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佐々木譲の直木賞受賞作。正直、佐々木譲であれば、もっと面白い本はいっぱいあるが、この本で受賞にいたっている。やはり、直木賞は作品賞というより、人気作家の称号なのである。
とはいえ、この本もかなりの高レベル。
北海道のローカルエリアを舞台として、休職中の刑事が事件解決の糸口を見つけ出す短編シリーズ。主人公のさりげない中にある鋭い推理や、北海道の地方に住む人物像が生き生きと描かれ、あっという間に引き込まれていく。
やはり佐々木譲は面白い。
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私が今一番気に入っている佐々木譲。
直木賞受賞作が早くも文庫に。
そりゃー、即買い。即読了。
短編で読みやすく、そして面白い。
休職中の刑事が事件にかかわりすぎだろうというツッコミはなしということで(笑
おすすめ。
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ミレニアム2を読んでいる途中で、一服したくなったので「佐々木譲」。なんというかお手軽で、深い考えもいらずに筆者の誘導に乗っかるだけで、無事着地できる安心感がある。
短編集になると、人物描写がどうしても主人公だけ濃くなってしまい、他との関係性が微妙にリアリティがなかったりするんでけど、あまり頭を使わず別世界に行ける利点は捨てがたい。
個人的には、こういう時読むのは横山秀夫の方が好きなんだけど、ほとんど読んでしまったし著作が少ないので、佐々木譲になっているのが現状。
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主人公は休職中の警察官。自宅療養中で暇で暇で仕方がないからあちこちの事件に顔を出す――ってなにそのニート小説!?
木曜夜10時の連続ドラマ枠に似合いそうな、定番ミステリーです。
主人公にまったく見せ場がなく淡々と事件を解決していくのがすがすがしい。
重すぎず軽すぎず娯楽小説としては申し分ないのですが、ときどき、奥歯にものが挟まったような事件の解決の仕方をするのがちょっと気になります。
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警察小説。といっても主人公は休職中。休職中ながらも様々な事件に巻き込まれ、過去のトラウマと復職へ希望の間で葛藤する。同じ警察小説なら横山秀夫の方がストーリー展開がピリッとしていて、陰影が深い気がする。ただ、あえて行間に登場人物の心情を潜ませてすべてをつまびらかに文章化しない書き方に惹かれるところもあり。もう何冊か読んでみたい。
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推理小説なのか、心情をよみとく小説なのか…最後までモヤモヤした感覚が拭い去れなかった。
心情であれば、もっと長編でじっくり読んでいきたいと思った。
個人的には短編だと物足りないことが多いのでそのせいかもしれないが…。
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休職中の警察官を主人公にした短編集。全体を通して静かな感じで主人公の状況とか雰囲気がよく出てる。一番最初の『オージー好みの村』が一番好きかな。読んでるとさっき言ってたことはそういうことだったのかなぁみたいないわゆる行間を読ませる感じが読んでて気持ち良かったし考えさせられた。
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佐々木譲の直木賞作品。やはり道警の警察官モノ。短編集とは思ってなかったが…休職中警察官が主人公。アクが強い訳でなく、淡々と事件を解決してくのは、なかなか面白かった。でも直木賞は、この作品じゃなくて、警官の血 じゃないかと思うけど。
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短編推理小説は簡単に読めるが、捜査内容と結論がぶっ飛んでてあまりしっくり来ない。その材料だけでそこまで言い切っちゃう?見たいな。精神病で休職しているというのは、少し暗いが現代社会を表していて良い。ラストも○
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うーん、直木賞受賞作という事で飛びついたんだけど、内容的には物足らない感じが強い。
真実を見つけ出すそのストーリーや登場人物の人間像も、書き込みが足らない。唯一、舞台となる北海道各地の雰囲気は伝わってきたが、、、
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第142回直木賞受賞作の作品。
読みやすいし、北海道という舞台をうまく料理しているんだけど、短編集ということもあって、ちょっと物足りなかったなぁ。
でも、休養中の刑事を主人公に持ってくるという発想が秀逸。やっぱり、発想力だよなぁ。
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直木賞受賞作。ずっと読みたくて文庫化をきっかけにやっと。
休職中の刑事が知り合いから捜査依頼をうけて、刑事仲間と協力して相談事を解決、ついでに事件の捜査も進む、ようなお話。
この「休職中の」っていう設定、どうでもいいんじゃないかと思ったけれど、そうじゃなかったら毎回協力してくれる刑事が変わったり場所が変わったりしないわけですね。
短編で期待しすぎると肩透かしを食うタイプの小説だけど、連ドラにしたらおもしろいだろうな。ちょっと恋愛要素足してね。
仙道は江口洋介かな。大沢たかおがいいかな。南朋さんかな。
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ずっと気になっていた佐々木譲だが、なぜか読んでいなかったので、直木賞受賞作から読んでみた。
クラシックな雰囲気で、安定感がある。
全体としてムードは暗い。曇天の北海道、午後4時という雰囲気で、爽快さはない。人物関係やストーリー、細かい描写はさすがにうまく、ドラマを見てるように読めた。
短編より長編の方がおもしろい作家なのだろうと思うので、他の作品も読んでみよう。
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自らの失敗が招いた衝撃的な事件の結末のせいで心神耗弱となった休職中の刑事・仙道孝司(せんどうたかし)。彼が遭遇する6つの事件から成る連作短編警察小説。
犯罪者の人生も、心の傷を抱えつつ謎の核心に迫ろうとする刑事も、舞台となる北海道の各地の風景も、どこか寂しくもの悲しい。仙道が自らの回復を確信できたことで、最後に一筋の光が「廃墟」に射す。静かな余韻が残った。
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正直なところ、私はあまり佐々木譲と相性が良くないらしく、
話題になったり、賞をもらうような作品は毎度面白くない。
解説を読んでそうだったんだ、と知るような。
例えば、警察官の階級から類推できるのかもしれないけれど、
(療養中だしさほど高くはないでしょう、と思っていた)
解説者が言うより、10歳ぐらい上の年齢の人をイメージして読んでいた。
だから、あの中に2度も恋愛感情が表現されているような感覚も受けなかった。
なんとなく合わない、なんとなくわからない、というのがあるんですな。