紙の本
経済学の視点で、様々な社会の動きを読み解くヒントが書かれています。
2011/10/23 21:51
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投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済学の視点で、様々な社会の動きを読み解くヒントが書かれています。
本書は70の最近ニュースになった物事について、伊藤元重先生が解説をしています。ヒントとなるのは、解説のあとのちょっとした示唆。決して結論的な言い方をしているのではありませんが、ニュースの裏に隠された本質を考えるきっかけを与えてくれます。
以下、気になったところ。
「経済は三つの目で見なくてはいけないそうだ。一つは経済をマクロで見通す力である「鳥の目」、そして二つ目は業界の細部であるミクロを見る力である「虫の目」だそうだ。ただ、もっとも重要なのは第三の目である「魚の目」であるそうだ。」
「魚の目」というのは、時代の流れの変化を見る目です。ドックイヤーと言われる昨今、益々早くなっている変化を読みとる力が必要ということなのでしょう。
「確かに、日常の消費であれば、衣食は十分に足りている。だからこそモノとして消費ではなく、コトとしての消費が重要になるのだ。」
商品で考えるとモノを選ぶための基準は、機能や価格。コトで考えると、その基準は自分にとっての価値となります。その価値が何であるか見極めることが大切です。そして、コトで考えると価格はあまり重要視されないことも事実。いわゆる高付加価値の商品はコトを視点に考えられるということなのでしょう。
あまりに多くのニュースが毎日入ってきますが、そのなかの重要なものに対して深く考えるためのヒントになる一冊でした。
龍.
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日経MJに連載しているコラムを2年前からつい最近のものまでまとめたコラム集。
日本経済がどうすべきかをニュースに疎い自分でも知ってるようなニュースを元に分析してあり、すごくわかりやすいし、読んでて楽しい本だった。
3ページ程度分のコラムがたくさん載ってるので、空いた時間に読める。
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東大の伊藤先生の本。
新聞に連載するコラムをまとめたものなので、一つ一つの話が新書で3ページ弱という分量なので、ちょっとしたスキマ時間にも読みやすい。またその性質上、時事的というかトレンディなテーマが多いので、すぐに役立つ知識や経済学的に現代を見るエッセンスが身につく。
学者の書いた本というと難解なものを想像する人もいるかも知れないが、テレビの解説などで見るように、伊藤先生の語り口は平易でソフト。経済の素養如何にかかわらず、誰にでもオススメできる一冊。
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サクサク読めるコラム集。
最近のキーワード(LCC、タタ、TPP・・・)をワールドビジネスサテライトのコメンテーターとしてもお馴染みの伊藤元重氏が解説。
良い点⇒サクサク読める。
マイナス点⇒サクサク読める分、読み終わったあと内容をあまり覚えていない。結局、着意を持って読まないと、意味がないってことなのかな。
読み返したい言葉⇒経済は三つの目で見る
「鳥の目」経済をマクロで見る
「虫の目」経済をマクロで見る
「魚の目」潮の流れの変化を見る
メモ⇒中長期的には円安方向へ
実は国内市場が大きい韓国
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コラム形式の本。浅く広く様々なことが盛り込まれており、経済について最低限知っておきたいことが網羅されている。自分の肌にあわず内容があまり頭に入ってこなかったが、TPPなど知らなかったことを知識として吸収できたのはよかった。
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読後備忘録
マクロを見通す鳥の目
ミクロを見る虫の目
潮の流れを見る魚の目
現在は実質レートではまだ円安
(商品、資源価格が上昇している)
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気分転換に手を取ってみたが、最初は経済学よりもマーケティングの話が多かったので当初選択を誤ったかと思った。
経済が絡む諸問題の取っかかりが欲しい時には良い本。
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時代の先をよむ!なんて大げさなタイトルが付いているのでどんなものだろうと購入。
普段から新聞やニュースを見ている人ならどれも知ってはいることでした。ただ、ふと今問題となっていることはなんだろうと思い返したいときにパラパラとめくるといいような気がします。
そのぐらいなのであまり深くはひとつひとつのテーマで掘り下げているものではないように思えました。
TPP亡国論を読んだばかりなのでTPPに関する話題のところを読んだ時はその理由をもうすこし掘り下げてほしいと感じました。
もっと深く掘り下げれば一つのテーマで一冊本が書けるところをあえて多くのテーマで新書一冊というのですから内容的に薄くなってしまっても仕方のない部分は多かったとおもいます。
今度は一つのテーマで一冊!という本が読みたくなる、そんな新書でした。
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目からうろこが1点。今、為替は円高ドル安が進んでますが、実態経済においては、円安ドル高。なぜならば、・・・・。
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東京大学の教授、伊藤元重さんの本。
以前より新聞などのコラムを読んでいてすごくわかりやすいので、購入。
予想通りテーマは難しくても楽しんで読める内容。
メディアで報道されていることも、本質を理解すれば、報道とは違う理解ができたりと参考になることが多かった。
楽しんで経済がわかる。そんな本でした。
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★2011年18冊目読了『時代の”先”を読む経済学』伊藤元重著 評価B
日経MJへの連載記事の寄せ集めであるため、内容がそれぞれ薄いし、話題に対する考察がごく一般的で当たり前。TVのコメンテーターのレベルとしか思えません。何冊か彼の著書は読みましたが、本当に一般的で優等生的。面白くないんですよねー。
かなりの売れっ子教授ですが、この程度で稼げてしまう今の日本の経済学者は、楽だなあと思えてきます。うーん ブックオフの105円が妥当なVALUEです。
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分かりやすいが、連載を新書に纏め直したということもあり、話題が切れ切れ。ニュースのまとめ的な位置か。
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・鳥の目、虫の目、魚の目(流れを読む目)を持つことが大事。
・実はStill円安。US物価はこの15年で40%上昇
日本は0%。⇒競争力という点では、円安という意味か?
海外売上という観点からは当てはまってないのではないか?
⇒日本製品は値上げできる?
・中国人民元切り上げは、輸出産業⇒自消産業にすれば問題なし。
等の意見が新鮮であった。
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経済の動きとビジネスのあり方をリンクさせた指南書。経済全体を俯瞰しながら経営戦略を考える大切さを教えてくれる。
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マクロで経営を考えると?
→企業存続のためには、
1.さらに生産性など改善を行う
2.差別化を図る
3.M&Aなど競合を消滅させる
どれか一つを徹底する