
新刊の6巻を借りてしまったので、
でもようやくここまで来ました。
古典部シリーズは読めば読む程面白くなりますね。
4人の魅力が深まって、楽しみが深まります。

高校のマラソン大会は学年、クラス別の3分差でスタートするので、
ホータロウが話を聞きたい4人と交わるためには、
距離を考えながら走らなければいけない。
途中、マラソンの疲れで距離もあやふやになるが、
現実の4人の関係も分かっているようで、不確かな部分もある。
しかし、ホータロウにとって千反田えるが人を傷つけるような事はないと確かに信じられる。
青春時代だからこそ信じあえる仲間達。
そんな熱く、ほろ苦い話が、読者の心に響いて来る。

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2010/06/30 21:44

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2010/07/08 08:03

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2010/07/03 14:33

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2010/08/11 11:32

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