紙の本
医は仁術・ヤクザは仁義!
2012/01/24 23:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セケン - この投稿者のレビュー一覧を見る
刑事ものばかりと思っていた今野敏さんに、こんなシリーズがあったなんて…。
<医は仁術×やくざは仁義>
書店で見てこの帯のフレーズに一目で惹かれました。
この任侠シリーズは三作目です。
最初はつぶれかかった出版社の立て直し(「とせい」)
次はなんと荒れ放題の学園に乗り込んで生徒達の心をつかみ(「任侠学園」)
そしてこの最新作はつぶれかけた病院のスタッフの気持ちを一つにまとめあげて去っていきます。
親分の無理難題には逆らえず、若い者たちにも気を配り、
地域住民や他の組織との関係にも神経をとがらせ…
やくざでありながら中間管理職の悲哀をにじませる主人公。
思わずドラマ化の配役を想像してしまう、キャラが際だった組員達。
ところどころ思わず吹き出してしまうので、人なかで読むときは要注意。
早くも「次はどこへ?」と期待している
★7つあげたい
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズが好きで、またまた読んでしまいました。お話の展開はいつもと同じで、やくざさんとは思えないほど真面目な主人公が、困っている人たちを助けます。分かっていてもつい読んでしまうくらい面白いです。
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文句なく面白い。お得意の警察物とはまた違って、爽快、痛快、愉快、快感!敏先生の代表作がまた増えましたね。
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「とせい」「任侠学園」に続くシリーズ第3弾、「とせい」では出版社を、「任侠学園」では高校を、そして今回は病院の建て直しをはかる古き良き正統派ヤクザの活躍を描いた勧善懲悪的ユーモアな小説。
軽いタッチで安心して楽しめる作品で、重たいモノを読んだあとは清涼剤のように感じてしまう。ただ、シリーズ3弾は、前2冊に比べてマンネリというかキレを感じなかった。
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今回は病院の建て直し。
またまた日村さんの胃のほうが心配。
今回はオヤジさんが大活躍?台詞?が多くて頼もしかった。
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下町の任侠が世田谷の病院の再建に手を貸す。
病院の掃除等の雑務を請け負っている代理店が別のやくざのフロント企業で、軋轢が生まれるが、病院の医者、看護師、事務員すべてのスタッフが一団となって戦う。
戦う過程が面白い。
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楽しく読みました。
おもしろそーな作品だったので読み始めたら一気に読了。
ただ後半部分は、急ぎすぎかな。
もうちょっと深く掘り下げた方が良かったのでは?
この内容じゃ、誰も知っている問題を何の解決策も無く書いているだけな様な気がする。
次回作に期待!!!
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今野敏さんの執筆のスピードに驚く。しかも内容もほんとに一気読みしてしまうストーリーばかり!もっと阿岐本組を見ていたい。読み続けたい。
そして、掃除掃除 と思うww。
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最近、今野敏さんの本ばかり読んでいる気が
しないでもない・・・
楽しいお話でした。
昨今は、やくPさんたちも
なかなか、生きにくい世の中になりつつありますが、
このお話のやくPさんたちは、まっとうな方たちで、
思わず、応援したくなっちゃいました。
長くなるので、良かったら続きはこちらを・・・
http://tschuss12.jugem.jp/?eid=222
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●昔ながらの義理と人情&ご近所付き合いを大事にする任侠集団(つか893)阿岐本組の代貸日村は、今日も悩みを抱えることになった。
永神のオジキが(また)持ってきた問題山積破綻寸前の病院を、彼らの組長阿岐本雄三がいつもながらの親分肌(つか物好き心)で、どーーーーーーーーん!!!!と引き受け経営再建に乗り出すと言うのである。・・・・。
●シリーズ第3弾。と言うことに気づいたのは、日村の心情を記した地の文で、やたら“出版社のとき”とか“私立高校の時”なるワードが出てきてからです。そりゃそんな強調されたら前作があるとわかるわ。
で、いったん中断して『任侠学園』から読み直し。『とせい』までには手を出さず。
構造は学園病院とも(もちろん)同じで、問題だらけの対象をヤクザならではのやり方で改革改善し、無事に解決した後は颯爽と去って行く(なぜなら阿岐本のオヤジが飽きたから・・・)と言う展開。
なんだよ水戸×門かよ! きっとコンセプトはそんなもん!!Σ(゜Д゜;)
でもそんなおはなしの需要もありますよね。別に悪いことではありません。
●タイトルは類似してますが、某『任侠ヘ×パー』とはテイストも違いますし関係もございませんので、その点のみご注意。失われし日本人の美徳は任侠の道にありと謳った点では似てるかもしれないが。
それが正しいかどうかは知らないけれど、そうあってほしいと願っているロマンチストに勧めましょう。こぢんまり次郎長・・・・・?
