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企業に向けて、自社のコミュニケーションにメディアの役割を持たせることにより、企業体質(売り、ブランド、CSR)が強くなるという話。企業の担当者、マネジメント向けに書かれていて、おもしろい。とりあえず、何かやりたいをいう企業(弊社のグローバルのトップはGMOOT=Give Me One Of Thoseというと言っていた)が多いが、戦略的に全体を組み立てろとまっとうな話。ケースも面白く、企業の担当者のみならず、エージェンシーでも参考になる。
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具体的な事例を交えながら、ソーシャルメディアをはじめとする、ネット活用した企業戦略について解説する。結構イメージしやすく書いてある。
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フリー、シェア、パブリックの監修者の本ですが、それらのほうが懐が広い印象で、逆に本書はより実践的と言うか、型にはめていく印象を持ちました。ところどころにいい話が出ていて、テクニックとしては参考になる所があります。
しかし必要以上にカタカナ語が多い。横書きで英語表記にしてくれたほうがわかりやすいんじゃないかな。メディア化、ファン化、感情が大事、と訴える本だからこそ、そういうところにも気を使って欲しかったです。カタカナ語嫌いの僕には通読は無理でした。つまみ食いでの評価でスミマセン。
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Owned Mediaを持つことによる、マーケティング戦略についてまとめられている。
前半は企業にとって、SNS利用が避けて通れなくなっている、というトレンドを解説。
※ただし、ガートナーは2014年にはソーシャルバブルははじける、と発表している。
戦略的なポイントは後半に集約されており、特に注目すべき点は以下の2点と捉えた。
・企業が用いるべき「オープン」
・ソーシャル上でのフォーラム(=コミュニティ)作り
≪企業が用いるべき「オープン」≫
この要点は以下の5つ。これらの要素を展開することが求められる。
・開放性
・透明性
・改変性
・共有性
・改善性
継続・発展的なビジネスモデルに求められる要素と同様と考えればわかりやすい。
≪ソーシャル上でのフォーラム(=コミュニティ)作り≫
これは大別すると3つの要素、10の項目から成り立つ。
ここに“ストーリー性”が加わり、ユーザ・エクスペリエンスを築くことができれば競争力に繋がる。
●グランドルール定義
- ルールを決める
- カテゴリーごとに場所を決める
- 検閲しない
●フェアなファシリテーションをする
- 売り込まない
- うそをつかない
- 適切にモデレートする
- 常に平静
●変化に備える
- データを守る
- フォーラム(コミュニティ)の存在をPRする
- 一貫した目的を持つ
ソーシャルでのマーケティングは、実社会でのコミュニケーションに近い。
人と人同士の、敬意のあるコミュニケーションとはどういったものか、
それを考えて適用することが一番の近道かもしれない。
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オウンド・メディア(自社サイト)とソーシャルメディアそしてマスメディアの連携による企業のメディア化論じ、前田建設などの事例を交えその方法論を説き、接続された企業(顧客と共創する企業)への展望を語ります。
こんな手法があったのかと驚いたキュレーションの手法を次に引用する。
(1)アグリゲーション(情報の集成):オンライン上から、特定のテーマに沿って情報を集めてくる手法。
(2)ディスティレーション(蒸留):オンライン上に散らばるその情報からエッセンスを、抽出し、表現を単純化して提示する手法。
(3)エレべーション(上昇):ツイッターのような140文字の呟きのなかから、大きなトレンドを掴み提示する方法。
(4)マッシュアップ:古い概念でも新しい視座を与え、その意義や文脈内の配置を換える手法。
(5)クロノロジー(年表):ユーザーの理解のために時系列に構成する手法。
これは一例だが、このような密な説明が多く、とても濃い内容になっている。実際に企業のメディア化を設計する際には細かく読み砕いていく必要がありそうだ。
ネットメディアでは情報が全てであり、コンテンツ力が決め手になる。そしてそれはトップのビジョンがその根本をなすとのこと、最終的には経営の問題に帰結するのだな。
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ちょっと難しい所とすでに知っているところと混在するような本でしたが、企業は自らメディア化すべしと言うのは、情報発信の大切さを思う私にはぴったしの本。ただ、どんな情報をどのように発信するのか、単になれ流し的な発信でいいのかどうか、そのあたりも含めて考えないといけないのでしょう。
でも、そんな難しく考えたり、効率や利益などを検討すると、どうもつまらなくなるのもあります。この本に「担当者がわくわくできないものに誰が興味を持ち得るのか」とありましたが、まさにその通り。わくわくするから楽しくって、わくわく感をお裾分けするくらいの気持ちでいるといいのでしょう。
「ソーシャルスター社員を発掘育成せよ」ともあったけど、全くの同感です。しかしある程度これは天性のものもあるんじゃないかな?
