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こんなに引き込まれるとは思っていなかった。
私は中1の頃こんなに大人だっただろうか。
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鎌倉で小説家の父と暮らす山野内荒野は、中学入学の日、通学中の電車で見知らぬ少年に窮地を救われる。だが、それは彼女の身に起こる小さくて大きな変化の始まりでしかなかった--。“恋”とは、“好き”とは? うつろいゆく季節のなかで、少しずつ大人になっていく少女の四年間を描くビルドゥングスロマン。全三巻の第一巻。
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すでに単行本で読了済み。最近少女マンガ雑誌『なかよし』で連載していることを知り、読み返したくなったので読みました。
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コミックス版みて原作読みたくなったので早速。
コミックスでは「黒猫ちゃん」にいちいちイラッっとしてたのですが(おそらくおやじの口調が気持ち悪かったと)原作ではちょいと雰囲気が違ってアリかなと。
頭の中で登場人物の外見はすべてコミックス版に変換されましたが、違和感もなく。
瞬く間に読み終わってしまうのが物足りないかな。若年層向けっぽいから仕方ないかな。
三角関係、そうきたかーってのがね。よかったですね。
続編も近い内に読んでみます。
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小説家の父を持つ娘、山野内荒野12歳。
父は、恋愛小説家で何人も女がいる。
娘の荒野は中学に上がり、段々と大人に成長していくと同時に、色々な事を知り、恋もする。
入学式の日に電車で助けてくれた男の子だ。
その子は、父の再婚相手の息子だった。
同じ家でも、離れに入れられた再婚相手の息子、その中で少しづつ芽生えていく恋心がとても素敵だ。
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この人はどうして少女の描写がこんなに上手なんだろう
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を読んだのが最初の出会い
すごい、と思った
今回は恋愛小説家、山野内正慶の娘山野内荒野の物語
読んでいる内に荒野が愛しくて愛しくてたまらなくなる
少女時代にしかないきらきらとしたものがここには沢山ある
三部作なので残りを読むのがとても楽しみ
大事に、ゆっくりと読みたい本
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こんな時期が私にもあった。と思い出した。
大人になって、いつの間にか忘れてしまった気がした不安定な時期のことが、鮮やかに再現される。
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読みやすく大きな文字。
中学生になったばかりの女の子の初心な心がそのまま表現されていた。
最初は「軽く読めるお話かな?」と思っていたけれど、荒野のような気持ちになって、きゅんとしたり怖くなったり悩んだり。いつの間にか引き込まれたいたようだ。
中学生や高校生が読むのにいいかなと思って読み始めたのだが、その頃を思い出したい大人が読んだほうがしっくりくる作品だと思う。
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私の男、は読みにくかったけどこれはつるつる読めた。
荒野が羨ましい。荒野のかわいいとこが羨ましい!
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少女の小説。
メガネをかけた黒猫のような少女、荒野。
そして蜻蛉のような小悦家の父。
優しい他人の奈々子。
ふんわり甘くて強引な蓉子。
同級生の江里華。
そして、
釣り橋効果の悠也。
荒野はそこまで主張しませんが、
まわりの人間が物語を進めていきます。
12歳、荒野の初恋。
幸せそうに見える家庭。
ハングリーアートな男って。
本当に、もう。苦笑
「でも、どうにも、かりそめであり、
つかのまのことであるような儚さが漂っている。」
「恋って、つまりは所有欲、だと思う」
相手に対して抱く感情、
これが本当に恋なのか。
もっともっとキラキラしたものだったんぢゃないか。
「いまの、不安で、湿った、どこか暗い熱さ。」
そんな感情があったなんて。
文章自体はさらさらしてるので、
するーっと読みきれます。
こんな調子なのかな。苦笑
あと2冊あるけど。苦笑
でも、
悠也に期待!笑
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青春一歩手前小説。
少女の自分を「薄闇のような記憶の儚いベールに包まれて、あの少女はずっと、いる。」ってところ、分かるなあ。
少女のころの自分は、今とは別の人間のような気がする。
物語は、今はもう大人の女である山野内荒野が、12歳のとき。
もう子供じゃないけど、決して大人でもない。
だから冒頭は「大人、以前」なのね。
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じぶんの学生生活なんだったんだっておもうかんじに
おもしろいけど心を空っ風が吹き抜ける。おもしろいんだけど。
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恋愛小説はそもそも合わないのかもしれない。
全3巻らしく、2巻まで出てたので勢いで2冊買ったが、2巻を読む気力がわかない。
どうしよう。
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荒野が可愛いだけの小説(笑)不思議な語り口で癖になります。
好きとは、性欲をともなう強い好意という江里華の考え方が好きです。
桜庭さんの書く少女はどこか不思議な感じするけど、正確にとらえていて好きです。また蓉子さんとその息子が新しい家族になったおかげで荒野の接触恐怖症を少しずつ治していくとこが微笑ましい。蓉子さんと荒野の距離感が好きです。
やっぱ他人と家族は違うんだなって思いました。
荒野がどう成長していくか楽しみです。
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性に奔放な父と、娘(荒野)。入学式の日に荒野を助けてくれた少年悠也。その母と自分の父の再婚。出て行ってしまう家政婦さん……。
荒野がめずらしく(?)普通の女の子だから、桜庭さんの書く女性らしい女性、悠也の母、蓉子さんがすごく浮いているというか異物に見えた。けれどそれも最初だけで、というか彼女は最初から母親で、恋する女のひとで、つまり一般の既婚女性だったんだけれど。
だんだん慣れていく様がこわい。
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面白い・・・
荒野とい・・・ 悠也といい・・・ 性格がいい・・・ 二人キャラ最高!!!
「ハングリーアートの子供」 こんな事になるとは・・・!
桜庭の表現である 主人公に同化していく・・・・
「こんなふうにこの男の子と話すことは、滅多にないのだ。おいしいけど小さすぎるお菓子をかじるときのようだ。」
「このうち全体が、ずっと、吊橋みたいにゆれているよ」
※吊橋効果 → 読んでください