紙の本
能力の交換。しかし・・・
2021/10/16 18:04
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
それぞれが持ってる能力(得意技とか)を他人の能力と交換してくれるお店。ただし選べない。
自分が持ってた能力で別の人が注目されたり、自分が貰った能力が元の能力よりもっといらないモノだったり、さらに最悪なのは・・・
オチがちょっと怖い、でも面白い。
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投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
全体としては重い感じ。
私は『さよならギューション』が大好き。
泣きました。
いらない能力だと思って捨てたら最初はいいことがあるけど最後はやっぱり、、、。
新しく手に入れた能力も、最初はいいけど、、、。
ホラーちっく、ファンタジーちっく。
ただ交換するだけではなく、後半では『ばくりや』についての説明があったり、微妙なつながりがあったり。
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自分のいらない「能力」と自分の持っていない他人の「能力」を、交換してくれるお店「ばくりや」を舞台にした連作短編集。
いつも絶妙なんだけれど、今回も笑いや泣きのツボをツンツンしてくれた。
ちなみに、野球選手の話と泣き虫の話がツボ。
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ご不要になったあなたの能力お取り替えします。北の街の路地裏に、その店はあった―。ハンサムでもないのに異常に女にもてる、就職した会社が必ずつぶれる。古い自分を脱ぎ捨てるため、「ばくりや」を訪れた者たちの運命は(「BOOK」データベースより)
女性に異常に好かれる能力&刃物研ぎの技能・・・逃げて、逃げた先に
大食いの能力&雨男の能力・・・雨が落ちてくる
会社をつぶす能力&動物に好かれる能力・・・みんな、あいのせい
剛腕ピッチャーの能力&アイスをエロく食べられる能力・・・狙いどおりには
泣き虫の能力&弁舌の能力・・・さよなら、ギューション
タイミングに関する能力・・・ついてなくもない
きりがよすぎる能力・・・きりの良いとこりで
組み合わせが絶妙!
能力の交換っていうシチュエーションだけでも面白いのだけれど、この組み合わせがそれぞれを面白い話に仕上げています。
割と話がよめる部分もありますが、それが気にならないくらい楽しめますよ。
ラスト2話の流れもうまい。
ブラックなラストがお好みの方にはぜひおススメしたい一冊。
私は「狙いどおりには」の二人が結構好きですね。
あの能力はどちらもいりませんけどww。
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【ご不要になったあなたの能力お取り替えします。北の街の路地裏に、その店はあった―。ハンサムでもないのに異常に女にもてる、就職した会社が必ずつぶれる。古い自分を脱ぎ捨てるため、「ばくりや」を訪れた者たちの運命は。】
着想が面白い。
様々な「不要な能力」を交換するのだが、
なんだかみんな不幸になっていくようで、
ちょいブラックな感じ。
最終話なんて、ホントに・・・
これまで読んだいくつかの著者作品のなかでは、
やや好みと外れている感はあるものの、
作風が読めない・・・というか、
読むごとに新しい世界が見られて新鮮。
これからも追いかけていきたい作家さん。
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乾ルカ先生と、三省堂書店有楽町店(@yrakch_sanseido)さんに感謝。
ブラックな大人のおとぎ話だったなと。
ちょびっと北の大地とご縁があるので、なんとなーく場所がわかってしまったり
そこはかとなくニヤリ、が多かったお話でした。
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面白ぃ設定だと思うんだけど、なぜだかしっくりきてなぃ感じ…。
いらなぃ(と思ってる)能力同士を交換するお話なら、
交換した相手のエピソードを連作的につないでいく構成の方が、
設定も活きてくるんじゃないかと思ったんですが…。
能力を交換した結果、
幸せになることも不幸になることもあると言ぅ設定はいぃと思います…。
いらなぃと思ってた能力が、実は素晴らしぃ能力だったと言ぅ設定も…。
全体的にはいぃと思いますが…、やっぱりしっくりきてなぃかなぁ…。
もったいなぃかも…。
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不要な能力を誰かのものと取り替える、という店「ばくりや」。そこを訪れるさまざまな人たちの顛末を描いた連作短編集。
役に立ちそうな役に立たなさそうな能力の数々。しかしどれもがそれを持つ人間にとって不要、というより重荷になっていて。それがなくなって万々歳!……かと思いきや、そううまくもいかないわけか。全体としてはブラックな味わいです。「ばくりや」の裏の姿なんて、ホラーっぽい部分もあるかな。
