萌えたり血まみれになったり
2011/07/03 11:52
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生の天海蔵人には妹・彩依がいる。ただし、6年前に失踪してしまい、それ以来は会っていない。失踪宣告が出されるまであと一年だ。
その彩依の誕生日前日。妹の友達の小藤倫子と会い、妹へのプレゼントの相談をした帰り道、蔵人は奇妙な少女アールと出会う。その少女に虫を体内に入れられ、連れて行かれた先は異世界だった。
アールの説明によると、彼女たちの世界では、蔵人たちの世界から一般人を連れてきて、剣闘士もどきのことをさせることが流行しているらしい。
セクトという、蔵人の中に入れた虫の機能により、切ったり砕かれたりしてもきちんと直る。ルールもしっかりしているので死んだりすることはない。ただ、戦うことを拒否することはできない。ただの一般人が、ある日、ナイフや銃を持たされ、対戦相手を切ったり撃ったりしなければならないのだ。
一日3時間、異世界に連れて行かれて戦闘訓練をする蔵人は、彼自身の不思議なパーソナリティの影響もあるのか、状況に馴染んでいる様であり、馴染み切らない部分もある。そんな彼の前に現れた、同じ立場の人間は意外な人物だった。そしてその人物から、妹に関する情報を聞くことになる。
現代と異世界を行ったり来たりしつつ、常識外の状況になじんだり拒否したり、萌えたり血まみれになったりする物語だ。
【血と肉と骨をぶち撒け合う、娯楽の為に戦う理不尽な世界】
2023/01/31 23:46
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投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
行方不明になった妹を探す蔵人は、突如現れた少女、アールにより異世界へ拐われ、寄生した虫により、理不尽な戦闘に参加させられる物語。
大切な妹が失踪して心にぽっかりと穴が空いたまま過ごす蔵人は、突如異世界から来訪したアールに拐われ、血みどろの世界へと到着する。
そこで出会ったのは、ナイフと銃を使って他人と無差別に戦闘する事を娯楽とする恐ろしいルール。
戸惑いながらも戦闘に参加する内に、妹の手がかりが浮上してくる。
屍山血河を乗り越え、その糸口を掴み取るのだ。
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「娯楽」の一言で殺し合いさせられる主人公の話。タイトルと表紙に似合わずグロ目の描写あり。表紙絵と中のイラストがだいぶ違うのでジャケ買いは注意。
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なんというか、この作者らしいというか。
遠慮がないというのかなぁ、何気に異常事態に巻き込まれたはずの主人公が見た上も淡々と日常をこなす、というのがらしいえばらしいか。
実のところ色々と思うところはありそうなのだけれども。
あと、ゲボ子萌え。
正直、それに尽きる(苦笑)
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中村恵里加の著作は大好きだ。
初見の著者なら間違いなく★4をつけているが、『ダブルブリッド』や『ぐらシャチ』と比べると、どうしても見劣りする。
ただ、よくある「さあ生き残るために殺しあいたまえ」みたいな舞台設定に似て非なる舞台装置は秀逸。
単純な「命がけだから」という理由を敢えて使わずに、必死に戦いに臨む心理描写は見事。
一つ惜しいのは、イラストがまったく力不足だということ。
中村恵理加のリアルな筆致にまるでついてこれてない。というか合わない。
『ゴールデンタイム』といい、最近の電撃はイラストレーターを適当に選んでいるとしか思えない。
文体に合った雰囲気のイラストをしっかり選んでほしい、と切に感じる一作だった。
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これ好きだなー。
理不尽な状況におかれつつも、自らの目的を見つけ、なおかつマスターであるアールの目的を叶えようと傷ついても進んでいく主人公がかっこよかった。続巻希望。
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突如現れた少女・アールによって、異世界へと誘われた少年・天海蔵人。そこで流行していたのは、なんと地球の人間を拉致し、互いに戦わせるという恐ろしい『娯楽』であった。一方的に銃とナイフを与えられ、見ず知らずの誰かとの戦いを強いられることに、蔵人は戸惑いを隠せないでいた。
だが、その『娯楽』の頂点に立っている地球人……初戦以外は完全無敗の人物が、幼き日に行方不明になっていた自分の妹である可能性が高いということを知り、彼はーー!?
