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氷結鏡界のエデン 8 悲想共鳴−クルーエル・シャウト− みんなのレビュー
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紙の本
モニカがめんどくさかわいい
2012/01/24 15:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
護士候補生シェルティスがかつての錬護士シェルティス・マグナ・イールであり、穢歌の庭に落ちて魔笛を宿している。それを巫女のユミィは隠していた。その秘密が異篇卿イグニドにより天結宮に伝えられ、大混乱を引き起こしてしまった。
その期に乗じて、巫女や千年獅の権力を削ろうと画策した天結宮の幹部と一部の錬護士が結び、ユミィの影響力を押さえ込んでいる間に、問答無用でシェルティスを監禁してしまう。
一方、シェルティスに好意を寄せるモニカは、自分が知らない秘密をユミィが知っていたことを知り、自分には知らせてもらえなかったことにショックを受けて塞ぎこんでしまう。
そして、シェルティスが警告した異篇卿イグニド襲来予告も、行方不明のレオンを探す春蕾たちには伝えられず、まんまとイグニドの思惑通りに事が運んでしまった。
というわけで、実はモニカの巻といっていいかもしれない。恋する乙女は好きな男に秘密をもたれていたことに落ち込んでしまい、しかもその秘密を共有していた相手がかつての後輩であることにもショックを受け、もはや彼や彼女を無視するしかないと言う心境だ。
しかしそんな不安定な状態が長く続くわけもなく、モニカは壊れる寸前までいってしまう。かといって、シェルティスが何を言っても今は無駄な部分もあり、こんな時にこそ仲間が大活躍する、という展開になっている。
一言でいえば、やきもちを焼くモニカがめんどくさかわいいとなるだろう。他人に好意を寄せることになれていない人間らしく、それが思惑通りに進まない時には全部ぶち壊したくなっちゃうわけだ。やっぱりめんどくさかわいい。
本編の進行とは全く関係ないと思うのだけれど、統政庁のゼアドールと黄金のマハの間で、なにやら変なフラグが立っちゃったみたいなのが笑える。…もしかしてこれも本編に関係しているのかな?何か因縁があるみたいでもあるし。
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