紙の本
ああ、やっと下巻を読めたぁ。
2020/10/04 15:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ぼんくら』の続編。TVドラマ化されて結末を知っているというのに、またも夢中になって読み進む。本書は上下巻併せて入手してから読み始めるのをおススメ。上巻読んだ後、なぜかなかなか下巻を入手できなくて困惑しました。長屋の事件は思わず大事件になって、聡明な弓之助の推理と、そこから導き出される結末が秀逸です。
紙の本
またまた個性的な面々が・・・
2020/09/28 13:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ぼんくら」の個性的な面々に加えて、「日暮らし」では更に個性的な人物が加わっている。また、名前だけしか出てこなかった人も出てくる。構成は「ぼんくら」と同じで最初に短編が続き、長編になだれ込む。そして長編の中で、短編に出てきた内容が伏線として効果的に使われている。大変面白い。
投稿元:
レビューを見る
短編を繋ぎ合わせたかのように構成した
巧みな伏線の数々・・・
作者の筆力の高さを改めて感じたが
ストーリー的には今一歩・・・
もし,前作「ぼんくら」を読んでなかったら
自作に手を出すことはなかったのかも・・・
前作があってこそ生きて次につながる作品だと思う
投稿元:
レビューを見る
新作『おまえさん』を読む前に再読しようと、図書館で予約していたのに、先に『おまえさん』の方が届いてしまったうえに、図書館が年に一度の長期休館に入ってしまい……どうしようか悩んだけど結局やっぱり再読しておきたいので新装版を買いました。
買って読んで良かった。心の描き方がほんと天下一品!
投稿元:
レビューを見る
たくさんの人を傷つけてきた湊屋の謎がまた一つあばかれて終わったのかなと思いました。殺意をもたれたときには命が繋がって思いがけないきっかけで命を落とす運命というには寂しいですね。
今回また少し成長した弓之助が見れたことが楽しかったです。
投稿元:
レビューを見る
最後はちょっと予想外。ミステリーとしてもすごく楽しめたし、個性豊かな登場人物が魅力的です。人情的な場面も読んでいて心地いいです。時代物ならではという感じ。村上豊さんの絵が良く合う。
投稿元:
レビューを見る
事件の影に「湊屋」あり。
今回もまた「湊屋」の忌まわしい過去が事件の発端か……
と思うと意外な結末。
だんだん夫婦らしくなっていく左吉とお恵。
少年と大人の間で心が揺れ動く弓之助に「おでこ」こと三太郎。
仕事のパートナーを得て仕出屋を始めたお徳。
みんなそれぞれ悩み、立ち止まり、そして前を向いて歩き出す。
めでたく祝言をあげた幸せいっぱいのおとよ。
出生の秘密、自分の居場所を探す宗一郎。
もと鉄瓶長屋の差配人の久兵衛。
なんと愛すべき・見守るべき登場人物の多いことか。
事件の謎解きもさることながらこの物語のおもしろいところは、たくさんの個性あふれる登場人物の魅力である。
投稿元:
レビューを見る
読み終わってみると、、まあまあな感じ。ここが、イマイチ宮部みゆきにハマれない理由かも。続編も読むけどね。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり宮部さんの時代物好きだなあ。
人の温かさとか感じられて。でもそれと反対に恐ろしさもあって。
実は前作であるぼんくらの内容をだいぶ忘れていて読んでしまったのですが、それでも何とかなった。弓之助とおでこのコンビはかわいいし、平四郎は相変わらずだけどまあ、よい人だ。血生臭い事件でも、じんわり胸があたたかくなったよ。
投稿元:
レビューを見る
喝采!このシリーズは面白いですね。井筒の旦那や政五郎らの気持ちいい、小気味いい?男ぶり、弓之助の又市さんばりのキレ(^^)終わり方も気持ちよくで、すぐにでも次を読みたくなります
投稿元:
レビューを見る
弓之助とおでこがいいコンビ
葵さんが予想外なことで亡くなってしまった
お六からの視線の生きていた葵さんの姿の話
扇子の話
佐吉夫婦の話
別々なようだけど
ちゃんとつながってる…
おまえさんも読むのが楽しみです
投稿元:
レビューを見る
再読。宮部みゆきの作品では、現代物やファンタジーより時代物が好きだが、その中でもこのシリーズが一番好き。「おまえさん」は文庫で購入したが、まだ未読。読む前にもう一度おさらいしておこうと再読したが、やはりぐいぐい惹きつけられる。謎が解けていくという点では「ぼんくら」より読後感がいい。
投稿元:
レビューを見る
いやいや、おもしろかった~~。読んでてすっごく楽しい。
平四郎のまわりの人々の日々の生活を読んでるだけでもおもしろいかも。
すべてに引き込まれて読んだ。
最後の殺人犯については、なんとなくとってつけたような感じがしなくもなかったけど。
へらへらしているように見える平四郎が人を諭すところが好き。
そうだよねえー、と思えて、同時になんだかすっきりする。
上巻の感想にも書いたけど、本当に、働いて生きていくということについて、考えさせられる。
解説にもあったけど、人情といっても、ただ人を甘やかすだけの人情じゃない。だれにも頼らずに自分でなんとかするしかないことってあるのだ、とか。自分が気持よく、いい子になりたいために人に情けをかけてはいけない、とか。まっとうに、地に足をつけて生きていかなくては、とか思わされる。
投稿元:
レビューを見る
個々の話しがつながって、うまーく最後にまとまったね。
古臭く言うならば、いやはやあっぱれ、って感じです。
こんな手法もあったのかーって感じで、話しの作り方がうまいなーと思える作品。
宮部作品はやっぱり時代物に限る!
さらに続編(?)があるようなので、読んでみたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
さすが、宮部みゆき。
上巻で登場したあれこれが見事に繋がって物語を導いて行く。
登場人物の誰もが生き生きとしている。
真犯人の現れ方と動機があまりにも唐突な気がするし
やりきれない真実ではあるが、だからこそ弓之助の語りが活きるのかも。
個人的には色んな場面でお徳さんの料理が活躍するのが嬉しい。