紙の本
とうとう第11弾
2011/04/19 08:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
美味しく可愛らしいシリーズ、通称『お菓子探偵シリーズ』も、とうとう第11弾。こんなに続くなんて、愛されてるシリーズなんだな~、と感慨深く思っちゃう。
母ドロレスの出版記念パーティに着るドレスが入らなくなり、ダイエットのためにしかたなくジム通い始めたハンナ。そこでインストラクターとして働くロニはウィネトカ郡一の浮気娘。未婚既婚問わず男性をつぎつぎ誘惑する彼女に町の女性たちは気が気じゃない様子。彼女がマイクと同じアパートを借りたときいてハンナも心穏やかではいられない。が、そのロニが何者かに殺された!死体の第一発見者はまたしてもハンナ。(「BOOK」データベースより)
今回も美味しそうなスイーツ、そしてダイエット中のハンナのための低カロリースイーツやサラダのレシピもついていて、ページを繰るのがとても楽しい。ハンナの愛猫、モシェも相変わらず可愛いし。
帰宅時、飛びついて迎えてくれるふわふわのオレンジと白の塊がいたら、家に帰るのがどれだけ楽しいだろう?
そしてハンナと妹のアンドリア、ミシェルの三姉妹も、今回も素人探偵を気取るわけだけど、彼女たちの結束ぶりは素晴らしい。シリーズ初めの頃は、こんなでもなかったな、とちょっと振り返ってしまう。
マイクと仲の良かったロニが殺害されたことで、マイクとハンナの仲にも少し変化があったようだ。これはノーマンとハンナの仲も同様で、停滞中のように見える登場人物たちの関係は、実はゆっくりと流れて行っている。
このままの方向へ流れていくのか、それともまた変化があるのかわからないけど、次回以降もまた、美味しいミステリが楽しみだ。
このシリーズを読んだ後は、たまらなくお腹がすいているのが難点なのだけど!
紙の本
お菓子探偵ハンナシリーズ第11弾は・・・クッキーとシュークリーム食べたい。
2017/01/22 07:44
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初、ぱらぱらめくって「クッキーのレシピが少ない」と思ったのは間違いでした。
結構クッキー多かった・・・最近の作品がクッキー少なめだったり、ハンナが厨房で働くシーンが少なかったのでその印象のせいかも。
そういう「ファンの声」が本国でも多かったのか、シリーズ11作目のこれは最初の頃の雰囲気に戻ってきたような。 クッキー・ジャーのキッチンでクッキーを焼きながら事件について考える。
私がこのシリーズを好きなのはおいしそうなお菓子のせいばかりじゃなくて、主人公ハンナの底抜けのお人好しぶりのせいかもしれないと今更ながら気づく。
作中でもクッキー・ジャーの共同経営者・リサからハンナは指摘されて気づくのだが、利用しようとする者にはあっさり利用され、損ばかりしてしまうタイプ。 勿論、ハンナは他人を利用したり傷つけたりして平気な人間になるよりは貧乏くじを引いた方がましと考える人だけど、誰だって進んで利用される側になりたいわけじゃない。
子供の頃からいろいろな目にあって、それでも30半ばを過ぎた今、ハンナが自分の人生にそれなりに満足しているという「強さ」が読んでて安心するのかも。
仕事に悩み、家族関係に悩み、恋愛や結婚・自立について考え、でも結論に急ぎ過ぎることなくまずは目先のゴタゴタを片付けてから、というあたり、もしかしてハンナはO型ですか?
そして今回、ハンナをめぐる二人の男性、ノーマンとマイクの明暗がやっとくっきりわかれた感じ。 私はノーマン派なので、「マイクがダメダメだってことにやっと気づいてくれた?!」って感じ。 マイクみたいな自己チュー男にはがつんと言ってやらなきゃ本人は永遠に気づかないと思う・・・なんで自分がダメなのか。
それにしてもモシェはずいぶんおとなしくなった。
さて、この続きはまた一年後かな!(2010年10月読了)
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やっぱりノーマンがかっこいい!ふかふかのベッドを用意して、ハンナのためのパジャマやシャワーを買ってたり、ハンナのためにカロリーを抑えた朝食やデザートを作ったり考えたりしてくれるし!
猫のモシェも可愛らしい行動をしてて、モシェみたいな猫が欲しいと思える!
