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流刑 みんなのレビュー

  • パヴェーゼ (著), 河島 英昭 (訳)
  • 税込価格:7266pt
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日:2012/02/16
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.3

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

今読むべき小説

2012/02/21 06:41

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:K・I - この投稿者のレビュー一覧を見る

パヴェーゼは、気になる作家だ。
岩波から、その仕事を集成したものが出ているが、大部で値段も高い。
ぼくが住んでいる市は図書館にすべて所蔵しているので、
借りて読んだこともあったのだが、
なかなか大きくて重い本というのは、読みづらく、
最後まで読めなかったりした。

大江健三郎さんが「定義集」でとりあげていたから、
パヴェーゼを手に取ったひとも多いと思うが、
このたび、文庫ででることになってとてもめでたい。
(いままでも2作品でていたけど)。

この作品はパヴェーゼが反ファシズムの嫌疑で
実際に流刑になった体験をもとにした小説。
解説にあるように、
パヴェーゼは小説を書く以前から詩をかいていたようで、
文章は詩的だ。

ぼくはなかなか現代日本が生み出す散文小説の文章に
興味をひかれなくなっているのだが、
パヴェーゼの文章は水のようにしみこんでくる。

来月は、短編集がまた文庫ででるそうだ。
とても楽しみ。

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紙の本

美しく、厳しい眼差し

2024/04/10 07:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:une femme - この投稿者のレビュー一覧を見る

美しく哀しい詩のような小説。
 しかし、ひたすら幻想的ではなく、現実を見つめ、冷笑するような主人公の知的な孤独が、描かれる。
 流刑地の、辺鄙な場所に、不自由を感じながら生きている人々への眼差しがある。彼らへの同情や憐憫と同時に、自己への疑い深い分析が、他にはない魅力を持っている。

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2012/03/02 23:11

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2012/05/15 12:34

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2012/11/04 22:40

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2019/03/24 11:26

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2022/06/24 23:13

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