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みんなのレビュー12件

みんなの評価4.3

評価内訳

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  • 星 3 (1件)
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  • 星 1 (0件)
12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本

ふたつの世界

2010/02/05 08:45

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:蒼空猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

素敵な表紙に惹かれ、本屋でこの本にひとめぼれをした。
そのよる、こどもと二つの世界を堪能した。

夜の秘密。夜の不思議。夜寝ている間に何が起こるかは誰もしらない。

あなたも遠いむかし、一度はこの本のような想像をしたことがなかっただろうか?

いつもの家。いつもの場所。私達の世界。
けれど、明かりを消したとたん・・・・そこはいつもの場所であり、いつもの場所ではない。私達だけの世界ではなくなる。
カラフルな彩色なのにうるさくなく、細部までこだわり丁寧に描かれた画もとても魅力的。
ティーカップがおっぱいに見立ててあったり、柱時計が大きなあくびをしたり・・・なぜかトイレにうがい薬をいれていたり・・・遊びにあふれた絵本である。ラストのおちもきいていて面白い。

明かりを消す前と消したあと。その変化にページをめくるたびワクワクし、思わずにやりとしてしまう。
主人公の子ねこは、まっくらがこわいのかぎゅっと親の服のすそをつかんであるく。けれど、なにが起こるかきになり、こわいものみたさで振り向いてる姿がなんともこどもらしい。

いまでは大人の多くは夜型になり、電気が消えている時間も長くなくなってしまった。家も一軒屋からマンションへ・・外では何時でもネオンがきらめき、喧騒が聞こえ神秘的な夜にはほど遠い。
それでも子ども達が夜の世界に魅入られるのは、知らない世界を知りたいからだろう。私もこの本の世界なら是非体験したいと思うが、「知らない」からこその楽しさが確かにそこにあるのだ。

本書は2007年に出版された、こばやしゆかこ氏の第一作目であるが、次回作もとても楽しみで期待している。

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紙の本

あなたの家の2つの世界

2009/07/22 21:47

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

満月の夜、森の中にお城のような家がある。

中を見てみると、パパとママとふたりのこども。

ねこさん一家の団らんが終わるところ。

みんなであくびをしてるんだ。

明かりを消して、リビングを出ると・・・。

あれ!?

キッチンを点検して、明かりを消すと・・・。

わぉ!?

歯を磨いて、トイレも済ませて、明かりを消すと・・・。

なあんだ、なんにも、おこらない。

と思って、扉を閉めると・・・。

うわ!?

お城のような家だから、ろうかも長いし、
絵がいっぱいかかっているし、よろいまであったりする。

絵もよろいもユーモラスなんだけど、
こどもたちはちょっと怖がっていて、
ママの服をぎゅっとつかんでいたりする。

明かりを消して、振り向くと、なんか見られているような気がする。

おやおや!?

寝室まではまだまだ長い。階段ホールもいわくありげ。

明かりを消して、上に上がると・・・。

あらら!?

最後に残ったこども部屋の明かりと
パパとママの部屋の明かりを消すと・・・。

そうきたか!!

***

本書は、読み聞かせに最適の本である。

最後まで行ったら、子どもたちは、最初に戻りたがるかもしれない。

表紙の絵も裏表紙の絵も象徴的だ。

パパとママと下の子はもう前を向いていて、
次の部屋に入ろうとしているのだが、
いつも上の子だけが振り返っている。

表紙でも上の子は振り返っていて、他のみんなは次を見ているから後姿。

そして、裏表紙には上の子だけの後姿。

そう、あなたのその背中で何かが起こっているんだな。

「あかりを けすと・・・」がサイン。

次のページへのめくり方は、読み手の腕の見せ所。

パッとめくる? そろそろそろっとめくる?

明かりがついている世界と明かりが消えた世界は、
もう、まるで、別物なのである。

ここでは説明できない明かりが消えた世界は、擬音にしてみた。

黙読しているときの私の頭の中はこんな反応だったので・・・。

ふたつをじっくり比べてみるのもおもしろい。

間違い探しじゃないけれど、違いがいくつ見つかるか。

このお話が描いているのは、いつ頃なんだろうか。

もう同じ部屋で家族団らんして、同じテレビ番組を見て、
なんてこともなくなってしまったな。

家族全員が寝入っている時間なんて、短いかもね。

それでも、明かりが完全に消えている時間は、あなたの家にもあるはずだ。

そんなとき、昼の住人とは違う夜の住人が
目を覚ましているのかもしれない。

***

本書は、著者・こばやしゆかこ氏の最初の絵本である。

著者には、マルチメディアDAISY図書の
『蜘蛛の糸』と『賢者の贈りもの』の絵を描いていただいている。

その作品も、怖さと温かさが共存する絵だと感じたことを思い出した。

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2011/07/02 19:05

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2011/12/03 08:55

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2012/05/06 12:13

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2013/06/19 21:18

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2015/04/16 07:51

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2016/11/14 07:33

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2017/10/07 12:26

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2019/01/09 17:01

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2019/11/01 11:51

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