紙の本
とっても面白いドタバタ家族の物語です!
2017/10/19 14:00
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、中島京子氏の作品ですが、他の作品とはかなり異なっていて、ドタバタ家族騒動の物語で、読んでいて次に何が起こるのかと、とても楽しい気分にさせてくれます。そして最後には、信じられないような展開が待ち受けており、読者を本当の意味で楽しませてくれます。でも、私の家族がこんな家族だったら本当に大変ですね。
電子書籍
良質なホームドラマ
2017/05/22 23:22
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、中島さんばかり読んでいるけれどこの作品が今のところ一番面白い!計8人、後に9人の大所帯をとてもうまくまとめている。中だるみもない。それぞれに個性の強い緋田家の面々、長男が30歳にしてひきこもりというのがすごく現代ぽいのに悲壮感まるでなし。長男はある時から悟り、むしろ外に出ないということを決断したから天晴。でもその長男がなんと。。タケおばあちゃんのエピソード、長女夫のエピソード素敵だった。山田洋次監督の『家族はつらいよ』を彷彿とさせる。話は違うけれど。誰も不幸にならない良質なホームドラマ、ここに有り。
紙の本
面白かったです。
2015/11/08 20:11
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投稿者:とちうし - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者の特異とする短編がそれぞれ伏線となって、最後に物語が完結するという話の持って生き方です。
非常に上手であると思います。
またはじめは様々なトラブルもありましたが、最後にほっこりとさせるのはさすがです。
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初めて中島京子さんの作品を読んだ。
問題ばかりの家庭をユーモラスに描いていて、面白かった。
普通なら深刻な問題のはずなのに、、、
全てが丸く収まる感じも、読んでいて心地よかった。
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それぞれどこか欠けている。けど、家族として集まると、なによりも素晴らしい世界に一つだけの作品になるのだと思った。面白くて、あったかい気持ちになれます。
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みんなそれぞれ問題も抱えて厳しい状況。
でも、そんななか希望の光も見えてきて・・・
そのためにはなにか行動おこさないと。
時間はいつも過ぎていき待ってくれることはない。
昔のことに後悔しても戻ることはできない。
あのとき、ああしておけばよかった思う前に、手遅れになる前に。
そうトロッポ・タルディしないように。
今できることをやるんだ。
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カバー買い(?)してしまった本.TVの「○○さん家大家族」ってのにはあてはまらない大家族のお話.安易なドラマ化は反対です...
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娘が次々と出戻ってきて、史上最高の収容人数となった緋田家。それぞれが問題を抱えているけれど、みんなで解決しよう、なんてことには一切ならない。そこがいい。家族ってそういうもんだ。悩む過程での気付きを得る瞬間がなんとも痛快で暖かい。中島京子ってほんとうまい。
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ほのぼの家族小説。
大人になったって、独立したって、子供は子供。
色んな問題を抱えた子供たちと両親のお話です。
ほんわかします。
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すばらしい!
現代的な家族像を見事に落とし込んでいます。それぞれの視点で語られる世界は、本当にそれぞれの世界観で、中島さんの筆力は日本の小説会においてナンバーワンなんじゃないでしょうか!
エピソードもほんと気が利いていて上手で、いいです!
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大家族、それぞれの視点で語られていく。
現代の問題を各々抱えた、まさに「平成」の大家族。皆深刻な問題を抱えているが、軽く読めて読後感はほんわか。
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たくさんの人たちが、一章ごとに入れ替わる。
人物の視点が変わるのでせわしなくなるはずだが、
そこは家族の物語。
家族は必ずそれぞれの視点の中にいる。
それが、物語を360度深くさせている。
サザエさん的なものが昭和の大家族の典型的な形なら、
こちらはまさに平成の世が体現してしまった家族の形であろう。
ひきこもり息子に、離婚、不倫、リストラ、認知症とさまざまなトラブルを抱えてひとつの家に集う大家族。
とても重たいテーマだがあっけらかんと軽いタッチで描かれ、ハッピーエンドの読後感も心地よい。
しかし軽さのその核を支えてるのは、皮肉にも昭和バリバリの大黒柱としての父親であるのかもしれない。
そういった意味では、この物語がどこか牧歌的な雰囲気を醸し出せるのはこの父親の存在あってこそなのかも。
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初めて中島京子さんの作品を読みましたけど、
ホントにおもしろいですねぇ。
読みながらくすっと笑ってしまったり、
そんな中にも現代の家族像を考えさせられたり。
現実問題として明日にも体験するかも知れない自分の未来の姿かも?
各章が問題を抱えた9人それぞれの目線で描かれる全11章。
短篇としても楽しめる作品です。
読みやすくて実におもしろい。
書き方が実に上手いなぁと感心しました。
各章のなかでも「時をかける老婆」というタイトルには笑ってしまった。
この作品で一気に中島ファンになりました。(^o^)
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実際、家族に自分の悩みや思いを打ち明けるのって
難しいよなあ。親子や兄弟なんてねえ。
大家族なのに、みんなで揃って食事をしたことない、
誰の事も、よく分からない、
これぞ、平成大家族。
勘違いや思い違いかもしれないけど、
家族は繋がってるんだなあ。
フアミーリアフェリーチェですね。
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三十路のひきこもり息子と90歳過ぎの姑と共に、静かに暮らしていた緋田夫婦。ある日突然、破産した長女一家と離婚した次女が戻ってきて、4世代8人の大所帯に! 物置に閉じこもる孫、離婚後に妊娠が発覚した次女、戦中の記憶と現在を混同する姑...平穏を愛する当主・龍太郎の思いをよそに、次から次へと騒動が押し寄せる。悩み多き一家の姿を軽妙に、時にシニカルに描く痛快家族小説。