紙の本
子供たちは追い詰められ、ずるい大人は暗躍する
2011/09/14 21:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、狡猾な大人と未熟な子供の対決へとシフトしていく。
相変わらずダラーズの正常化にやっきになっている帝人。そんな帝人を止めようと、黄巾賊を再結集させる正臣。そして空回りしている杏里。
それぞれの秘密を、ちゃんと話せなかった故に、自体はさらに混乱を極めて行く。
なんで、三人が三人とも一番必要なことは自分をさらけ出してきちんと話すことだって気づかないかねぇ。
つか、そこが未熟な子供だからなんだろう。
そして、未熟な子供と狡猾な大人の間の人間が一人、一人と舞台から消える。
結局、ドタチンは緩衝材であり、静雄は起爆剤であり、臨也は制御者で、彼らが意図的ではないにしろ未熟な子供を守っていた。
が、…。
こんな歪んだ不条理な世界であったとしても、それが青臭いことであったとしても、「暴力は何も生み出さない。何も完結しない」といいたい。
でもって、帝人や正臣がそれにちゃんと気づいてほしいと願っている。
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ついに終わりに向かってきたなと思う今回。帝人がとりあえずヤバイ。
ゆまっちも今回怖かった。そしてすごい物語が動いた。
この先本気で予想がつかない。
あと、越佐大橋シリーズ読者には嬉しい名前がちょろっと出てきます。おお、繋がってるー!!
あと二巻で黄巾族、ダラーズ、罪歌の話を終わらせるそうだが、どーやって終わらせていくのか、本当に楽しみです!!
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何か明らかに壊れ始めてるよね。帝人や正臣。ただ本人達もそれを自覚してなおかつ壊そうとしているのだから始末に終えない。後、話がそれぞれ独立した形で進んでいるので読んでる当初は理解しにくいけど、最後の行間で少しリンクして自己解決できた。どう展開していくかは興味あるけど少し救いを持たせても・・・とは思ってる。
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物語もいよいよクライマックスに向かってきたという感じでした。
黒幕も登場し、一通り登場人物は出そろったので、今後彼らがどう動いていくのかが楽しみです。
しかし今巻でも帝人のヤバいところが全面に押し出されてきていて読んでいてゾクゾクきました。あういうところを臨也や青葉に気に入られたんだろうな~と実感しました。
あとがきにもありましたが、ダラーズ×黄巾賊×罪歌編は後2冊ほどで完結とのこと。しかも今後の展開は未定なので終わる可能性もありだとか。終わったらマジ泣きそうです。
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今回は一巻完結だと最初から思ってなかったからユッタリ読みました。
逆にヴぁんぷ!の四巻五巻は短編集なのかと思ってたら一巻完結長編であれってなりましたが。
(六巻は本当に短編になるのか?)
この作者さんはキャラと場転が多くて、後日談だったり幕間だったりの話も多くてちょっと独特(?)なんですが、今回も遺憾無くそんなかんじ。
もっとセルティが活躍するといいなーと思いつつ次巻を待ちます。
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10巻目。
相変わらず、癖のあるキャラクターが好き勝手に動き回っていて楽しかったです。
ラストの折原と、敬語の静雄と、歪みない波江さんにぐっときました。お話としては依然として平行線。不穏因子が増えたぐらい。
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なんというエスピオナージ。
というか、どんだけゆがんでんだよ、という世界。
いろんな糸がからみあってなんどか読み直さないとホントはきっちりと関係をつかめなさそう。
群像劇ではあるけど、一応デュラハンが主人公で、なんとなくいろいろやってくれそうではあるが、どうなるかなぁ。
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ドタチンが、ドタチンが…!!
キレたゆまっちほどカッコいいものはないんじゃないか、と思うほどゆまっちの株が自分の中で急上昇した。
帝人が壊れている。ダラーズがこのまま宗教みたくなるのは気持ち悪い。正臣頑張れ、急げ。
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ほんとに、面白かった!
新キャラも出てきたし、新展開もありましたしね〜
それに波江さんを心配する臨也が好きです(笑)
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ワゴン愛がさらに高まりました。
そしてラストの、ろっちーの登場にすごくワクワク。
続きが待ち遠しいです。
物語が大きく動き出す前の溜めのような、そんな一冊。
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百合とホモ・・って書くと変だけど、
いやあ、なんか全然いやらしくない妄想でしたね・・狩沢さん・・ww
帝人の話メインだったのかなぁーという割りには帝人も謎ですね・・何を考えているやら・・
とりあえず、帝人と正臣が潰しあうということですかね・・
怖いね・・友情戻ると良いけど・・
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待ちに待ったデュラ10巻です♫
前巻、前々巻あたりから徐々に話が大きく、そしてクライマックス近いのでしょうが…個人的には…まだ2~3巻は続きそうな気がしています…。
むしろこれ収拾つくのかなあ??と変に不安にもなってしまったり;;
登場人物が多いから、あちらこちらへと時間軸やキャラが動くのは相変わらず。
そして物語に嵌らせる魅力も相変わらず♫
このままラストまで読み続けていきたいですー><ノ
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門田さん周りの人間の感情移動が面白かった。おいちゃんもいいキャラだったと思う。さてこれから事件がどうなっていくか、乞うご期待、ってなもんで
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相変わらず漫画的な場面の切り替え方だと思う。ぱっぱぱっぱと画面を切り替えて、物語を細分化している。
今後、帝人と正臣が正面からぶつかって対決してくれたらいいなあ。
あと、青葉の「泳ぐ」という感覚はよくわかる。
自分が自分として泳ぐための場所というのは、本当に作るのが難しい。
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展開が早くてちょっとドキドキしてたんですが、あとがき読んでもっとドキドキしました。え。え、ちょっと待ってそういう予定だからこのペース? 情報屋が余計な真似をしているせいでますます三つ巴の平和的和解の道が遠のいている気がするのですが…キャラそれぞれの窮地ににやけます。迷わず戦う―成長する道を選べるところが素晴らしい。