もしも、ＩＨ調理器を使っていたなら 家族の命の損得勘定を みんなのレビュー

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投稿者：melon　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

IHの危険性を強調している本である。『買ってはいけない』などの本はどこか話半分で読んでしまうのだが、本書を読んでいて流せなかったのは欧米ではIHが普及していないという事実だ。医薬品でも日本だけで使われているものが、後で効果がないとの理由で市場から消えることがある。IHもそれと同様、将来的に電磁波で危険だからという理由で市場から消滅するのではないかとも思えてしまうのである。
ただガスには欠点があるだろう。ビルトインタイプであれば別だが、一人暮らしでそれほど料理をしないものの、調理器がないというのは不便だという状況において、小型でお手入れが楽なIHは魅力的なものだ。電磁波で健康を害するかどうか不明であれば怖いのでその点しっかり研究をして、安全なものであれば積極的に使っていきたいものだ。そもそもガスは平らでないためお手入れが面倒なのは改良の余地がないのではないだろうか。
本書の最後に少しだけハロゲン・ヒーターとシーズ・ヒーターが紹介されている。こちらはIH調理器と比して電磁波の危険性が少ないようだが、ではなぜ日本ではIHが普及しているのだろうか。たったの４ページしかないためその点不明である。ガスにも欠点があることを認め、その上でガス、IH、ハロゲン、シーズの長所と短所を明確にして論ずればもう少し説得的になるのに、本書はやはり偏った意見のように思えてならないのである。

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投稿者：きりん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ＩＨ調理器を使った料理って、直火のものと味が違うようなあ……と常日頃から思っていました。火力云々以前の問題があるのですね。