紙の本
こんな素敵な主人公に恋しますよ
2014/07/31 20:38
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投稿者:yami_aru - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編第四作で好きな作品です。
アガサの描く女性のなかでもっとも冒険心に富、波乱万丈、荒唐無稽な行動、素敵なキャラクターです。
映画化するならもってこいです。(まああり得ないとストーリー言わないでください)
この時期の作品は冒険小説、スパイスリラー物が時勢柄さすがに多いです。
(アクロイド殺しが多少奇異に見えます)
少年少女物としても十分楽しめますし大人が読んでも魅力的なキャラクターばかりです。
冒険小説系では謎の首謀者が最後まで明らかにされず、ハラハラドキドキ楽しませてもらえますが本作も「チムニーズ」「秘密機関」と並んで双璧。(三つ壁か?)と思います。
まさにいつ読んでも青春を思わせる素敵な作品ですね。
紙の本
面白かったです
2021/11/19 12:10
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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポアロもミス・マープルも登場しない1冊完結のクリスティー物ですが、すぐにひきこまれてしまいました。大変面白かったです。好奇心旺盛な主人公を始め、個性的で魅力的なキャラクターが沢山登場します。今まで読んできた推理小説はシリアスな物が多かったですが、シリアスな中にもユーモアーを盛る事が出来るのはクリスティーならではなのでしょうか。次作も楽しみです。
電子書籍
素敵なロマンス
2019/05/05 16:57
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投稿者:こぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
若い頃に読んでドキドキワクワクした本です。久しぶりに読みましたが、期待を裏切らず、3日間で読み終えました。主人公のアンが頭が良く、とても魅力的です。
紙の本
アガサ・クリスティーが世界一周をしたときの経験を基に描かれた冒険ミステリー小説
2016/12/26 21:41
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投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
アガサ・クリスティーによる長編推理小説。
作者は本作品を執筆する一年ほど前に、宣伝使節の夫に同行して世界一周をしており、主人公の旅行の描写はその時の経験を基に描かれています。
なので、冒険ミステリー小説としてスリルや興奮を味わうだけでなく、文章を通じて伝わってくる風景を楽しんでほしいと思います。
また、主人公の日記と別の登場人物の手記による二つの視点で構成される本作品は、某有名ミステリー作品のトリックを先取りしているので、そこにも注目するとさらに面白いかもしれません。
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主人公アンが生き生きと描かれていてとてもいい。他の登場人物たちもひとくせあって面白いです。
ミステリあり、ロマンスあり海外での謎の犯罪組織との対決、といろいろな要素があり終始楽しみながら読めました。
小学生の頃よく読んでいた冒険小説の雰囲気を久しぶりに味わえた気がします。
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なんだか登場人物が多いうえに変装したり名前変えてたりするせいか、よくわからなかった! 途中でどうでもよくなってきた(笑)わたしはやっぱり頭悪いんだろーか。いちおう、ディーヴァーとかコナリーとか、ほかのミステリと呼ばれるものは普通におもしろく読めてるんだが、いわゆる「本格」に弱いのかしらん。クリスティと相性が悪いのかしらん。旅の描写とか楽しいし、ラブロマンスものとしてだったらけっこうわくわくしたんだけれども。
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クリスティ初期の今風(でもないか)に言うならトラベルミステリ。推理的要素は薄い。当時のイギリスと南アフリカの雰囲気が伝わってくる。イギリスから南アフリカに向かう船から、テネリフェ島の雪をかぶった高峰が見えるという記述が気になり調べたら、テネリフェ島(スペイン領カナリア諸島)はモロッコ沖にある東京都ほどの大きさの島だが富士山に近い高さの山があるということで納得。クリスティ自身も目にして記憶に残っていたのだろう。
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南アフリカまでの船旅をしている感じ。
行ってみたくなり、写真を実際に見てみたくて、ネットで南アフリカの写真を探したりした。
ミステリーとしても、謎とスリルがいっぱいで楽しい。
最後はちょっと、落ち着きすぎな感じのラストだったかなあ。
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1924年、若きクリスティーの名作である。一言でいえば、青春ヒロイン・ロマンティック・ミステリー・アドベンチャー」である。舞台はロンドンと南アフリカ、ちゃんと推理小説にもなっていて、のちの『アクロイド殺し』(1926年)にもつながる要素がある。なにより、訳文が若々しく、名科白がたくさんある。
阿魏という薬草がでてくる(吐瀉薬)が、これは中国古典にもでてくる。
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図書館で。
お金も身分も経験もないけれども度胸だけは人一倍なヒロインが冒険に首を突っ込むお話。それにしても昔の悪人は紳士だな。なんか残虐さが無くて大いに結構。まあ殺されかけたって辺りであまりありがたくはないんだろうけど。
というわけで船旅とダイアモンドと異国の地というちょっとロマンティックな雰囲気の冒険活劇。ミステリーというには何かちょっと足りない気もする。
とは言え結構面白かったです。
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著者:アガサ・クリスティ(Christie, Agatha, 1890-1976、イングランド、小説家)
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ミステリーの女王クリスティーの冒険もの。正直、中盤まで惰性で読んでいました。登場人物を憶えるのが苦手な上、どうでもいいような話ばかりなので(笑)。でも、実はどうでもよいということはないのですけれどね。中盤から俄然、冒険ものらしくなってきて、面白かったです。主人公アンが向こう見ずな性格だから冒険ものとして成立するのですよね。
一番新しい版だからか、とても読み易かったです。
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ポワロやミスマープルを読み終えたので、ノンシリーズの第1冊目。船旅あり、鉄道旅ありで、旅気分を味わえると同時に、この時代の船旅、鉄道旅はどんな感じなんだろうと想像が膨らんだ。ぜひ映像で見てみたい。
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ミステリーあり、恋愛あり、若くてきれいで無鉄砲な女探偵のものがたりで楽しく読めた。1924年当時、女性が活躍する小説というのは今と受け取られ方がどれくらい違うのかな?職業婦人に対する憧れと同じくらい結婚にも憧れる。今と変わらないように思うし、女性は女性らしくエンディングを迎えられたことにとってもうれしい気持ちになったなぁ。
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若い女性が主人公の冒険活劇という点で新鮮味あり。もちろんミステリー要素もしっかり入っている。
話自体は文句なく面白いのだけれど、なぜか読み切るのに時間がかかった。クリスティー作品はいつもページをめくる手が止まらないくらいなのに。
読んでいる間は粗削り感も拙さも感じなかったけど、解説に、本作はクリスティーの中では超初期の作品だと書いてあった。もしかするとそれが理由のひとつかも?
いつもクリスティー作品は星4以上をつけるけれど、なかなか読み進まなかった点で今回は星3つ。