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言葉の辞書としては手軽。内容もなるほどと思わせられるところもあるが、咀嚼が必要。マニュアルっぽいのに、整理と各論の連携が足りていないため、ある程度の知識と、本分野における経験があると、より納得しながら読める。
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主に企業に所属しているマーケティング、及び広告担当者向けの一冊。
たくさんの事例とあらゆる手法で、「企業のメディア化」を成功に導く、という点について語られている。
自分の頭が弱いのか、メディアについての話とマーケティングについての話がゴッチャになって次々と出てくるため、いまいちピンとこなかった。
そんな自分が残念。
「至極当然」という内容でも「超目新しいアイディア!」というワケでもないが、これからのソーシャルビジネス、マーケティングを考える上では、一種のガイドラインとなるのは間違いないかと思う。
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目新しい事は多くなかったが、事例も豊富で、Web戦略について網羅的に復習出来てアタマの整理が出来た一冊。
メモ:
■アドボカシー・マーケティング
■既知でなく、曖昧な欲求である「未知検索」に対応する。
→非ブランディング層へのアプローチ
■AISASから、ARLAS
気づき→推薦→いいね!→購買→共有
■フリー化すべき「潤沢」と、フリーにしてはいけない「希少」。
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Facebookなど、1つのメディアに偏らず、自社をメディア化して、情報を統合して発信するマーケティング戦略を展開しようという提言。それと関連して、ソーシャルメディアの活用方法が述べられている。具体性では、他のマニュアル的な書籍に劣るが、考え方は納得できる部分が多い。
中小企業やB2B中心の企業にも配慮しているのが好もしい。
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2012/02/14 「新刊につき地元優先」と県立図書館からメール。
2012/04/06 桑名市立中央図書館---県立図書館。
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ここ数年の急激な変化を思うと、つくづく年下から学ぶ時代だとおもう。仕掛け側にはたててないけど、利用者としてはまだ辛うじて世の中についていっているつもり、だけどね。
メディアという概念は劇的に変わりつつある。わりといい本。
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新しい視点、という意味で再確認することが多かった一冊。しかしながら、本書の主張する施策がさも唯一最強の手段かのような(譲歩はされているものの)発言が目立つ。具体的なアドバイス、という項では、言い古された主張が多かった気も。作者にはいつも良質な刺激を頂く分、少し残念だった一冊。
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企業が広報・宣伝活動を行う際に伝えたい人に情報を伝えられているのか?
従来の一方的な製品の売り込みではなく、ユーザーとの対話を重んじた情報発信を行うため、著者は次のことを実践することを促しています。
1)企業自らメディア化すること。
2)自社の伝えたいことをコンテンツ化して発信すること。
3)ソーシャルメディアを活用してユーザーに届けると共にユーザーと企業の信頼を深める。
情報が溢れる今の世の中でいかに情報に希少価値をこめ、ユーザーに届けるとのか。。。
メディアによる情報発信、集客方法で勉強になるところが多々発見できた一冊ですた☆
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メッセージは、どんなにシンプルでも冗長性と反復性がなければ、記憶に刷り込まれない
企業の語る物語=コンテンツ+エピソード
コンテンツ ブランドの世界観を表現した作品型のもの ex.サントリー伊右衛門
エピソード ブランドに関する実話=ファクト
コンテンツはフィクション、エピソードはノンフィクション
消費者の語る物語
バズと信念
バズ ブランドに関する消費者のうわさ話や口コミ
信念 消費者によるそのブランド対する思い込みや確信
ブランドヴァリューが消費者の信念と合致するのが理想
エピソードを編集力によってエンターテインする
これまでのクリエイティブとは、既存媒体の枠の中でいかに注意喚起し、欲望を相手に植えつけることができるかが肝だった。しかし、今では、どうやってユーザーの共感を導き出し、それを口々につぶやいてもらい、自分たちの友人に推薦してもらえるか、さらにそこからどうやってそれらユーザーたちを自社の顧客にまでつなげていくかのアイデアが問われている
ゲーミフィケーションの活用
1報酬プログラムの付与
2可視化(ユーザーのアクティビティにおける達成や現在の状況等)
3競い合い
4協働
アポイントメントダイナミクス
特定の時間内に定められた場所に戻り、ある行動を取れば報酬がもらえるという設定
情緒を発生させるには単に記事を羅列しているだけではダメ。文脈が発生しなければ、情緒は生まれてこない。この文脈発生装置こそ。メディア化戦略の核心。必要なのは、ユーザー体験も含む価値の提供=コトラーのマーケティング3.0
オンラインにおける企業からの告知は、「統制」ではなく「移譲」