紙の本
能力が分かりにくい
2011/05/17 19:23
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
少しづつ明らかにされる設定に引き込まれるのですが、能力の出し方・見せ方がいまいち分かりにくい
単純に言葉で説明して終わってしまっている
主人公のボケボケした雰囲気の割りに笑いがなく、フラットな流れが続く
ミステリ的な手法が使われていますが、どうせならもっと踏み込んでやっても良かったかもしれません
ページ数を考えれば、もう2捻りくらい欲しかった
紙の本
どうした万城目
2015/01/27 05:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
うーん、なんだか万城目さん整っちゃったなぁ。『鴨川ホルモー』のあの荒削りではちゃめちゃでめちゃくちゃおもろかったのはどこへいったのか。きれいなオチを狙いに行き過ぎてるような気がするのとキャラの押しとかアクの弱さの割に数が多いのがちょっとね。もっと馬鹿みたいに笑えるの待ってます。
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今回のマキメワールドの舞台は琵琶湖。
荒唐無稽ではあるけれど、もしかしたら・・と思わせるのは流石。
琵琶湖に行って、赤い制服姿を探してみたくなる。
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「琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がった!」の内容紹介のとおり!!
おもしろい。しゅららぼん の意味も笑える。
友情もあり。
最後きになる!!自分の好きに解釈しちゃおう!
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琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がった!
大阪の次の舞台は滋賀県でした。
対立する二家。何々、ロミジュリ的な話でもあるのかしら~?と期待したけれど、さすが万城目さん、そんな単純な話は書かないのでした。
しかし謎めいた一族の謎めいた部分をなかなか明らかにしないので、なんだかもやもやしたまま話が進んでもやもやしたままクライマックス。ラストで怒涛のように種明かしをされてあっけなく終わっちゃった感がありました(その割に黒幕は分かりやすい)。
登場人物たちのからみも割とあっさりだったかな。
グレート清子は唯一いい味出してました。
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日本人であったなら、一度位は京都で暮らす事を夢想した経験があるのではないか。私も毎日が修学旅行のような生活ができると、そう信じて疑わず京都の大学に進学した。しかし、それは大いなる罠であり、キャンパスは滋賀にあったのである。滋賀と言ったら何を思い浮かべるだろうか。何にも思い、つかねーよ。しかし、あれだ。南禅寺に行った事があれば琵琶湖疎水という文字を見かけたことがあるのではないか。そう、琵琶湖。滋賀と言えば、琵琶湖。ただそれだけ。しかし滋賀をなめくさったら「京都の水止めたんで!」琵琶湖は関西の水瓶と呼ばれる。淀川だって元は琵琶湖なんやで。南禅寺の水路閣は琵琶湖がなければ在り得ぬし、西田幾太郎も思索になんて目覚めなかった。日本人であったなら、琵琶湖に足なんぞ向けて寝ちゃならん。
本作『偉大なるしゅららぼん』は滋賀を舞台にした小説である。著者の万城目学さんといえば、これまで京都奈良大阪、と関西を舞台に大嘘をついてきた。関西といえば大阪京都、そして奈良。そろそろ関西ネタも終わりか、と思っていたら滋賀を忘れていた。失礼、水瓶。
滋賀のことを、古くは近江国と言う。近江といえば、近江商人である。なぜ近江商人が商売の達人に成り得たか……ここだけの話なのだが、どうも琵琶湖に深く、関係しているようだ。
それというのも「買えちくしょう」と念じるだけで買わせる事ができるという、常識を超える人心掌握術に長けた琵琶湖の加護を受ける一族がいるという事が裏関西研究家の万城目博士によって発表された。また、人や物の繁榮には競いあう敵対勢力の存在があり、時には敵の敵は味方という図式に則って大いなる驚異の前には敵対勢力同士が手を結ぶことも有り得る。万城目博士はその事についてもぬかりなく言及している。
なぜ、京都の大学が滋賀くんだりにキャンパスを建てるにいたったのか。琵琶湖の辺りの某一族が、滋賀の繁榮を狙い偉い人に人心掌握術を行使したせいに違いない。そして、滋賀も捨てたもんじゃないと吹聴してまわるようになった私も、影響下にあると思われる。おそろしや、琵琶湖の民……!
