紙の本
ヘタレ攻
2017/11/30 21:53
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
攻がヘタレ…。
ラストの受の成長は好ましかったけれど、それまでのニート状態が長すぎたな…。
イラストは好きだけど、うーん…という感じ。
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帯や説明文を読むと超シリアスかな?と思いきや、ほのぼの…まではいきませんがのんびり本でした。後半はやや急展開ですが、全体的にのんびりしてるので(まあ内容は内容なんですがね(笑))じっくり二人の様子が見れてよかったかなと。
私自身もっと山あり谷ありな本をいくつも読んでいるので、比較的なにもなくて平和だと思いつつ、ちょっと物足りなかったと思いました。
でも全体的にはまとまっててよかった。
葛西さんの挿絵も綺麗で、とてもよかった。流石です。
しいて言うなら、最後猫のナナちゃんの様子が知りたかったかな(′・ω・`)
(もし読み落としてたらすいません;;;)
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個人的にナナの由来が朱砂と関係あったらいいのにな。
内容としてはすごい主人公にしっかりせい!と喝を入れたくなる人物。稲月の方も煮え切らない。
前科持ちってのが新鮮な設定で面白い。
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最初に言っておくと、思い切り犯罪者×年下受け、なのでダメな人はダメなのかもしれない。
朱砂は十五歳の時に、病院帰りの電車の中で、唇を奪われた。
その朱砂の唇を奪った相手は、指名手配中の逃亡者だった――。
片田舎のローカル線の車内で突然起こった出来事。
それが、朱砂と稲月真男との出会いだった。
その後、真男が指名手配犯であることに気が付いた朱砂の通報で真男は逮捕される。
そして、七年後、二十二歳になった明日なの前に再び稲月が現れた。
驚くと同時に、怯える朱砂をよそに、稲月は勤務先を告げただけ……。
生まれつき身体も弱いことを理由に、高校を卒業してから、定職にも就かずふらふらとしている朱砂にとって七年前の稲月との出会いはとても印象深い出来事だった。
朱砂は、そんな稲月に対して興味を抱き、距離を近づけようとし始める。
という感じの話でした。
病気がちで友達もいない朱砂にとって、稲垣との思い出が今までの人生で一番強烈に印象に残る出来事で、その思い出から出てきた稲月は強烈に朱砂の興味を誘って。
朱砂はその気持ちに正直に、稲月に近づいていくけれど、犯罪者ではあるものの、しっかり地に足を着いて真面目に仕事をしている稲月に近づこうとすればするほど、朱砂は自分の心無い言動で稲月を傷つけたり、自分の至らなさを思い知ったりする……そうやって朱砂が少しずつ成長していく。
なんだかとってもキレイな話でした。
じんわりきました。
これ、BLじゃなかったらドラマみたいな話だよなー……と、なんだかしんみりしてしまった。
なんだかキレイな世界観で作りこんで、静かなドラマにしてほしいなー……とか思ったりするくらい、あったかくてゆっくりな話。
扱うテーマが「犯罪を犯した人間」だっただけに、ちょっと重くないかな? とドキドキしながら読んだ部分もあったんですが、消化不良を起こすこともなく、重くも、軽くもなくちょうどいい加減でその過去も描いた話でした。
静かでしっとりした小説がお好きな方にはオススメです。
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稲月は某俳優に似ていると騒がれた逃亡犯を思い起こさせますね。朱砂は虚弱な引きこもり…過保護なのは無理からぬ訳有り。 過激な事件はなく、世間知らずのお坊っちゃまのぐるぐると勘違いと…先の見えなさと…。 聚雨の中、想いだけがただよっている世界。