話の内容は今回は不法侵入などをすることもなかったし、今回だけ来てくれた刑事さんも名前とかはたくさん出て、ハンナと自己紹介とかもするけどフェードアウトしちゃったし、もう少し細かく描かれてもよかったんじゃないかなって思いました。
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今回は、近隣随一のプレイガールであるロニが被害者に。容疑者は数多く、なんと保安官事務所の面々も関係者として捜査から外される始末(何やってんだ~)。彼らに非公式に犯人探しを頼まれたハンナは、ダイエットに挑みつつ、寝る間も惜しんで探偵活動に勤しむのでした。シリーズも11作目、マイクが信じがたいほど男を下げます(笑)。
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これもずっと買ってるシリーズの最新刊。
スイーツやら美味しそうな料理やらがたくさんで
読んでてちょっとお腹すくw
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相変わらず、レシピが素晴らしい。ちょっと終わりが見えてきたか…?と思ったら、まだまだ続編刊行予定だって。
シリーズ物は、永遠に続いて欲しいね。
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やっと、11冊め読めた!
これ、ほんと読んでたらお腹すくよね‥クッキーはもちろんのこと、サリーのお店のごはんとかピザとか‥
事件が起こるのが遅めだったので、とちゅうまで今回は殺人事件じゃないのかな?と思ってました
わたしにしてはめずらしく犯人に見当ついたんだけど、そんなことより!やっぱりマイクのどこが良いのかさっぱりわからないよ。キスか、キスなのか
命が危ないときに助けてくれたっていうけど、それはマイクに電話したからで、ノーマンでも絶対助けてくれるよ
でも最後のオチのノーマン良かったなあ!期待通りで‥!
随所に彼の良さが書かれていて、だいぶハンナの気持ちもノーマンに傾いているようなのでつぎが楽しみです
もう出てるのかな
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母の出版記念に着るドレスのためにダイエットに励むハンナは、通っているジムで死体を見つけてしまう。
今回はいつもの警察陣がみな捜査から外れざるを得なくなり、ハンナを手足のように使おうとする。
それがただでさえクッキー屋で働きながらダイエットと言う苦行に挑むハンナを追い詰める。
その上ペットのモシェが謎の行動をするようになり、判なの睡眠時間は減るばかり。
まあ、いつもどおりのどたばたで、ハンナを中心におなじみの面子が額を寄せてああでもないこうでもないと捜査を進めていくのを見るのは本当に楽しい。
とは言うものの、どうやらハンナの三角関係にけりをつけるつもりは暫くないらしい作者が、毎回どちらかの求婚者を手ひどく扱うのはちょっと不満。
今回はマイクの扱いが酷かったのだけど、それでもノーマンを選ばないハンナが優柔不断に感じてしまうよー。
謎解きは…、う〜ん。残念ながら相変わらずだなあ。それでもコージーとしてはバランスが取れている方だと思うけど。
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面白かった!ハンナのクッキー屋さんは繁盛だし、助手のリサは優秀で経営的な面でも手腕を発揮しだしたし。私は仕事や商売が人に喜ばれつつ、気持ちよく利益をあげていく話が好きなんだなぁ、と…。で、“いつもの”殺人事件の被害者は、典型的なイヤな女であるジムのインストラクター・ロニ。町中の男たちにモーションをかけ、なんと、ハンナのボーイフレンドのマイクまでわけありだった???という発端にはドキっ。事件そのものは、途中から犯人が見えてきてしまったけど(これは私の場合、非常〜〜に珍しいです。)でも、伏線の巧みさがとても面白かったし、ハンナの周りの人たちの協力が嬉しかったし、最後の最後までしっかり引っ張られたし、うん、シリーズ中でもかなり好きな一作になりました。(#^.^#)ちょっとネタばれ??ハンナのダイエットは読んでいて辛かったけど、無事成功してこれも嬉しかった。最後のひと押しが「命をかけたサウナ」という小技も、終わってみればアハハだったしね。恋人はノーマン・・・になるのかなぁ。彼の家での居心地のよさ、(というか、いつハンナが泊まりに来てもいいように用意してあった彼の気持ち!)と、今回のマイクのおいおい!という自分勝手ぶりとの合わせ技で、私の中ではノーマンに決定!でも、今後、また一ひねりあるのかも、と思わせるところも上手いよね。今度はクリスマスのお話なんだって。発行が今から楽しみです。
