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紙の本
勿体ない作家
2021/03/09 10:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋で見つけた分厚い文庫。
厚みがあるのは、この文庫版は2011年発刊の再刊。
昔、前・中・下の三巻だったものに加筆をして、物語を一冊にした合版なので、お買い得品。
粗筋は、とっても単純。
ローマ時代を設定したファンタジーと、紹介文で読んで期待したのですが、残念。
読み物としては、アレキサンドライトを超えていないと思います。
中身は、王朝ものの男女入れ替えをテーマにした「とりかえばや」に因んだ、御伽噺風のファンタジー。
滅ぼされた国の美人王子が、仇の貴族になりすまして仇討ちをしようと試みるけど、死んだ筈の本人が登場して失敗。
仇と恋仲になり、仇討ちを諦め、憎しみを忘れる。
山藍先生の作品のいつものパターンでした。
超絶美形が散々な凌辱と辛苦を味わう展開。そして、なんとなく幸せに向かうボカシのハッピーエンド。
この小説から濡れ場シーンを抜いたら、多分3分の1にもならない量だと思う。
そのくらい殆どが凌辱や濡れ場。男性ファンも居て、あとがきが面白かった。
BLとも違う、官能追求に特化した作品。
でもアレばっかりは単調で、飽きて何度も本を閉じては積読の繰り返しになり、読了が遅くなりました。
文体が綺麗。文法の間違いがほぼ無い。
漢字が大目のしっかりした日本語で綴られています。
文章が綺麗な官能小説作家は、絶滅危惧種。
もうちょっとどうにか変えたら もっと面白い作品になるんじゃないかと、読後感は残念。
神がかり的な書きなぐり書法じゃなくて、
もう少し場面の計算をするなどして凌辱シーンを効果的に描くなど、
読者が麻痺しない構成を考えてみちゃどうかな?と思います。
紙の本
しんどい展開
2018/07/31 23:01
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひたすらの凌辱&体内洗浄のシーンが繰り返されて最期には麻痺…。
登場人物の多さと愛憎の交錯する様子に若干ついていけないところもあって、読んでいて疲れました。
延々と救いのなかった受けにとって、ラストは少しでも幸せなのかどうか…。
表紙イラストが濃すぎるのと、絵柄が好みでないのとでそがれた部分も若干あり。
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