斬新な切り口で『戦い』を描く、ファンタジー&サスペンス!
* * * * *
セクトがゲームみたいだなぁと思いました。体内に入れる種類によってストレングスとかに値を振るのは面白いかと。
もしRPGのステータス割り振りがこんなんだったらちょっと面白いと思うのです。何故か納得しちゃいました。
話としては、やっぱりグロいのがきます。いや、それが中村恵里加クオリティだと思いますが。
蔵人が攻撃に転じようとするまでがめさめさ長いので、それはちょっと萎えるかも。
人間らしいっちゃらしいんだろうけど、「相手に攻撃すると相手が痛いから自分に攻撃する」とか考えるあたりで頭おかしいんじゃないかと思ってしまいました。
まぁ、ことさんも同じ立場なんじゃないかとは薄々わかってたし。
まさか妹(?)が最高ランクにいるとは思いませんでしたが。なんかただ単に異世界人に誘拐されただけなんかなーと思ってました。でも裕福な暮らしなのwww
次回に続く的な感じが見え隠れしたので、是非続刊を!!
わたしの評価は大体そうなんですけど、今回も話は好きだが、キャラが微妙(先程も述べましたが、蔵人が)なので、☆4つ!
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まい・いまじね〜しょんからきてると聞いて購入。
なんか気に入った。どこが、と聞かれると困るけど。
でもちょっとわくわくした。
続きがでたら買う。まだまだ気になることもあるし。中村さんの他のも買ってみるかな。
…にしてもなんで食べてるシーンはおいしそうに見えるんだろうか。
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これが中村先生でなかったら星4つなんですけど、今までを見てる分、どうしてもいま一歩劣ってる感が拭えませんでした。
これでも、ぐらシャチでもソウルアンダーテイカーでもどれでもいいので、続きがでて欲しいですね…
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設定は使い出がありそうな印象を受けるが、やや拙い。その辺を少し洗っておく。
まず、そもそもひがえりというタイトル。間違ってはいないが、あまり適切な印象を受けない。そこにまず引っかかる。内容的にはパートジョブなのだから、ピタリとこないのだ。
次に構成。冒頭の記述と終盤の心情に落差が大きい。そこにすりあわせた跡が見られず、ここに大きな欠点が見受けられる。克明な日常描写も、ストーリーに絡まず煩雑である。
最後に文章。無駄が多いというか、つながりがスムーズでない。頭の誕生日に関する話題の流れからして疑問に思う。自分の誕生日について触れた意味が(主人公の年齢紹介以外に)見受けられず、冗長である。
面白くなかったわけではないが、拙い。その一言に尽きる。
また、設定以上の売りが見受けられないのも弱いところだろう。
切々とした心情を描いたり、鮮烈な戦闘描写であったり、魅力的なヒロインが出てきたり、軽妙な会話がされていたりしない。この辺にもう一つ売りがほしいところだった。
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突き抜けきっていたダブルブリッドと比べるとインパクトはかなり薄い。とはいえキャラや設定など悪くは無い。これから先の伏線らしきものもある。続きが読みたい感じもする。しかし…続きが無い。それに尽きる。普通に面白かった。
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【血と肉と骨をぶち撒け合う、娯楽の為に戦う理不尽な世界】
行方不明になった妹を探す蔵人は、突如現れた少女・アールにより異世界へ拐われ、寄生した虫により、理不尽な戦闘に参加させられる物語。
大切な妹が失踪して心にぽっかりと穴が空いたまま過ごす蔵人は、突如異世界から来訪したアールに拐われ、血みどろの世界へと到着する。
そこで出会ったのは、ナイフと銃を使って他人と無差別に戦闘する事を娯楽とする恐ろしいルール。
戸惑いながらも戦闘に参加する内に、妹の手がかりが浮上してくる。
屍山血河を乗り越え、その糸口を掴み取るのだ。