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今まで知りませんでしたが、コージーミステリーで、料理探偵シリーズって色々たくさんあるのですねー。読みたい本がまたたくさん増えてしまいました。このシリーズのファンの人のブログに、11巻から読むのはやめた方が良い、と書いてありましたが、もう読んでしまったものは仕方ないです。そして、その方の心配をよそにすっかりはまってしまいましたよ。マイクってほんとはもっと違う人だったの???それにしてもクッキーが食べたい。
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相変わらずにぎやかなハンナのまわり。わたしだったらノーマンを選ぶなとかなぞ解きとは関係ないところがおもしろい。
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いつも言っているように、もう謎解きはどうでもよくて、でも今回もおもしろかった!!ハンナは大学時代にクッキーづくりに目覚めたってことが前に書かれていたんだけど、今回、チーズバーガーそっくりのクッキーをつくることになったとき、大学時代のルームメイトがそういうクッキーをつくっていて、その写真とレシピをとってある、って話がおもしろいーと思ってしまうくらい、わたしはこのシリーズに夢中。ハンナのクッキーにかける情熱に感激、というか。そのチーズバーガーそっくりのクッキー、著者のHPで写真が見られるというので見てみたくらい。すごいよくできてた。え、でも、これでハンナの恋人は彼に決まりなの?? また続きが気になるー。
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事件は後半3分の1にならないと、なんとも解決のしようがなく、メインはハンナのダイエット。でもって、やっぱ大人の女ならノーマン選ばなきゃバカでしょ~と思う今回の展開。
読んでると、ダイエットとはこういう覚悟なしには成しえないのだ!と励まされます。ダイエッター必読の書ですね…本編とは関係ないけど!ダイエットを励ます小説って探したら面白いかも…。
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お菓子探偵 ハンナ・スウェンセンシリーズ第11弾。
久々に図書館の予約書架がまわってきました(*・ω・)ノ
今回読み始めるまでに時間かかりましたが、読み始めたらすぐ終わってしまいましたよ!
この作品はミステリー部分<町の人々の描写だと思っていますが、今回いくつか消化不良な部分がありました(^^;)
被害者の元婚約者、その元婚約者、ミネアポリス市警の女刑事…もっと何らかの絡みがあっても良かったのに…
今回は主人公ハンナの狭い世界での展開だったなあ。いや、毎回小さな町の中での出来事なんですが、その中での人間模様なんかが面白いのに。
愛猫モシェの描写は愛らしかったですがね!
あと、お気に入りの登場人物、ハンナの姪、トレイシーとベサニーの出番も無し!
事件の真相もわかりやす過ぎたような(-_-;)
今回は恋愛面の伏線回と言うことで良いんですかね。
もうこれは完全にノーマンに軍配が挙がったのでは?マイクの不誠実さと俺様自己中ぷりはルックスとキスの巧さだけではカバーしきれないでしょう!
いや
それを言ったらそもそもハンナが堂々と二股かけてるわけなんですが(笑)
それらを考えると、ノーマンが完璧過ぎる。理想過ぎて怖い!完全なる二次元紳士!ルックスだけちょっとずんぐりで毛髪が薄かろうと、こんな紳士なら関係無いでしょ!
でも、結婚を前提に付き合っていなかったら、いや、結婚でもしてなかったら、ちょっと重いかもな…。歯科医でお金があるだけに…。
にしてもハンナはどの程度のぽっちゃりなんだろうか…。ちょっと想像できない。毎回前より太ったみたいな描写があるし、これは…ちょっと…ぽっちゃりで済まされない域なのでは…
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20130703
先に12冊目を読んでしまっていたことに気がついて、遅ればせながら読むことに。
クッキーレシピ、多かったので楽しかった。毎回こうだっけ?12冊目も多かったし。
ハンナのダイエット、モシェかわいい、マイクはダメ男なのか、ノーマンが素敵過ぎる、リサが優秀、な話でした。
ある意味、もうちょっとロニが出てて欲しかったなーなど。
今回はノーマン>マイクになる展開だけど、今後はどうなるんだろう? ハンナはどっちをとるかというより、自分の自立した生活を捨てるのかという葛藤とも戦っているのだね。まぁ結婚したとしても最初はわからないけど落ち着くにつれ、お互い自立した生活にできそうだけどねー
自動給餌器「猫の従者(キティ・ヴァレット)」と食いしん坊のモシェの餌が消える事件は面白かったなぁ。でっかいくんって呼ばれてるのがほんとかわいい。
そして毎回思うけど、朝食や昼食としてクッキーを食べるのってほんと文化が違うなと。だからクッキー専門店とかできるわけで。まぁ、今でも日本でもスタバでお昼住ませたりとかしてるわけだし。そういうものかなー