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続編行けそうだったのに
2019/08/10 11:48
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
各キャラクターの設定はおもしろいから、続編も行けただろうに、
あっさりと終わっちゃったかな。
元奥さんがあの人だったっていうのはどうかなあ。
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カジノによって生まれ変わった大阪-オーシティ-を舞台に繰り広げられるクライムサスペンス。
疾走感のある展開は今作も健在で、そこに魅力的なキャラクター達が絡んできてラストまで一気読みさせられました。
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ハイペースで多作な木下氏の新作は世界一の
ギャンブルと歓楽街へと姿を変えたオオサカシティ、
「オーシティ」を舞台に有象無象の如何わしい人物達が
繰り広げるノンストップ・コメディ・クライム・ノベル。
訳ありかつ、メーター振り切れたキャラの登場人物たちが
実に大阪人っぽく描かれており、もしかしたら大阪なら
こういった人達も実在するかも?...と思わせるくらい
大阪の奥深さと懐の深さに対して作者の愛を感じます。
ラストまで一気のスピード感は流石で、目まぐるしく
主導権を握る人物が入れ替わって、最終的にはカジノの
地下金庫に眠る現実味のないくらいに膨大な現金の
奪い合いになる訳ですが...その最後に笑うのは...誰か!?
この手のストーリーの醍醐味ですね。まぁ、予想の
範疇の結末ではありましたが、この結末を持っての
シリーズ続編も充分に面白そうだし、「悪夢の〜」に
変わってこっちのシリーズ化を期待しちゃいます。
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下らなくて最高!大阪が起死回生のカジノ優遇政策で「オーシティ」に生まれ変わった未来の話。殺し屋から逃がし屋から何でもありです。
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面白かった。変わり果てた大阪に人の裏切り、実際こんなんあったら怖すぎやけど、小説としては飽きずに一気に読めた!羽田の妻の正体にはびっくり!もう一回読みたいけど今はいいかな(笑)
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ここは世界一のギャンブルシティ。かつて「大阪」と呼ばれていた、人生最高の悪夢に酔うヘブン。 金の臭いでむせ返る町で、絵本探偵・羽田誠は謎のターゲット“耳”を追う。リミット3日、人質は……キン●マ!? 優しい目の極悪刑事、しゃべくり続ける夫婦殺し屋、超人的な聴覚を持つ盲目の娘――最後に立っているのは果たして誰だ?
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一昔前、お台場にカジノを作ろうという経済特区のアイデアが新聞に出ていましたが、この本では大阪が財政破綻からの立ち直るためにカジノを作っちゃいました。そこを舞台に絵本探偵が活躍。子供の頃に好きだった本って、気がつくと手元にないんですよね。その本を探し出すのが絵本探偵だそうです。もっとも、この本の中で絵本探偵が探すのは「耳」ですが。賭事は人生を狂わすと知りつつ賭事にのめり込んでいく人々。怖いですね。スピード感溢れる本です。探偵の別れた奥さんがあの人だったなんて、、、
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財政破綻した大阪はカジノを誘致し欲望と犯罪の街・オーシティとなった。
その街に巣くう死神・愛染から耳を探せと言われた絵本探偵・羽田誠は自身の命を人質に、謎のターゲットの耳を探す。
娼館を支えるママ、しゃべくり漫才のような夫婦の殺し屋、超人的な耳を持つ盲目の少女、一癖も二癖もある人物たちが物語を二転三転させる。
「悪夢のエレベーター」の著者で、劇団ニコルソンズの脚本・演出家の木下半太さんが、生まれ故郷の大阪を舞台に書いたクライムサスペンス。
一時、大阪府の橋下知事がカジノを誘致するという戯れ言を言い出した時に、話題になった作品ですが、ストーリーは特にそういった話ではなく、オーサカの猥雑さを演出するスパイスにしている感が強いです。
「悪夢のエレベーター」もそうですが、章ごとに視点が変わるので、好き嫌いが分かれるのではないかと思います。私自身は、「悪夢のエレベーター」ほどのめり込めませんでした。
もう少し登場人物、ストーリーとも振り切れてしまった方が面白かったような気がします。
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カジノタウンになった大阪”オーシティ”で絵本探偵・羽田が謎のターゲット”耳”を追う話。
濃い~キャラとテンポの良さで一気読み。
続編でるかな?