と、なぜこんなに荒唐無稽なアホ話を繰り広げたかというと、『偉大なるしゅららぼん』が琵琶湖県、あ、間違えた。滋賀県という存在を読者の心に深く刻み付けるような作品であると共に、アホ話を展開する他に、この作品について語る事ができなかったからです。
アホに溢れています。全力でアホです。滋賀は確かに京都にも大阪にも奈良にも負けている気がするけれど、本作はホルモーにも鹿男にも大阪国にも劣っておらぬホラ話です。
「しゅららぼんって何やねん」それを説明する事は叶いませんが、読んでみたら、意味不明では決してないし、わかりやすい面白さに溢れる作品なので、ぜひ。
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ひさしぶりに「楽しかった!」と言える小説に出会いまシタ。
一気に、とまではいかないけど、
ぐいぐいと引っ張られて、けっこうなハイスピードで読みまシタ。
個性のキッツいキャラ達に囲まれて、それでもフツーに慣れちゃうあたり万城目さんワールド。
ものっそ冒険して、でもそれがあんまり意味もなくなったりする、万城目さんワールド。
大好きデス。ふふふ。
いちばんキたのは、棗家のおかあさんが夕食の準備をしているってとこ。
粛々と。
主婦、ブラボー。
【以下ネタバレ】
このお話のラストシーンは好きだな。
もし それが彼なら。
ちからのない一族となった彼なら。
妹とのラブロマンスも期待できるよね・・・?
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<内容>琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がった!
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特殊な力を持った人間が、その力を利用して成りあがって、人々を支配しているという構図の中で、その力を厭う主人公を中心に据え付けておき、なおかつ、力を行使することによって自然でなくなることを嫌う跡取り息子を登場させておきながらも、最後は予定調和的に力を行使することが変わりない日常に戻るという結末は、正直、どうかなとは思う。力を放棄したライバルのほうがまっとうでありながら、その放棄した人間を又、最後に引き戻すというのは、友情であれば美しいが、まあ、力を残した側のエゴだろう。また、黒幕の人物の動機も、その結末もご都合主義的で少々、無理がある。そんなかんなで本筋のストーリーとしては結構、突っ込みどころがあるが、まあ、相変わらずの訳のわからない擬音や、清子やパタ子、最後まで登場しない師匠等、バラエティ豊かな登場人物と設定を楽しみたい。それにしても力があっても決して驕らなく、犯罪でもありながらも犯罪は避けるというのは美しくもあるが、正直、人間らしくない。
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あいかわらずのwktk感。
次に何が起こるの?なんでこうなの?と思わせる文章は素晴らしいです。
広げて広げまくった風呂敷もきちんと最後にはたためていてすっきりとした読後感でした。
でも今回はオチは読めてしまいましたが・・・
それでも面白かったです。
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不思議な力を持った者達の話。ホルモーもそうだったが、抜群の話作りと展開はさすがマキメ氏。
プリンセストヨトミも映画化ですか。
うん。これくらいエンタメやったらこれも映像化してほしいなあ
しゅららぼん…妖怪の名前じゃなかったのかw
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ありそでなさそな、いや、あるわけがない奇想天外なマイキメワールド全開です。創造も、想像も超えた世界を楽しめます
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いつも通りの万城目 学作品。
「関西には変なもんがいます」話。
京都、奈良、大阪の次は滋賀でした。
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先が気になって仕方ないモードになるまでには半分以上読まなきゃで少々時間がかかったけど、面白かった。お城とかお殿様とかお姫様とか悪くないけど、だんだん、鴨川ホルモーの時のあの新鮮な面白さは失せてる・・・
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琵琶湖が舞台。相変わらず、細部にも笑わせてくれる。ラストはちょっぴり切ない…と思いきや安心させてくれる感じで良かった。