お気に入りは「さよなら、ギューション」。これにはしんみりしちゃいました。たしかにあの能力はありがたくないだろうし、代わりの能力は素晴らしいものなのかもしれないけれど。それだけでもなかったんだろうなあ。
「ついてなくもない」も好き。……なるほど、そういうことだったのか! そりゃあ得がたい能力です。
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あなたの能力を、あなたにはない誰かの能力と交換します
自分のいらない能力を『交換』してくれるところがミソ
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異常にモテる、勤め先が必ず潰れる、些細な事ですぐ泣く、
持て余した能力を、他の能力と交換してくれる不思議な店・ばくりや。
ただし交換する能力がどんなものになるかはわからず、返品もできない。
物足りないものもあったが
後半の流れにはニンマリ。
次はどんな世界を紡いでくれるのか、楽しみな作家さん。
【図書館・初読・11/9読了】
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物語の世界にひたる、という楽しみを堪能させてくれる一冊。
ピンポイントでその人にその通知が来る、というあたりで「笑うせーるすまん」を思い出した。
異常に女にもてるとか、勤めた会社が必ず潰れるという「能力」は小説的ではあるが、交換された能力と等価交換ではないあたりが絶妙。
皮肉な結末や、発想の転換という結末もあったが、やはり「ギューション」がいちばんぐっとくる。「狙いどおりには」の醒めた結末もまた一興であった。
ラストのまとめ方は、さもありなんと思わせるが、実にしっくりまとまっている。
乾ルカさんはどんどん面白くなる。
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ホラー小説なのかと思った!
”あなたの能力交換します!”で気になって(日経新聞の書籍紹介だたかな)
ハードカバーがあまりにも可愛いのでついつい購入。
カバー裏側にいる女の子がファッキューをしているようで、
気になる。
表紙の女の子が誰なのかも
気になる。
物語の構成がとても好きだ。
毎晩1話ずつ読める気軽さ。つながり。
毎回のばくりやの紹介の仕方がとても心地よい。
最初の彼は「女に異常に好かれる能力」をもっているわけだけれど、
私の能力は、これだ。
「男に魔法をかけちゃう能力」←
交換に出したいとはあまり思っていないけれど(まだ楽しめてはいる)、
トラブルをつくりだして、人生をややこしくしてる能力には間違いない。
いつか私もばくりやに足を運んでしまうかもww
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いらない自分の“能力”を他のものを取り替えてくれる、という「ばくりや」。ただ、代わりに与えられる能力は自分では選べず、返品もきかないという。それでも取り変えたいと思う人々がやってきた顛末は?? 空気に湿った雪の気配を感じる北の街にある「ばくりや」。
望みもしないのに女にもてて仕方がない、勤めた会社が次々に潰れる、いつでもすぐに泣いてしまう、とても間が悪い、いつでもキリ番に当たってしまう、など、いいのか、悪いのか、わからない能力も含めて、それがイヤでたまらない人たちが、引き寄せられたように「ばくりや」に。
読者としては、交換した能力がとんでもないものであたふたする、とか、いいと思っていたけど結局はストンと落とされる、なんていう展開を予想してしまうし、また、そもそも、なんでそんな「ばくりや」が存在するのか、という問いかけに対する答えも用意されているんだろうな、とも。
う~~~ん、設定は面白いと思ったんだけど、なぜ交換したものがそれなのか、という、その能力を前に持っていた人の話も出てきてほしかった。後半ではきっと前半に出てきた人たちのフォローとして、そんな話も出てくるんだろう、と思っていたのにちょっと肩透かし。
前作の「てふてふ荘へようこそ」が好きだったから今回も期待したんだけど。
ホント、せっかく面白い設定だったのになぁ・・・。
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面白かった!どの話もオチがよく効いていると思う。交換した相手が分からない話は、相手がどうなっただろうとつい想像を膨らませてしまう。能力を交換。私なら何を出すだろう。
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息抜きに、軽い小説をお求めの方にお勧め。
ちょっとそれは…という場面もあるものの、最後はすっきり終わります。
面白かった。感想の続きはブログで・・・
http://pinvill.cocolog-nifty.com/daybooks/2012/01/post-3a6d.html