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世界一のギャンブルと欲望の街「オーシティ」に生まれ変わった大阪
ひとつの、切り落とされた「耳」をめぐって
壮絶な争奪戦が始まる。
最後に笑うのは誰か・・・
極上のエンターテイメント映画を見てるような感じ
キャラもわかりやすく、「これはあの人が演じたらピッタリ!」ってのが多かったし。
スピードも満点で一気読みでした
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どこにでもいるような普通の小学生。しかるに人間離れした聴力は超人の域に達している。洞察力も子どもとは思えない鋭さがある。「逃げることで戦うことではない。」物の本質をしっかり捉えた言葉には肝を冷やされる。そんな無敵の彼女にも唯一怖いものがある。それは目が見えるようになること。真実が見えなくなるからだ。どこにも逃げられずに狂っている小蘭も魅力的だ。逃げても勝負には勝てない。怖いのは結果に怯えて尻尾を巻いて逃げること。自分の怖いものとは一体何なのだろう。
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「木下半太」のサスペンス作品『オーシティ』を読みました。
『美女と魔物のバッティングセンター』、『天使と魔物のラストディナー』に続き「木下半太」作品です。
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ラスト! 鳥が引くぐらい鳥肌たちました!!――サバンナ「高橋茂雄(お笑い芸人)」。
ここは世界一のギャンブルシティ、オーシティ。
かつて「大阪」と呼ばれたこの場所は、今や世界一のギャンブルシティに変貌し、欲望に覆われた街と化していた。
絵本探偵「羽田誠」は、優しい目の極悪刑事「愛染」から謎のターゲット“耳”を追うよう強要される。
リミット3日、人質は……キン●マ!?
しゃべくり続ける殺し屋夫婦、超人的な聴覚を持つ盲目の娘──最後に笑うのは誰なのか?
ラストは呆然、そして涙のどんでん返し。
劇団「ニコルソンズ」を主宰する著者が、大阪への愛と幻想を全開にした傑作。
突然に襲う爆笑と涙、意外性の嵐に油断は大敵。
100%規格外の超速クライムサスペンス誕生!
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「木下半太」お得意のジェットコースター系のアクション小説… 章単位に視点が変わる著者お得意のパターンで展開します。
■プロローグ
■第1章 絵本探偵
■第2章 用心棒
■第3章 娼婦
■第4章 盲目の少女
■第5章 大黒グランド
■エピローグ
怒涛のスピード感で一気に読ませる展開は健在で、登場人物も相変わらず超ユニーク… 複数の登場人物の視点から語られるカタチで物語が展開します。
(登場人物のイメージは本の表紙を参照)
それぞれの視点は、
『プロローグ』は、借金取りの耳切り「茶谷」、
『第1章 絵本探偵』は、元探偵の「羽田誠」、
『第2章 用心棒』は、売春宿「百足屋」の女将で元殺し屋「千代子」の弟で、殺人の前科がある怪力のホルモン屋「十十」の店主「万利男」、
『第3章 娼婦』は「茶谷」の愛人で中国人の娼婦「王小蘭」、
『第4章 盲目の少女』は、逃がし屋「キム」の娘で超人的な耳を持つ盲目の少女「麦子」、
『第5章 大黒グランド』は「羽田誠」と「王小蘭」、
『エピローグ』は「麦子」、
と移り変わりますが、視点が切り替わるタイミングが絶妙だし、そのタイミングでちょっとだけ時間軸が戻り、別な人物の視点から、同じ事象を見ることで新しい事実がみつかるという演出が秀逸でしたね。
切り取った“耳”を探し出し、カジノ「大黒グランド」の金庫から大金を奪おうとする中で、裏切ったり、裏切られたり、殺したり、殺されたり… 相変わらずの展開ですが、最後に笑ったのはまさかまさかの人物でした。
末恐ろしい娘ですね。
そして、「羽田」が愛し続けていた元妻は、意外な人物でしたねぇ、、、
「羽田」の愛車が1967年式の「フォルクスワーゲン・タイプ1(通称ビートル)」だったり、極悪刑事「愛染」の好きなミュージシャンが「カーペンターズ」だったりと、細部にも拘りがあるところも印象的だし、「木下半太」らしい作品��す。