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紙の本
オフィスに一冊。
2011/06/10 09:17
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「殿様を叱る!」、このなんともユニークなタイトルに笑ってしまうが、権力の塊である一国一城の殿さまを叱る人などいたのだろうかと思ってしまう。
しかし、冒頭、あの気が狂っているのではとまで言われた織田信長を叱った家臣がいた。木下藤吉郎、後の豊臣秀吉である。あの木下藤吉郎ならば信長を叱ったかもしれないなと思うが、意外にも信長を叱った家臣が幾人もいる。その中には信長を襲った明智光秀までもがいるが、どういった出来事に家臣は殿を諫め、それに対して殿はどのようにして過ちを認め、改めたのか。見開きの2ページで出来事と殿さま、家臣の人物像が紹介されているので、分厚い歴史書をひも解く必要もない。それでいて、言葉のポイントが抑えられているので、理解しやすい。
それにしても、複雑な人間模様に殿さまの器量、家臣の智恵には「なるほど」と感心したり、ため息が出たりだった。
このなかで、152ページの「人を玩べば徳を失い、物を玩べば志を失う」という立花道雪が大友宗麟に呈した苦言はビジネスの世界でいえば、「セクハラで徳を失い、賄賂で志を失う」に置き換えても通用するのではないだろうか。
文庫本サイズなのでオフィスに一冊供えておけば、自身の足もとを見失いそうな時、掬われそうな時、判断に迷った時に役に立つ。
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