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作家の値段 『新宝島』の夢 みんなのレビュー

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.0

評価内訳

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紙の本

装幀に凝りに凝ったという谷崎潤一郎、漆塗本というのも気になりますが、ここには出ていない桜庭一樹『私の男』の限定本は、確か二冊だったはず。いったい、いくらになるんでしょ。でも、普通は、手に入りませんよね・・・

2011/09/15 20:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

前に読んで楽しんだ『作家の値段』の続編で、相変わらず、石野点子の装画・イラストが可愛い。で、一言書いておけば、吉行淳之介の絵、なんだか小沢昭一に似ている気がするのですが・・・。それと、高村光太郎、これって「オー・ファーザー」じゃない? でも、好きです。装幀は、坂川事務所、とだけ。初出は「小説現代」2008年4月号~2010年3月号です。

出版社のHPには
             *
古書価を明記した画期的な評論エッセイ、待望の第2弾!

驚きの高値。意外な安値。古本屋だけが知っている本当の本の話
●手塚治虫を著者が古書界にはじめて出品。どう値付する?
●初版部数の多い藤沢周平作品で1点だけある「珍しい本」とは。
●池波正太郎の代表作『鬼平犯科帳』、なかなか見つからない1冊は。
●みずから装幀に凝りに凝ったという谷崎潤一郎、漆塗本のお値段は。

「それから『春琴抄』には著者と刊行者用の特別本がある」
「へぇ。特別本」
「黒と朱で3冊作られたというんだけど、17年前に某古書店の目録に載ったよ」
「いくら?」
「確か850万円だった」
「ヒャー。谷崎本収集の、これは最大難関だね」――<本文「谷崎潤一郎」より>
             *
とあり、タイトルからも手塚治虫の『新宝島』が軸になるのかな、なんて思いますが、読めばわかるように取りあげられた作家による記事の濃淡はありません。ま、値段についての高下はありますが。扱う作家数は24で前回と同じ、純文学系作家と大衆小説系作家の比率もほぼ同じです。私個人としては、全集で目ぼしい作品の再読、再々読を終えたばかりの藤沢周平がトップバッターというのが嬉しいです。それと松本清張、国枝史郎でしょうか。

とはいえ、私の好きな戦後の大衆小説作家の本は安いです。清張のカッパ・ノベルズなんて初版でも数千円。でも、あの時代は50万部売れた、なんていう本がたくさんあったわけで、人気作家ともなれば第一刷の数も多いはず。おまけにカッパ・ノベルズって案外紙質がいい。我が家にあるものだって20年経っても殆ど変色していない。ということは残っているものも多い。結果、安い。

ま、マニアがつかない人だともいえるんですけどね、松本清張は。それと、純文学系作家、戦後生まれの人間にはちょっと古すぎる。でも、基本は物故作家の本を取り上げているんだから仕方がない。私個人としては、半分、ボケたような発言を繰り返している石原慎太郎の本は、もう古書に分類してもいいんじゃないか、『太陽の季節』の初版本はいくらなんだ、なんて思います。勿論、読んでもいないし積読もしてませんけど・・・

前回にならって、各作家ごとに一言。★印は、作家のイラストが素敵なもの。ちなみに、今回は似ているかどうかではなくて可愛さで評価してます。

1 藤沢周平 ★:そういえば、我が家にもあります『暗殺の年輪』の美本が、でもよくて八千円か・・・

2 大佛次郎 :さすがに、大佛の本あたりになると、我が家にあるのは復刊本、『鞍馬天狗』の文庫とかね、単行本初版ならウン十万円・・・

3 谷崎潤一郎 :そういえば、小谷野敦が『現代文学論争』で書いてましたっけ、谷崎の全集はいまだに出ていないって・・・

4 芥川龍之介 ★:芥川の書簡、特にラブレターがこんなに瑞々しいとは・・・

5 井上靖 ★:井上靖のことは、山崎豊子の本で面白く読んだけれど、限定一部の本を読んでる、は至言・・・

6 北原白秋 ★:元から詩人は嫌いだけど、『新・昭和文壇史』を読んだ後だと、なおさら興味わかない・・・

7 松本清張 ★:そうか、カッパノベルズって、古書価格もたいしたことないんだ。しかし、坂口安吾の炯眼・・・

8 遠藤周作 ★:そうでしょ、私が遠藤にほれ込んだのもエッセイからなんです・・・

9 萩原朔太郎 :『月に吠える』57編中、2編が風俗回覧???

10 井伏鱒二 :なんだか、井伏の本が読みたくなってきたなあ・・・

11 内田百〓(けん) ★:正直、百けん、って私にはよくわからないかも・・・

12 有吉佐和子 ★:53歳で亡くなったんですか、向田邦子もそうでしたが、まだまだ書けたのに・・・

13 与謝野晶子 ★:せっかく書いた原稿が焼けてしまう、しかも一万枚も、それってメゲます・・・

14 中原中也 :『新・昭和文壇史』を読んだ後だと、中原にも、小林秀雄にも興味わかない・・・

15 池波正太郎 :オナラが大好き、でもヒトのじゃなくて自分のが、っていうのが出久根、フツー・・・

16 開高健 ★:ちょっと誤解してたかなあ、『片隅の迷路』、読んでみたい・・・

17 川口松太郎 :「親なしっ子」これ、いいです。私好みのテーマだもの・・・

18 安藤鶴夫 ★:「落後鑑賞」、確かに、高座の様子が目に浮かぶよう・・・

19 菊池寛 ★:『第二の接吻』、まるで韓流ドラマのような展開で・・・

20 国枝史郎 ★:そろそろ我が家にある国枝の全集をよまねば・・・

21 子母澤寛 :そうですか、明治大学の法学部ですか・・・

22 手塚治虫 ★:そういえば、高校時代に「昔、貸本屋やってた」という友人がいて、手塚の初版を持っているとか・・・

23 高村光太郎 ★:智恵子の裸をみて、画家として褒める、っていうところがなんとも・・・

24 吉行淳之介 ★:吉行の時代小説かあ、読んでもいいかな・・・

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2011/06/04 18:31

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2014/03/19 03:00

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