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今野氏の小説は2作目。前回は、スクープだった。共通していえることは、登場人物の設定に無理がある。なぜ、組長は貫禄のある大人物なのか?言葉で形容しているだけ。ストーリーから人物像が浮かぶような構成になっていない。子分たちも同様、昔暴走族でならした子分の荒々しさや、PCお宅のマニアックさが伝わってこない。やくざと付き合う女子高生やその父親が住民運動のリーダーという構成にも無理がある。
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この本を買ったときに、どこかで似たような本を買った記憶が確かにあった。売場で書名を見ても、作者・今野敏の名前を見ても、そして奥付けの著者作品「潜入捜査」「警視庁FC」など見てもとんと思い出せない。何だろうか、唐獅子牡丹シリーズの西村健だったか、それとも小鳩組の荻原浩だったろうか。
そんなもやもやした気分で読み出したのが本書。冒頭で阿岐本組組長が代貸・日村に潰れかけた病院の立直しに乗り込むと告げ、素人のできることではないと及び腰の日村に対して「おめえ、出版社のときも、学校のときも、そんなことを言ってたよな。」「だが結果を見てみねえ。潰れかけた出版社も高校も今や健在だ。」
ん?どこかで読んだ記憶がある展開。学校の立直しにヤクザが乗り込む?と慌てて過去の購入本のDBを調べると、やっぱり有った「任侠学園」。おまけに「とせい」もだ。何だ、買ったときにDB登録するついでに調べて居りゃ何も悩まなくて済んだのに、と反省しきり。
と、言うことですっかりボケていたのだが、そうと判れば話は早い。堅気には迷惑をかけない正統派任侠団体・阿岐本組が何にも金にならないのに男気だけで病院経営の立直しに向かい、そこで関西系組織のフロント企業と目される出入り業者の嫌がらせも乗り越えていく、という言わばおきまりのハッピー・エンド物語だ。
単純で先が読めるのでマンネリと評価する人も居るかもしれないけど、時代小説だって似たようなものなのに批判はされないじゃないか。つまりこの任侠シリーズも一本独鈷の阿岐本組組長、冷静な日村代貸のコンビのマンネリ物語かも知れないけど安心して読める任侠エンタメで、とにかく面白けりゃ良いのだ。
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「とせい」、「任侠学園」につづく作者の任侠シリーズ3作目。
前2作とも、まじめに地域貢献する“指定暴力団ではない”ヤクザが、
痛快にヤマを片付けるところが気に入っていましたが、今回も
やってくれました(今回の仕事は病院の経営建て直し)。
多少は現実離れした設定もありますが、身近にこんな人たちが
いてくれたら頼りになるなと思わせてくれます。
このシリーズ、次回作も期待しています。
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やくざものの話ということで、堅苦しい文章かと思いきやものすごく読みやすい本。
欝な展開になることもなく、すごく面白かった。
単純な話なので多少好き嫌いに分かれるかもしれないけど、無駄にシリアスな話が苦手な自分にとってはこういう軽い読み物が大好き。
2時間ぐらいで読み終わったし。
他の作品も読んでみたい。
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新年1冊目がこの本。
別に深い意味はないですけどね。
任侠学園が面白かったので、こちらも読みました。
昔堅気のやくざに惚れます。
かっけー。